
FUJIFILMの広角単焦点レンズ「XF16mm F1.4 R WR」は防塵防滴仕様ということもあり登山との相性がいいレンズです。
いつもは山で使っているレンズでありますが、海の砂浜でも相性がいいということを実感したんですよ。
当記事は「みちのく潮風トレイル」の一部である、八戸の蕪島から種差海岸まで歩いたゆるふわトレッキングの一部にフォーカスした記事(強風の砂浜でもカメラを使えた話)になります。
本題に入ります。
登山で防塵防滴のレンズを使うなら「防滴」の恩恵を受けることが多いかと思います。
例えば、雪や小雨の天候などです。
しかし「防塵」の恩恵を実感する機会はないのではないでしょうか。
今回、強風(※)の中、砂が吹き付ける砂浜で「防塵」機能の恩恵を受けつつもビーチの様子を撮影できたのでご紹介しましょう。
※2019年5月2日の八戸市の予報で風速14m/s
その前にXF16mm F1.4R WRとはどんなレンズなのか簡単に触れておきましょう。
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もくじ
XF16mm F1.4R WRは単焦点レンズの中では抜群の万能レンズである

これまでにXF16mm F1.4R WRはブログの記事で紹介してきましたが、ズームはできないけれども万能(多様なシーンで使える)なレンズなんです。
XF16mm F1.4R WRは、厳冬期の雪山でも難なく撮影をこなします。
XF16mm F1.4R WRは、F2.8まで絞れば星景撮影もいけます。
XF16mm F1.4R WRは、接写撮影もできちゃうレンズなんです。
そして、海外でもとても高い評価を受けているレンズでもあります。

撮影できるシチュエーションの多さだけではありません。
上記で挙げた例では「防滴」機能の恩恵を受けることが多いのですが「防塵」機能もついてるんです。
砂が舞う海のビーチでXF16mm F1.4R WRの「防塵」機能が活躍したシーン
撮影場所は八戸の大須賀海岸です。
こんな場所ですよ。

この日は西風がとても強く天気予報でも風速14m/sという予報が出ておりました。
私が歩いたのは12時台ですが、気象庁の全国データ一覧表(2019年5月2日の八戸を参照)では平均風速12.6m/s、最大瞬間風速36m/s(14:12)という数値が発表されております。
そんな強風の中で歩いたわけです。

風がないとこんな感じです。

西風が東(海側)へ向かって吹いている様子です。
砂も一緒に飛んでいるのが一目で分かりますね。
当然、カメラにもレンズにも砂が容赦なく吹き付けてきます。

常時、風が吹き付けているわけではないのですが断続的に砂嵐が襲いかかります。



砂が舞っていても背景を大きくボカした撮影ができるのはXF16mm F1.4R WRの強みでもあります。
防塵防滴ですから。

少し絞って撮影をするとこんな感じに。

以上、XF16mm F1.4R WRは「防滴」機能だけでなく「防塵」機能の役目をきちんと果たすんだぞ、というお話でした。
XF16mm F1.4R WRはあらゆる天候のアウトドアフィールドで表現力を発揮(絞りを開けた接写)できるのが最大の強みです。
それでは。
使ったレンズ
砂が吹き付けるような場所では金属製のフードがあると大変安心してレンズを使い倒せます。
もちろん保護フィルターは必要ですよ。