
前回、燕岳の登山で撮影した槍ヶ岳を記事で紹介しましたが、初冬の燕岳もまた年によって色々な雰囲気があります。
定期的に行ってると年によってまったく様子が異なるんだな、ってことを実感します。
雪の量が分かりやすい大天井岳の山肌を主な被写体として掲載しますねー。
それでは、2013年から2019年の間に撮影したものからピックアップした写真で初冬の様子を見てみましょう。
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もくじ
2013年:11月下旬の大天井岳の様子
2013年の11月は第一ベンチから雪がありましたね。
第二ベンチでは既に10本爪のアイゼンを履いてました。
合戦小屋の手前、標高2300〜2350mの間から大天井岳方面を撮影。
(以降、この場所から撮影した写真を載せるので比較してみてね!)

雪の量も多く樹林帯も積雪がありますね。
大天井岳の山肌はこんな感じ。

下山時に撮影したもの。
合戦尾根も雪の量が多かったです。

2015年:11月下旬の大天井岳の様子
初冬(晩秋)としては2年ぶりに行った燕岳です。
2015年も雪が少ないシーズンでした。
いつもの場所から大天井岳を撮影。
雪がありません…。

さすがに穂高連峰や槍ヶ岳には雪がついてましたが大天井岳は寂しい雰囲気でしたね。

燕山荘なんて夏道のままでしたからね。

合戦尾根はまだ秋って感じの雰囲気でした。

2016年:11月上旬の大天井岳の様子
更に1年後の2016年です。
雪を期待しておりましたが…。
いつもの場所から大天井岳をパシャリ。
まぁ、2015年よりは雪がありますね。

大天井岳です。
まだ薄らと雪がついたレベル。

槍ヶ岳。

燕山荘も雪がうっすら。
気温が上がれば解けちゃうレベルですね。

2018年:11月下旬の大天井岳の様子
2年後の2018年、再び初冬(晩秋)の燕岳へ。
この山行をきっかけにマンネリ化してた気持ちにブレークスルー(これは別記事で紹介しましょう)が起こることになります。
この日は丁度、積雪があった日でした。

合戦小屋の手前までは降雪の中での登山でした。
いつもの場所から大天井岳をパシャリ。

2015年、2016年と2年連続で雪との巡り合わせがよろしくなかったのでテンションが上がりましたよね。
合戦小屋もいい感じですねぇ。

合戦尾根から見た大天井岳。
ドラマチックな景色を期待し実際にその通りになりました。

燕山荘もいい感じに雪がついてました。

2019年:11月上旬の大天井岳の様子
さて、今年2019年の燕岳はナイトハイクをし朝焼けを狙った山行でした。

燕山荘への登山道もまだ夏道です。
アイゼンは未着用(てか置いてきた)です。

こちらは下山時に合戦尾根から撮った大天井岳方面。
まだそれほど雪の量は多くありませんね。

いつもの場所から大天井岳を撮影。
雪を求めるにはまだ少し早かったかな?

2019年:11月下旬の大天井岳の様子
2018年に味わった雪景色の記憶が強くて、もう一度味わいたいなぁーという気持ちで今年2回目の燕ちゃんへ。
合戦小屋の少し手前から雪道がちらほら出てきて、軽アイゼンを小屋の前で着用しました。
いつもの場所から大天井岳を撮影。
さすがに2週間前より雪が増えましたね。

大天井岳をドアップ。
か〜っこいいーね!

槍ヶ岳。

燕山荘は夏道から冬道に変わりました。

いかがでしょうか?
同じ11月でも上旬と下旬じゃ条件が違うし年によっても雰囲気が違いますよね。
ほんの少しのタイミング差で寒気が入ってきたりしますし。
最後にもう一度、”いつもの場所” から撮影した写真を貼っておきます。
2013年11月下旬 2015年11月下旬 2017年11月上旬 2018年11月下旬 2019年11月上旬 2019年11月下旬
うん、やっぱり11月は雪があって初冬の雰囲気を味わえたほうが楽しいなぁー。
微妙な季節ではありますが、チャンスを作って毎年通ってみるのが一番ですよね。
それでは。
大天井岳を撮影するのに役立ったレンズ
今回の記事で掲載した写真は幾つかのレンズで撮影しております。
しかし、改めて思うのですが雪景色の山を撮影するなら望遠レンズがあると便利です。
例えば下の写真はXF55-200mmで撮影しました。