ガイドブックなどを見ると、旅先で狙われる人は隙があるからだ、と書かれていたりします。当たっています。隙がある人は、モノを擦られたり騙されたりします。
でも、テクニックを使った頭脳犯からの犯罪ではなく、見た目で狙われてしまう人もいます。脅されてカツアゲに遭ってしまう人です。
一人旅の男の人が狙われやすいと言われておりますが、果たして本当にそうなのでしょうか??? ちょっと語弊があるような気がします。
ガイドブックには大事なことが触れられていません。それは、見た目が貧弱だから狙われやすいということを書いてないことです。
30カ国以上の国々を歩き渡った私なりの視点で、長期間、海外を周遊する男性を対象に旅先で狙われやすい人の特徴を書きます。
※体力任せで犯行に及ぶケースを想定
もくじ
ターゲットにされやすい人は体つきが細い
脅し系の手に遭う人の特徴はズバリ!体つきが細い人です。痩せて見える人ですよ。
平均的な身長ならあまり上背の高さは関係ありません。身長が低くめでも、体つきがしっかりとしている人はターゲットから外れる可能性が高いです。
どんな体格が該当するのでしょうか。
身長が160〜175cm程度で、身長から110〜120を差し引いた体重の人です。例えば身長が160cmなら50kg、身長が175cmなら55kgといった感じの体格の人ですね。
身長が175cmあっても体重が55kgくらいじゃ、ボクサーやクライマーでもない限り、貧弱なボデイにしか見えません。
一般人でこのくらいの体格だと、多くの人が世界の男性における基準から比較すると体力的に劣ります。そりゃ狙われますわ。その程度の体格だったら羽交い締めにして金品をサクッと奪いやすいですもん。
身長が極端に高い場合はターゲット対象外になります。これはマジ。日本人で身長が190cmオーバーの人がいましたがデフォルトでターゲット対象外でした。体型は普通でしたが上背で圧倒してる感じ・・・。
体格といえば欧米人なんかは身長が165cmくらいでも普通に体重が70kg以上ある骨格してますからね。それと比較しても日本人はガリガリです。
CROSS FITの世界で活躍しているChris Speallerさんの身長は165cm、体重も68〜70kgとアメリカ人にしては小柄です。Instagramに動画が載っていますよ〜。小柄ですが強そうですね。
ちなみに私もChrisとほぼ同じ体格をしています。まだまだです。上には上がいますな。
ターゲットから外れるために先ずは体重を増やしてから旅に出よう
日本人は同じ背丈の欧米人と比較しても痩せています。それは筋肉量の違いからくるものです。
その原因が現代人の食生活。朝飯はなし。昼はカップラーメン。みたいな感じで。そんな人、結構多くないですか? PCの前でカップラすすってる人。そりゃワークアウトの習慣以前の問題としてそもそも体が貧相になる食生活が原因です。
こういう側面があるのにも関わらず、ガイドブックにはそんな文言は載せません。出版社はあなたが狙われる原因は貧弱だからだ、とは書けないのでしょう。
結論です。旅に出ようとしている人は、先ずは体重を増やしておけ!ということ。痩せ体型の人は体重を増やしただけで体のパワーも増加します。仮にワークアウトをやっていなかったとしてもです。
体重を増やす目安は、最低でも身長からマイナス100を引いた体重です。身長が170cmなら70kgです。このくらいの体格だとガタイが良く見えます。というか貧弱には見えなくなります。
身長が180cm近くあって恰幅がいいように見える人が革ジャンなんか羽織っていると、あ、この人ガタイ良さそうだなって思うことがあります。
そういう人が温泉で裸になった姿を見ると・・・あれれ? ・・お腹だけ立派で腕が細い・・・。なんて思うこが多々あります。つまりですね。体重と衣類で相手に与える印象を誤魔化せるってことです。
旅先でのワークアウトは自重が基本。カリセニクスをマスターしよう。
最近、日本でもワークアウトをやる人が増えていますが、それでもまだまだ少ないです。旅に出てくる人で、ワークアウトの習慣を持っていた人ってどのくらいいるんですかね?
やっぱり欧米人と比較しても、ワークアウト習慣を持っている日本人は少ないですよね。体重を増やしつつもワークアウトをやる習慣は身につけた方がいいです。
ウェイトを使わないとガタイが良くならない、なんて考えずに自重を使ったワークアウトをマスターすることです。旅先でのワークアウトの基本は自重トレーニング(カリセニクス)になるからです。ジムなんてそこらある環境でもないですからね。
となると、現地にいる人たちも基本的には同じ条件なわけです。ならば肥やした体をウェイトの代わりにして鍛えておいたほうがよくね?って思うのです。
その基本となるのが自重BIG3です。懸垂、ディップス、逆立ち腕立て伏せです。
ぶら下がれる場所を見つけたら懸垂を。椅子があればディップスを。壁を使って逆立ち腕立てを。という具合ですね。脚は見た目のインパクトには大きな影響を与えないので対象外としました。
実際に私もやっていました。実際には懸垂とディップスだけやってましたね。あとはたまに腕立て伏せ。要するに見た目で貧弱に見えない程度まで体重まで増やしておき、その体重で自在に動ける程度まで鍛えておけばいいんですよ。
旅先では体重を落とさないように食べ物は意識して取ろう
私は、旅に出始めた頃は体重が72kgありました。この頃はワークアウトをほとんどやってませんでしたが、過去の貯筋が残っており、そのうえで体重が増えているので、上半身ががっちりしているように見えてました。
ところが旅に出てから5ヶ月が経過した頃、私の体重は59kgまで落ちてました。見た目にも体全体が細くなり、体全体の馬力も落ちてました。
その頃、ある人に旅途中で撮った自分の写真を見せたいたときのこと(その写真の自分体重70kgを切ったくらい)ですが、その方が私の写真を見て体つきがガッチリしていますね(今は・・・)と言っていたのを思い出します。
食べ物が美味しい地域に行ったら、体重が7kg増えていい感じに体が戻りましたよ。
旅に出ると、食べ物がお粗末になりがちです。気候の問題、風土の問題、好みの問題などに直面してあまり食べ物を食べたくないときもあります。でも、意識して食べることが大事ですね。
欧米人はナッツ類を好んで食べてましたね。少量で高カロリー。当時はそんなことすら知りませんでした。
まとめると・・・
・身長マイナス110〜120の体重の人は、身長マイナス100まで体重を増やす。
・その体重を自在にコントロールできるくらいの筋力をワークアウトを通じて身につける
・旅中は体重が低下しないよう食べ方に気を配る
・旅中は自重ワークアウト(カリセニクス)で鍛える
以上です。
それでは。