
代表的なカメラメーカー(ブランド)と言ったら、この6つを思い浮かべるのではないでしょうか。
- Nikon
- Canon
- 富士フイルム(Xシリーズ)
- リコーイメージング(ペンタックス)
- パナソニック(LUMIX)
- オリンパス
- SONY(αシリーズ)
さて、これらのメーカー(ブランド)の中から機材を購入する時ってどんな情報を参考にしていますか?
一番ベストな方法は自分で使ってみることです。
しかし、多くの方はポンポン機材を購入できるわけではありませんよね。
そこで参考になるのが、雑誌やネットからのレビュー情報になります。
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もくじ
英語の情報は手元の情報源を増やしておく手段
レビュー情報は何を参考にしていますか?
価格.com、ヨドバシ.com、あるいは人のブログなどではないでしょうか。
こうしたレビュー情報には一つ問題点があります。
それは、精度の低い情報も混じってるということです。
それはどういうことなのか?
・胡散臭い情報が出回っていること
・自分の意図とレビュー者の意図に温度感があること
レビューって胡散臭さを感じるときがあります。
少なくとも、私は世に出ているレビュー情報を信用していません。
例えば、Amazonの画像付きのリンクをベタベタ貼って並べただけようなブログのレビュー。
本当に自分の頭できちんと考えたの?というようなものもありますよねぇ。
もう一つは、自分が思い描いている撮影シーン、レビュー者が撮影に使ったシーンに相違があると、必ずしも自分にとっては有益な情報になるとは限りません。
この両者の温度感を縮める方法はできるだけ手元の情報を増やしておくことです。
こうした情報の母数が多ければ多いほど信頼度が増しますよね。
その手段が英語で発信されている情報です。
なぜ、メーカーのサイト情報じゃないのか?
メーカーのサイトは製品の仕様や特徴、訴求ポイントを知る情報源になります。
一次情報ですから先ずはメーカーサイトを見ますよね。
しかし、時として弊害になることもあります。
どこのメーカーも宣伝を駆使してユーザーに自社製品を訴求してくるわけですが、宣伝の内容と実際の使用感に乖離が生じる場合があります。
情報不足だったり、あるいは仕様と逸脱してるんじゃない?と感じる宣伝だったり、ユーザーへの動線不足(必要な情報への誘導の仕方)が原因だったりします。
このズレを解消するにはどうしたらいいのだろう?と考えた結果、それは実際に使っているユーザーの声をかき集めることでした(ただ、新製品を真っ先に買う場合はメーカーサイトを信じないとダメ)。
そこで私が探したのはバイアスがなるべくかかってないであろう情報です。
内輪でやるような偏った意見を求めて安心するのではなく、一つのテーマに対して多角的に様々な意見が飛び交い建設的なディスカッションが行われるような場です。
それはフォーラムです(後述)。
撮影機材を多様なシーンで使うという意味も含めて日本語よりも英語で探したほうが良質な情報が入手し易いんですよね。
なぜ、作例ではなくレビューやフォーラムなのか?
GANREF、PHOTOHITO、Flicker、500pxなどに掲載されている作例は実際に撮影した写真が掲載されていてイメージが湧きやすいですよね。
私もたまに見てますよ。
でも欠点があるんですよね。
それは….
・作者が連続的に投稿している場合があるので偏った写真になりがち
・ソフトで加工しまくっている画像が散見される
・レンズなどの使用感が伝わってこない
そう、機材を購入する際に一番気にすべき点は使用者の感想を知るということです。
「どこのどんな場所で、どんな気持ちで使って、どのように感じているのか?」
使用者の感想(気持ち)を知る方法が文章で書かれたレビューです。
こうしたレビューをよくよく内容を読んでいると….
レビューを信用していなかったけど、複数のソースにあたってレビューをじっくりと読み込んだら多くの人が同じような事を言っている。
だから自分もその製品(レンズ)を使ってみようと考え、使ってみたらよかった!というような感想もあるんですよね。
海外のレビューを読む理由
ご存知の通り日本のカメラメーカーは世界で圧倒的なシェアを占めています。
カメラを使うのは日本人だけじゃありません。
世界中の人が日本ブランドのカメラを使っています。
世界中の人が自分の感想を発信しているのですから、彼らの情報を読まない手はありません。
情報量が日本語とは桁違いですからね。
日本語だけの情報に頼るのって何かもったいないような気がします。
多くの人から情報発信されるということは、彼らの抱える背景事情も多様であるということです。
そして、日本語よりも情報量が多い。
情報発信者の背景事情とは一体、何のことを言っているのか?
・バケーションによる旅行期間の長さ
・休暇に伴う訪問地の多様性(ビーチ、山岳地帯、寒冷地etc)
情報発信者は様々なシチュエーションで撮影します。
自分が想定している撮影シーンに適合する情報に当たる可能性が高くなります。
例えば、LUMIX GX8を購入した時もやはり海外からの情報を見て決めました。
よく私が見ている海外の4つの情報源
ここで私がよく見ている海外の情報をご紹介しましょう。
撮影シーンに適合する機材の情報:DP Review
よく使っているのがDP REVIEWのDiscussion Forumsです。
フォーラム形式で不特定多数の人が特定のテーマで投稿し、その内容に対して不特定多数の人がレスをし建設的な意見が飛び交います。
特定の人物が多くの意見を発する姿も見られますが、多くの場合は建設的な投稿で終わることが多い印象です。
投稿してくる人の住んでいる地域も様々です。
アメリカだったり、ヨーロッパだったりオーストラリアだったり。
当然、言語は世界標準語の英語が使われています。
前述した通り情報の発信者は多様なシチュエーションで撮影しています。
ぶっちゃけ、日本のブログやらレビューから発信される情報から拾うよりも、幅広い環境で使っている人たちの生の声を汲み取ることができます。
例えば…こんな質問や意見が飛び交います。
- 南東アラスカのインサイドパッセージ(霧雨が多い地域)を旅行したいんだけど、どのレンズがいい?ボディはこれでも大丈夫か?
- アフリカのサファリに行くんだけど、望遠レンズは何mmがいいかな?F2.8は必要?
- ヒマラヤのトレッキングに2週間行くんだけど、バッテリーは幾つあればいい?
- パタゴニアで野生動物を撮りたいけど、望遠レンズは必要?
- マイナス40度の環境でミラーレス一眼を使いたいけど大丈夫?
- 風景撮影でズームレンズで使ってるけど、俺が使う焦点距離って固定化されてるんだよね。単焦点レンズにしようと思っているけどどう思う?
質問のスケールが日本語だけで情報収集するのとまるで違いますよ。
住んでいる環境が様々ですし、長めの休暇を使って旅行へ行く人たちもいます。そりゃ想定される撮影シーンに多様性がありますよ。
日本のサイトでも価格.comがありますが、内容を見ていると口コミ投稿内で誹謗中傷し合ったりしている場も散見されます。
特定のテーマに対して建設的とは言えません。
内輪で機材戦争をやっている印象を受けます(主観)。
このような情報に毒されると自分自身にもバイアスがかかってしまいそうです。
ですから、遠目から流し読みする程度に留めています。
他に参考にするフォーラムサイトはこんなのもあります。
ボディ本体やレンズの使用感に関する情報:B&H
B&Hから撮影機材を輸入する方もいらっしゃるのではないでしょうか。
為替レート次第で海外ブランド品が日本で購入するよりも安く手に入ったりしますよね。
私も以前にジンバルをB&Hを通じて購入しました。
B&Hのサイトを覗くとレビューが書いてあります。
B&H Photo Video Digital Cameras, Photography, Camcorders
B&Hのレビュー情報で一つ気になる点があります。
それはやたらと評価が高めの情報が多いってことですね。
自分が機材を購入する時は「いいものだ」と信じて購入しますから良い評価をする傾向にあるのではないかと見ています。
ですから、主観情報であるということを前提に読んでいます。
ECサイト系のレビューってそんなものかもしれませんね。
ヨドバシカメラのレビューも同様の傾向にあります。
テクニカル面で参考にしている情報
LONELY SPECKは星景撮影に関する機材や撮影手法の情報がブログ形式で満載されています。
例えば、私が星景撮影で使っているサムヤン 12mmも非常に高い評価で情報が掲載されています。
写真撮影のテクニカル情報はDigital Photography schoolのサイトを参考にしています。
情報量が多いですね。
写真に関わってる人たちがライターとなり投稿しているので情報の質は全体的に悪くないと感じています。
まぁ、この領域は日本語でも多くの方が情報発信されているので英語で読まなくてもいいっちゃいいのですが、読んでみると面白いですね。
Digital Photography school(英語)
以上です。
是非、日本語の情報だけでなく広い目で外からの情報も取り入れてみてはいかがでしょうか。
こうしたレビューを読むポイントを「海外のカメラレビュー情報を読むための用語とコツ」に書いてますのでご参考ください。
それでは。