行動食の菓子パンって飽きちゃいますよね。
登山用(または持久系のスポーツ)のタンパク系行動食として、餡(あん)を作ってみませんか?
餡子(あんこ)は、高タンパク質・低脂質で体を作っている人の味方。
そうです、よくアンパンに入っている餡子(あんこ )のことです。
自分で作る餡(あん)が素晴らしい点
- 甘さを自前にできる(つまり、甘ったるくない)
- 甘味材の素材を自分でチョイスできる(例えば、甜菜糖を使える)
- 100%無添加
- 余計な素材を使わずに済む
- シンプルな手順で作れる
- 美味しい!
もくじ
原材料は小豆(あずき )と砂糖がメイン
私は菓子パンの中でもアンパンは比較的まともな食べ物と位置付けています。
(他の菓子パンと比べて)
なぜならば、
- 油脂類をあまり使わない
- 脂質よりもタンパク質の含有量が多い
- それでいて行動に必要なカロリー(300kcal〜/個)を満たしている
だからです。
例えば、”しっとりさ”を謳っているパンは油脂類を使っているんですよね。
マーガリンとか、ショートニングとか。
パッケージの裏に書かれている栄養素をよく見ると分かりますが、タンパク質よりも脂質が多く含まれています。
それって体の血管に付着しやすい飽和脂肪酸です。
つまり決して体にとっていいとは言えない脂肪なんですよ。
その中でもアンパンはカロリーを確保しつつも、タンパク質が多めで脂質のほうが少ないんです。
アンパンの中に入っているのは餡(あん)です。
その餡子の原材料は小豆(あずき )と砂糖、塩です。
乾燥した小豆のタンパク質含有量は20%、脂質はわずか2%です。
肉や魚に匹敵するタンパク質が含まれていますね。
【参考】豆の主な栄養素(日本豆類協会)
市販のアンパンは、小豆という素晴らしい原材料が使われていますが、問題は砂糖です。
白い砂糖は血糖値を急激に上昇させます。
健常な私でさえアンパンを一気に食べると、ほんの少しだけですが体が怠く感じるときがあります。
それそのはず、砂糖のGI値は約110ああります。
では、原材料を自分でコントロールすればいいのではないか!
ということで、GI値が65の甜菜糖を甘味料にして餡(あん)を作ってみよう!
ステップ1:小豆(あずき )を煮る
これで使った小豆は200gです。
小豆のいいところは水に浸さなくても調理できる点ですね。
- 水を入れる
- 火を入れ10分ぐつぐつさせる
- ザルに上げる
- 小豆に水を通す(アク抜きのため)
- また水を入れて小豆が柔らかくなるまで煮る
ステップ2:甜菜糖を入れて煮詰めて、塩を少し加えて混ぜる
味付けは甜菜糖(てんさいとう)を140g使いました。
レシピによっては小豆と砂糖が 1 : 1 で紹介されていたりますが、今回は 1 : 0.7 でほんのりとした甘さで丁度いいなと感じました。
個人差があるのでお好みで。
甜菜糖は数回に分けて投入しています。
水分が飛んだら塩を少々加えて完了!
ちなみに我が家では山塩を使いました。
出来上がり!
でき上がったら、タッパに入れて荒熱を取りましょう。
後は冷蔵庫に入れて2、3日で使い切る感じです。
タッパごと保冷バッグに入れて、外で食べましたー!
これ、このまま食べても甘ったるくなくていいですよー。
ローソンのブランパンと相性がいい
餡はローソンのブランパンと相性がいいんですよ。
甘ったるくないし、脂っこくなくて、いい。
高タンパク質、低脂質、食物繊維も摂れます。
ローソンのブランパンは2個と餡子(あんこ)を合わせたらタンパク質を15gくらい摂取できるかな。
飽和脂肪酸が入っていますが、トランス脂肪酸は0。
食物繊維もたっぷり。
原材料には、ふすまが入っていますね。
完全にナチュラルというわけではありませんが、数ある菓子パンと比較しても、健康志向寄りの材料を使っているのではないでしょうか。
冷凍もできちゃう
もちろん、冷凍保存もできちゃいますよ。
色々と使い道はあります。
- アイスにして食べる
- 保冷バッグに入れて登山の行動食にする
- 自然解凍しておやつにする
原材料もシンプルですし、高タンパク質なので体作りをしている方にもいいですね。
サプリメント飲むよりもいいと思いますね。
登山の行動食と相性がいい
登山で一番ネックになるのがタンパク質の補給方法です。
高野豆腐や缶詰も登山のタンパク源としては使いやすいのですが、テントを張ってから食べることが前提となりますよね。
(個人的には肉を食べない人になったので、ウインナーなどの加工食品は持って行かない)
その点、餡子(あんこ)なら、冷凍しておいたものを保冷バッグに入れて自然解凍させれば行動中にタンパク質を補給できます。
特に日帰り登山で行動食の味方になってくれることでしょう。
簡単な手順で作れるので、梅雨の時期に仕込んでおいて、夏山に向けてストックしておくのもいいですね!
それでは。