注意:
当記事はブログ運営の備忘録です。
自分がノウハウを忘れないためのメモ的な位置付けです。
したがって、メリットやデメリットの説明はありません。
要するにこのブログを運営していくための手順書の一部です。
毎回調べるのが面倒なので備忘録として残しています。
この手の記事は数多く出ていますし、詳細手順は端折っていますが、必要な方はご参考ください。
もくじ
事前準備:バックアップを二重で取る
復旧する際、どちらか一方のバックアップだけ復旧ができるが、今回の二重バックアップのおかげで精神的に安心して復旧できた。
バックアップのやり方その1:Xサーバーから直接バックアップをする
1. https://www.xserver.ne.jp へアクセスする
2. トップページから [インフォパネル] へログインする
3. サーバー の操作メニューから [サーバー管理] を選択しサーバーパネルへアクセスする
4. アカウントの [バックアップ] へアクセスする
5. 対象ディテクトリ(XXXX.com) の[ダウンロード] を選択する
以上で、バックアップデータのダウンロード開始される。
ダウンロードは圧縮フォルダで行われる。
その際のファイル構成は以下の通り。
ダウンロードされる圧縮フォルダの名前:XXXX.com.tar
- 圧縮フォルダのファイル構成
- サーバーID
- XXXX.com
- autoreply
- script
- xserver_php
- public_html
- htpasswd
- log
一番大事なファイルは public_htmlの中の wp-content ファイルである。
- wp-contentファイルの中身
- cache
- ewww
- index.php
- languages
- plugins(プラグインが入っている)
- themes(WordPressのテーマが入っている)
- updraft
- upgrade
- uploads(写真や動画などが入っている)
プラグインやテーマは復旧できなくてもWordPressの管理画面から再度インストールすればよいだけの話。
この中で一番、失くしたくないのはuploadsファイル。
バックアップのやり方その2:WordPressのプラグインを使ってバックアップを取る
私は WordPressのプラグイン「UpdraftPlus – Backup/Restore」 を使って直近5日間のバックアップ(圧縮フォルダ)を取っている。
自動でGoogle DocumentにXサーバー内のファイルがバックアップされるようにしている。
更にGoogle Documentから自動でSynologyのNAS(詳細記事はこちら参照)にも同期される運用をしている。
ファイルの中身はXサーバーのバックアップとほぼ同じ。
ただし、格納するフォルダ名が異なる。
バックアップ時に生成されるフォルダには、yyyy-MM-dd HH:mm(例:2019-07-30-0800)が記述される。
生成されるフォルダ名
・backup_yyyy-MM-dd-HHmm_ブログ名_XXXXXXXXXXXX-db.gz
・backup_yyyy-MM-dd-HHmm_ブログ名_XXXXXXXXXXXX-Others.zip
・backup_yyyy-MM-dd-HHmm_ブログ名_XXXXXXXXXXXX-plugins.zip
・backup_yyyy-MM-dd-HHmm_ブログ名_XXXXXXXXXXXX-themes.zip
・backup_yyyy-MM-dd-HHmm_ブログ名_XXXXXXXXXXXX-Uploads1.zip
以降、Uploads.zipフォルダに関しては画像や動画のデータ量に応じて番号が付与されていく。(例:Uploads2.zip・・・Uploads5.zip)
ここでも肝になるのはUploads.zipファイルである。
Xサーバーから一度、ブログを削除する
手順は2段階ある。
第1段階はXサーバーからブログ(XXXX.com)を削除する。
第2段階はドメインで使っていたデータベースを空っぽにする。
ステップ1:Xサーバーからブログを削除する
- https://www.xserver.ne.jp へアクセスする
- トップページから [インフォパネル] へログインする
- サーバー の操作メニューから [サーバー管理] を選択しサーバーパネルへアクセスする
- WordPressの[WordPress簡単インストール]へアクセスする
- ドメイン選択画面から削除するブログ(XXXXX.com)を選択する
- WordPress簡単インストール画面で[削除] – [アンインストール]を選択する
注意点
MySQLデータベース名をメモしておくこと。
この後、データベースを空っぽにする際に使うため。
複数のブログを運営している場合、データベース名もその数に応じて増えるが、削除をするデータベース名を間違えると、他のブログのデータを消してしまう。
こういうミスを無くすためにも、データベース名は控えておく!
ここでもう一つ注意点。
データベース名はブログ名ではなく、サーバーID名がつくことである。
例:
サーバーID_wp1 ←1つ目のブログ
サーバーID_wp2 ←2つ目のブログ
サーバーID_wp3 ←3つ目のブログ
ステップ2:ブログで使っていたデータベースを空っぽにする
ステップ1まで行ったら、引き続きサーバーパネルを開いておく。
ここからブログのデータベースを空っぽにしていくが、その前にデータベースのパスワードが必要である。
データベースのパスワードを調べる
- https://www.xserver.ne.jp へアクセスする
- トップページから [ファイル管理] へアクセスする
- [ブログ名] – [public_html] – [wp-config.php] を開く
wp-config.phpに以下の記述があるので確認をする。
/** WordPress のためのデータベース名 */
define(‘DB_NAME’, ‘サーバーID_wp2′);/** MySQL データベースのユーザー名 */
define(‘DB_USER’, ‘サーバーID_wp2′);/** MySQL データベースのパスワード */
define(‘DB_PASSWORD’, ‘**********‘);/** MySQL のホスト名 */
define(‘DB_HOST’, ‘mysqXXXX.xserver.jp’)
データーベースを空っぽにする
- サーバーパネルのデータベースから[phpmyadmin]にアクセスする
この際にMySQLのパスワードが必要になる。
ここからデータベースを空にしていく。
削除するデータベース名を選択する
すべてチェックをするを選択する
下のプルダウンから「チェックしたものを:」から ”削除” を選択する
「本当に実行しますか?」が表示されたら「はい」を選択する
以上でデータベースが空になる。
XサーバーにWordPressで作ったブログを復旧する(再インストール)
- https://www.xserver.ne.jp へアクセスする
- トップページから [インフォパネル] へログインする
- サーバー の操作メニューから [サーバー管理] を選択しサーバーパネルへアクセスする
- WordPressの[WordPress簡単インストール]へアクセスする
- ドメイン選択画面から復旧するブログ(XXXXX.com)を選択する
- WordPress簡単インストール画面で[WordPressインストール] を選択する
- 設定対象ドメインでブログの設定を行い確認画面、インストールの順で進む
手順7では「作成済みのデータベースを利用する」を選択する。
この際、データベースのパスワードが必要になる。
次に空にしたデータベースにデータを復旧する作業を行う。
phpmyadmin でインポートを選び XXXX.com.tar ファイルをアップロードする。
以上で作業完了!
と言いたいところだが、今回は画像ファイルが復旧できなかったので、WordPressのプラグイン「UpdraftPlus – Backup/Restore」 でダウンロードしておいたファイルをアップロードすることで対処した。
WordPressの管理画面 -> プラグイン -> UpdraftPlus – Backup/Restore -> 設定 -> バックアップファイルをアップロード
選択肢たファイル
backup_yyyy-MM-dd-HHmm_ブログ名_XXXXXXXXXXXX-Uploads.zip
これで画像も復活!
以上