堂々と自慢しちゃいますが私はタイヤ交換をたったの30分(*)で済ませることができますっ!雪と大雨さえ降っていなければ、どんな時間帯でもタイヤ交換ができす。夜中でもです。頭にヘッドライト付けて交換しちゃうこともありますからね。
(*)搬出・搬入を含めて40分。調子が良ければ搬出入も込み込みで30分を切る時もある。
タイヤ交換のスキルを一度身につけておくと、わざわざガソリンスタンドなどで予約をしなくても即座にタイヤ交換に対応できます。子供の頃に父親がタイヤ交換をしている姿を見てやり方を覚えました。それを大人になってから実践しています。
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タイヤ交換の予約のために休日の一部分の時間を費やすのはバカバカしいと思っています。外部のサービスを使ってタイヤ交換の時間を買うという考え方もあります。しかし、登山をしたい人には当てはまらないかもしれません。予約の時間まで待つのが面倒。真昼間のど真ん中の時間帯に予約を入れるのがイヤだ。その時間で山へ向かうことができるのですよ?予約した途端に天気が良い予報なんて出たら泣けてきます….
だったら、即座にタイヤ交換できるスキルを身につけた方が手っ取り早いと思いませんか?
今回は私が実践しているタイヤ交換の手順をご紹介しましょう。ここでは交換用のスタッドレスタイヤを自宅で保管している、という前提条件でお話を進めていきます。
今回は平日の朝に早起きしてタイヤ交換をやりました。作業を開始した時間が5時45分、すべての作業を完了した時間が6時25分でした。わざわざ予約のために真昼間または仕事帰りの夕方の時間を使いたくない人は、自分でやっちゃうのが手っ取り早いですよ。
もくじ
タイヤ交換の手順1:タイヤ4本を外に運び出す
タイヤを外に搬出します。私は素手でやっちゃいますが、ホイールやタイヤで手が汚れるのイヤな方は軍手を使いましょう。注意点はラバー付きの軍手は使わないこと!です。理由は後で説明しますね。とりあえず綿の軍手でOKです。
それから飲み物は事前に準備しておきましょうか。タイヤを運ぶ際、背骨付近の筋肉(脊柱起立筋)、上腕、前腕、肩の筋肉を使います。全身を使うので喉が乾くんですよね。私は登山用の山専ボトルに白湯を入れていつでも水分を摂れるようにしています。
タイヤを搬出したらそれぞれのタイヤを四輪の脇に置いていきます。タイヤ交換をする際、ジャッキを使って車体をリフトアップしていくわけですが、タイヤを取り外した後、すぐにスタッドレスタイヤへ交換できるようにするためです。
タイヤ交換の手順2:ホイールのボルトを軽く緩めておく
AT車/CVT車を使っている方なら常識だと思いますが、パーキングブレーキは入れておきましょう。
もう一つ忘れてはいけないことがあります。それは車のサイドブレーキを引いておくこと。必ず忘れずに!
ほとんどの車のサイドブレーキは後輪のみにロックがかかります。これを忘れちゃうと後輪側の車体をジャッキアップした際、空まわりして危険なうえにボルトを緩めることができません…..
以上の準備をしたうえで作業に入っていきます。
車体をジャッキアップする前にホイールのボルトを緩めておきましょう。おそらく体重を使わないとボルトは緩まないと思います。ジャッキアップした状態で同じことをやると車体が不安定になっちゃいますよね。だからタイヤが地面に接地している状態でボルトを緩めるんですよ。
タイヤ交換の手順3:ジャッキで車体をリフトアップする
いよいよ車体をジャッキアップしていきます。前輪と後輪どちらから作業をやってもOKです。これは好みの問題。私は前輪から作業を行なっています。
先ほど、ラバー付きの軍手は使わないこと!と書きました。
パンタグラフジャッキのボルトの先端にフック型の工具の先端を引っ掛け、更にL型レンチをフックの反対側の穴に引っ掛けて、ぐるぐるとジャッキを回していくことで車体がジャッキアップしていきます。この際。ラバー付きの軍手を使うとL型ランチが回しづらくなるんです。
パンタグラフジャッキ、フック型の工具、L型レンチは車載されているので、お持ちの車の説明書で確認しておきましょう。
タイヤ交換の手順4:ボルトを本格的に緩めてタイヤを取り外す
ジャッキアップしたら、先ほど仮で緩めたすべてのボルトを本格的に緩めタイヤを取り外します。こんな感じですね。ついでと言っちゃなんですがブレーキパッドの状態も確認できますのチェックしておきましょう。
タイヤ交換の手順5:スタッドレスタイヤをセットする
搬出時に四輪の脇に置いたスタッドレスタイヤを取り付けていきます。即座に作業しましょう。
注意点があります。一旦、すべてのボルトを仮止めしたら対角に締めていくことです。一箇所だけ本締めをしないこと!各ボルトを徐々に対角に締めていきます。
一箇所だけ本締めをしてしまうとそこだけ力が集中してしまい、その他のボルトスクリューに対して中心線からずれてしまうことがあるからです。こうなると他のボルトを締めることができなくなってしまいます。ポイントは全部のボルトを平均的に締めていくことです。
仮締めをしていく際、全体重を預けてギュウギュウにボルトを締め付ける必要はありません。腕の力で締めれる程度でOKです。
タイヤ交換の手順6:車体をジャッキダウンし、ボルトを本締めする
次に車体をジャッキダウンをします。タイヤが地面に接地したらボルトを本締めをしましょう。ここでは多少、体重をかけても構いませんが足でレンチをガンガン踏み付けなくても大丈夫です。
同様の手順で残り3本のタイヤについても同じ作業をやっていきます。
タイヤ交換の手7:ノーマルタイヤを仕舞う
最後は取り外したノーマルタイヤを搬入して保管しておきましょう。私は室内ではなく外のベランダにタイヤを置いています。特に空気も抜いてません。どの道、一冬の間に多少の空気が抜けるからです。
慣れればタイヤ交換の時間が30分。搬出入を含めて約40分あれば作業が完了します。
タイヤ交換が終わったらやるべきことは2つある
タイヤをスタッドレスに交換したからと言ってそこで終わりではありません。まだやるべきことが残っています。
ひとつめは、空気圧を適正値へ戻すことです。
空気は必ず抜けています。空気圧が適正値より低い場合、走行できないわけではありませんが、燃費が悪くなったりコーナリングでの安定性が悪くなったりします。これは走行した瞬間、体感的に分かります。
私の場合はガソリンを入れるついでにガススタでスタッドレスタイヤの空気圧を適正値へ戻すことが多いですね。今回は適正値の70%弱の空気圧しかありませんでした。
もう一つは、50〜60キロ走行した後に必ずボルトを増し締めすることです。これは業者でタイヤ交換しても同様です。タイヤのネジは必ず緩みます。必ずです。平均的な力でボルトを締めてもやはり誤差は生じます。念のためにタイヤ交換をしたら2回確認していますが、経験上、一度だけ増し締めをすると以降は緩むことはないですね。
こんな感じでタイヤ交換のやり方を覚えておくと、色々な場面で役立ちますよ。
それでは。