6年半使ってきた自宅共用のパソコンが壊れました。
モデルはLenovoのIdeaCentre B305です。(価格.com IdeaCentre B305 スペック情報)
購入時はこのマシンのメモリを4GBにしました。決してスペックが高いモデルとは言えませんが、これでFXの取引、RAWファイルの現像、タイムラプス用のレンダリングなどをこなしてきました。
5年ほど使用した時点で3.5インチのハードディスク(WD製が内蔵されてました!)を取り外し、Crucial製の2.5インチSSDに換装し使い続けてきました。しかし、ついにディスプレイが逝ってしまいました。
さぁ、困ったぞ。どうしよ?
自分のパソコン遍歴を振り返ってみるとデスクトップよりもノートPCに偏っている
私が初めて購入したパソコンはデスクトップでした。17インチ型液晶ディスプレイのNEC・VALUESTARです。当時の購入価格は17万円くらいだったと記憶しています。有楽町のヨドバシで購入してディスプレイとパソコン本体が入った箱を手で抱えながら帰ったことを今でも覚えています。
1年ちょっと使用してこのPCをオークションで5万円で売りました。お相手は駆け出しの法人でしたね。今じゃ、5万円出せば当時の何倍ものスペックがあるパソコンが簡単に手に入りますね。
2台目に購入したのがTOSHIBAのDynabook satellite 15.6インチでした。初めてのノートPCです。当時は光沢なディスプレイとharman gardonのスピーカーを積んだマシンが画期的に見えました。この格好良さに惹かれてローンで買いましたよ。今じゃ一括で買うのにね。当時の購入価格は23万円でした。
3台目に手にしたのが中古のパナソニック・Let`s note(12.1型)でした。秋葉原に物色しに行きましたよ。8万4千円で購入。USBフラッシュメモリに入れておいたHDDの使用時間を調べるツールを持ち歩いて都度、中古パソコンの状態をチェックしながら程よいマシンを探しましたね。
このマシンを手に入れた理由は、旅に持って行きたかったからです。仕事でも使う機会に恵まれ、堅牢性とフットワークさ確信を持ったことが発端でした。
4台目に購入したのが、先日壊れたデスクトップ一体型(20インチ)のLenovo・IdeaCentre B305です。
5台目として並行して購入したのが自分用のMacbook Pro 15です。今このブログを書いたりLightroomで写真データを編集するのはこのパソコンです。
こうして自分の歴史を振り返ってみると、ノートPCを使っている場面が多いんですよね。
自宅で使うならデスクトップとノートPCのどっちを購入する?
断然、ノートPCですね。それも15インチです。
その理由
自宅でフレキシブルに動けるから
セカンドPCとして自宅メインで使うんだったら、15インチがベスト・バイですね。画面の大きさを確保しつつも自宅の中でもフレキシブルに動きたいからです。特定の場所に固定されるのが嫌。これは私の深層心理にあるものです。夏なら窓際の近くで使いたいし、冬なら暖かい部屋で使いたいです。
計画を練りやすくなるから
家族(とは言ってもワイフだけですが)と将来の計画を練る時、メインのMacbook Proともう一台のセカンドPCがあれば、ダイニングテーブルでコーヒーでも飲みながらプランを立てることができるようになります。
これまでは、一体型パソコン(オールインワン:以降AIOと書きます)とMacbook Proの2台を併用してましたが、物理的に弊害がありました。結局、1台のパソコンを見ながら、あーでもこーでもないと、話し合うことになります。これでは非効率です。
画面が足りなければ外部ディスプレイを繋げば問題は解決される
外部ディスプレイが必要な場面ってそんなに多くないんですよね。でも、あれば便利。
マルチディスプレイの環境が必要なシーンは複数のリアルタイム情報を可視化したい時です。例えば、株価の動きとチャートを確認しながら注文が画面を操作する、データーセンターでのネットワーク監視をしながらメールをリアルタイムで確認をする、複数のオンライン・コミュニティの画面を起動しながら他の仕事をパラレルに遂行する時などです。
今のノートPCならHDMI接続で外部ディスプレイにつなげますね。単に画面上でリアルタイムに複数の現状を可視化するだけなら、ノートPC + 外部ディスプレイで十分です。
なんだかんだ言って外で使いたい時もある
これが一番大きな理由です。持ち運びと画面のサイズのバランスを考えると、一番の理想は13インチです。しかし日常的に持ち運びをしないなら15インチでも大丈夫です。ノートPCなら、いざ!という時に持ち出しできます。
仕事でノートPCを使ってきて、ナンバーワンだと感じるマシンはThinkPad
これまで仕事でIBM(現Lenovo)、PANASONIC、DELL、FUJITSU、SONYのノートPCを使ってきました。その中でもダントツの使い勝手を誇るのが、LenovoのThinkPadです。
ThinkPadがあればマウスがなくても仕事ができます。寧ろマウスなんか邪魔な存在です。当時、私の周囲ではマウスなんか使っている人はいませんでした。マウス?はぁ?何言ってんの?という感じですね。
なぜかと言うと、サーバーの前で仕事をすることがあるからです。マウスを使うためにわざわざ地べたに座り、床でマウスをコロコロしますか?誰もそんな人はいませんでした。全ての操作は指先で完結されることが求められました。
それを解決するのが、赤いボタンのトラックポイントです。これを使いこなせるようになれば、どこにいようとも作業が楽勝にこなせるようになります。効率が飛躍的にアップしますよ。これ、ThinkPadにしかついてないんですよねー。
購入するならBTO。選択肢はDELLかLenovo。
私がノートPCに求めるスペックは以下の通り。ただしハイスペック機はMacbook Pro15があるので、どちらからというとオールマイティーなシーンに対応できることを想定しています。
このオールマイティという曖昧な言葉を私なりに定義すると、以下になります。
外部ディスプレイを接続したうえで、
・Goole driveでスプレッドシートを編集
・複数のWebアプリをリアルタイムで利用
・音楽をかけながら、オフィス系ソフトやテキストエディタを編集
・一度に5、6枚程度の写真をLightroomで選別し書き出す
ことができることです。
実はこの程度の操作ならIdeaCentre B305でもできていました。以上のことを踏まえて、マシンを選定すると、エントリー機でも構わない、ということになります。6年前よりも基本性能が向上してますからね。
ただし最低限の条件として
- Core i3以上のCPU搭載
- 4GBのメモリ搭載でかつ、容易に増設できること
- HDDやSSDを容易に換装できること
- 非光沢のFull HDの解像度
- 8時間以上のバッテリー駆動時間があること
が欲しいです。
以上の条件を当てはめると、DELLとLenovoの一騎打ちになります。もう少し説明を補足すると、CPU、メモリ、ストレージを自由に選択できることが、マシン選定において重要なファクターになってきます。
第6世代(Skylake)のIntel Core i3の省電力タイプ を搭載
LenovoのIdeaCentre B305に搭載されているCPUはAMD製のAthlon II X2 235です。ベンチマークスコアは1660です。では、第6世代のCore i3ではどの程度なのでしょうか。CPUを比較するサイトを参考にすると、
Core-i3-6006U 3131
Core-i3-6100U 3512
Core-i3-7100U 3938
となっています。これまで使っっていたマシンの2倍以上ですね。
このスコアは、2世代前(つまり第4世代)のCore i5の下位モデル(Core-i5-4200Uなど)に相当する性能に匹敵します。単に i3だとかi5で区別はできませんね。世代が変われば性能も変わります。
ちなみに、私が現在使用しているMacbook proは第4世代のCore-i7-4870HQを搭載しています。CPUスコアは8793です。240枚のタイムラプスの写真をレンダリングして動画化する作業なんて1、2分もあれば終わってしまいます。IdeaCentre B305時代は数十分もかかっていたんですよ。そして、ファンはずっとフルパワーで回転し続けていました。圧倒的なスペック差です。
メモリ、ストレージを容易に増設できること
とりあえずメモリは4GBあればいいかなと。問題は不足を感じた時に容易に増設できるかどうか?ですね。ストレージも同様です。求めているのは手厚いサポートではありません。自分でカスタマイズできるかどうかです。
分解手順書が公開されていること
メモリを増設したり、ストレージを換装するには簡単に分解できる構造が望ましいです。DELLとLENOVOは分解手順がWebで公開されています。これなら安心して作業できます。
DELLとLenovoでは図解入りの分解情報をWebで公開しています。エントリー機種を例にしてみましょう。
DELL
Lenovo
Dellはマニュアル自体が英語です。さすがWolrd Wide企業といった感じですね。製品を安く売ってやる。だから後のことは自分でやれ!というスタンスです。
不要なソフトをバンドルし、高価格でパソコン売り、構造情報は非公開にする日本企業とは正反対です。その代わりサポートは手厚いですよね。
もうこれは好みとスキルの問題です。高いお金を払ってでも手厚いサポートを受けたければ、日本メーカーのパソコン一択です。自分で自分の着る服を選ぶなら海外メーカーです。
結果は、またトラックポインタを使いたいという気持ちもあり、Lenovoの直販サイトからThinkPad E570をポチりました。
それでは。