カメラで撮影した写真データのメインとなるファイル形式はJPEG。
RAWファイルはバックアップという考え方です。
このブログにも数多くの写真を掲載していますが、”ほぼ”JPEG撮って出しの写真を使っています。
理由はRAWファイルから現像する時間が勿体ないからです。
RAW+JPEGで撮影をするパターンは次の3つがあります。
- 登山
- 旅行
- 日常のこれぞという景色(天候による劇的に素晴らしい景色など)
それ以外はJPEGのみで撮影していますね。
さて、このRAW+JPEGで撮影した写真ですが、これまでは自宅で組んでいるSynologyのNAS環境からAmazon Photosに自動バックアップをしておりました。
しかし、2020年11月1日からこのサービスを使えなくなりました。

これでは手間が増えるばかりでクラウドへのバックアップが面倒になるだけじゃないか!
ということで、ローカル環境の運用へ見直しました。
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もくじ
デスクトップのストレージ構成をMacbook Proで疑似的に再現
写真の現像や動画編集に特化したデスクトップPCなら、複数のストレージ別にドライブ分けする(1ストレージ・1ドライブ)が一般的じゃないかなと思います。
具体的にはこんな感じになるのではないでしょうか。
デスクトップのマザーボードに設置したSSD
- Cドライブ:500GB〜1TBのSSD(M.2のNVMe規格)OS
デスクトップの筐体に設置したSSD/HDD
- Dドライブ:120〜240GBのSSD(現像ソフトのカタログデータ置き場)
- Eドライブ:4〜8TBのHDD(データ置き場)
- Fドライブ:4〜8TBのHDD(データ置き場)
- Gドライブ:4〜8TBのHDD(データのバックアップ置き場)
- Hドライブ:4〜8TBのHDD(データのバックアップ置き場)
私自身、デスクトップPCを組もうかと思いつつも…物理的に置き場所が占有されてしまうこと、そして特定の場所に固定されてしまうのが嫌で導入を躊躇してます。
そこでノートPCベースの環境でなるべくデスクトップに近い環境を疑似的に再現してみようと思ったわけです。
もちろん、Macbook Proはデスクトップ並の拡張環境は期待できませんが、使用用途を考えると十分なのではないかと思っています。
流石にCPUやメモリはMacbook Pro本体に内臓されているマザーボードに半田付けされている(オンボード)ので変えられませんが、ストレージ周りの環境なら構築できますよね。
具体的にはこの構成で運用しています。
- MacBook Pro本体SSD 512GB(OSやアプリ)
- 外付けのHDD 500GB(Time Machineバックアップ用)
- 外付けのSSD 1TB(現像ソフトのカタログデータ置き場)
- 外付けのHDD 2TB(写真データ保管)
- 外付けのHDD 2TB(写真データ保管)
- 外付けのHDD 2TB(写真データ保管)
- 外付けのHDD 4TB(動画、タイムラプス素材データ保管)
- NAS 8TBのHDD(写真データ保管用)
この先2〜3年の将来についてはストレージを入れ替え/追加、個別の大容量化で対応していく予定….
将来的にはSSDの価格も落ち着きHDDよりもコンパクトなサイズで大容量化もできるかもと思っています。
外付けSSDの規格はMacbook Proの世代に注意(重要!!)
カタログのデータ置き場には外付けのSSDをUSBケーブルで接続して使用しています。

SSDはTranscendの専用外付けケース(TS-CM80S)に入れて使っています。

ケースにはWestern DigitalのM.2のSATA(書き込み速度530MB/s)規格のSSDを接続しています。

<参考情報>
M.2とは上の写真のような板状の形をしたプリント基板型のカードです。
M.2の接続端子には2種類の「切り欠き」があります。
一つは、SATAタイプで2箇所の切り欠きがあるB&M key。
もう一つは、NVMeタイプで1箇所の切り欠き(※)があるB Key。
※もう一つAHCIタイプもあります(今回は割愛)。
切り欠きの形状は下図参照。

今回、私が選択したSATAタイプの切り欠きは下の写真のように2箇所の切り欠きがあります。

今回、SATAタイプのSSDを選択した理由は私が使用しているMacbook Proの世代にあります。
使用しているモデルはMacBook Pro (Retina, 15-inch, Mid 2015)なんです。

このモデルで使われているUSBの接続ポートの規格はUSB3.0なんです。

USB 3.0の転送速度は最大で5Gbps(625 MB/s)です。
つまり、転送速度が早いNVMeタイプのSSD(※)を導入してもそのSSDの性能を享受できなくなります。
※同じWD製のM.2のSSDでもNVMeタイプだと書き込み速度が1950MB/sになる
ならば、SATAタイプのSSD(書き込み速度530MB/s)で十分だろうと考えたというわけです。
では、肝心の転送速度はどのくらい出ているのか?
計測したろころ約400MB/sでした。
ちなみにMacで使う場合はAPFS(Apple File System)でフォーマットしないと公称値の半分しか速度が出ないので要注意!

このSSDをMacbook Proに接続し、外付けHDD(こちらもMacに接続)に保存してあった223枚のRAWデータ(ロスレス圧縮で6.94G)を現像ソフトCapture One Expressでインポートしたところ35秒で完了しました。
十分に実用範囲なのではないでしょうか。
写真データはポータブルHDDとNASを併用

写真データは2.5インチのHDDとNASに保存しています。
- 撮影をする
- 帰宅したら写真データをHDDへ保存する
- HDDに保存したらNASにコピーする
こんな流れでやっています。
HDDはWDのElements Portableを使ってますね。
コンパクトなので持ち運びに便利です。
2TBのHDDを3台使用し写真のデータを時系列に保存してます。
4TBのHDDには動画データを保存してます。
と同時にNASにも写真データを保存しています。
NASはバックアップ用途というよりは運用を目的とした使い方をしていますね。
ということで、当面はクラウドに依存したデータ管理から一旦、離れローカル環境で管理をすることにします。
それでは。
とりあえず2TBのHDDを複数持っていれば何とかなります。
実家などに帰省するときは3つ持ち歩いてます。
動画系のデータは4TBのHDDに保管してます。
基本的にフルHDの30fpsで撮ることが多いのでとりあえずは容量的に間に合ってるかな。