
せっかくここまで来たにピークまで行けないなんて・・・と思ってませんか?
そうなんですよね。
いや、とても分かる、その気持ち。
時間をかけてきたのに…。
100名山などピークハントを目指している人の中には、天候が悪くても無理して山に行っちゃったりしている人がいるのではないでしょうか。
報道には上がりませんが、山岳事故が起きる側面の一つにタイトなスケジュールで無理をしてしまうというのがあるのではないかと感じております。
無理をしてしまわないためには?
時間の問題もありますが、今できることと言ったら、基礎体力、その体力を発揮するパフォーマンス力を上げる努力、精神的な負担(日常の雑事を残さない)を減らす努力かなって思います。
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もくじ
いかに自分が行動できるのかを誇示するのはバカげている

例えばこんな感じ。
・睡眠を削って山に入る(つい先日やりました…)
・目的を達成するために1日の行動範囲を広くする
いかに自分が1日という時間枠の中で広く行動できたのかを誇示する人も散見されます。
あなたの身の回りにもいませんか?
本来、山は急いで行動する場所ではないと思っています。
じっくりと自分のペースで歩いて楽しむのが正常な姿ではないでしょうか。
楽しんでいれば人に自慢をする必要もないですし。
この背景には時間のなさ(日本人はロングバケーションが取れない)ゆえにオーバーヒートしてしまってる側面、もう一つは自己承認欲求不足(今回の記事では触れません)があると強く感じております。
分からないわけでもありません。
数年越しの夢を果たせるチャンス(登頂)が目の前にあるのに、それをみすみす逃すようなことをやりたくないという方もいらっしゃるでしょう。
遠方から来ている方は尚更そうですよね。
時間とお金をかけて来たのに『ピークに行かないなんて勿体無い』を基準にしてしまい無理をしてでも行動してませんか?
しかし、無理をした結果、天候が急変して身動きが取れなくなった、暗くなってきているのに無理をして行動をして道迷いに遭うというリスクもあります。
根本的な問題は時間なのですよ、時間。
時間さえあればじっくりと行動できます。
山は逃げないがチャンスは自分で拵えよう

天気と季節が相手なだけに、自分の時間枠とタイミングが合わないことは多々あります。
気候だけでなく、気持ちの面、体調の面でも行ける時に行かないとタイミングを逃してしまうこともあります。
人それぞれ置かれた環境が異なりますが、一つ言えることは「山は逃げない」です。
必ずいい条件の時がやってきます。
だからこそ、次のチャンスを狙って常日頃から直ぐにでも身動き取れるように準備しておきましょう。
そこで、多くの人がネックになるのが時間の確保です。
前述したようにギリギリの時間枠で行動すると無理をしてしまうことになりますね。
手持ちの時間を有効に使い、いかに効率よく動けるかを考える必要がありますね。
その中でやるとしたら、やはり基礎体力を養って、かつ、パフォーマンスをフルに発揮できるような戦略が必要です。
体力に関する内容
なんだかんだ言って基礎体力が高いほど、マイペースで行動していたとしても行動範囲を広げやすくなります。
パフォーマンスに関する内容
当然、体力だけあってもダメです。
その体力を有効に使うには睡眠が大事です。
皮肉なことに一番パフォーマンスを発揮すべき日に睡眠不足で一番、標高差を稼がなければならない登りに挑んでいる人が多いです。(余暇の問題もありますけどね)
頭を正常に働かせるには食事が大事!
絶対に食事を疎かにしてはいけません。
体力だけでななく、周辺知識を蓄えて山に対するイメージを含まらせておくのもいいでしょう。
上記と重複する内容もありますが、下記の記事が参考になります。
いかがでしょうか?
単に「山に通えばいい」は現役世代には通用しないかもしれません。
頻繁に行けない環境にある人もいるでしょう。
周辺能力をインストールしておく。
底力とパフォーマンス力を向上させて、同じ手持ち時間でもゆとりがある行動ができる未来を選択するのが賢明ではないでしょうか。
それでは。