ご存知でしたか?海外でもすこぶる人気が高いレンズがあることを。
カメラは日本メーカーが世界で圧倒的なシェアを誇っています。日本に来る海外旅行者の中にNikonやCanonを持ち歩いてる人たちがいますよね。物凄いシェアですよね。
世界中のユーザーたち(北半球が多いかな)がレンズやカメラについてレビューをあげてくれています。この情報を見ずに購入を決めるのは少しもったいないような気がします。
レビューと言えば、玉石混合の情報になりがちですが情報の母数が多ければ多いほど信頼度も高くなります。レビューと言えばお金を払って書いてもらっている情報も存在するので情報の入手先は多いに越したことはありません。
今回は私が気に入っている接写ができるレンズ、それはFUJIFILM XシリーズのXF16mmF1.4 R WRです。海外のレビューでもとても評判が高いレンズなので例を絡めてご紹介したいと思います。
このレンズは単焦点レンズですので足で歩いて構図を見極める必要が出てきます。でも、接写ができるという利点があるからこそ、歩いて動いて被写体を探してやろう!という気にさせてくれるレンズです。
もくじ
レンズの評判を参考にしたソース元
日本
Amazon Japan(レビュー)
価格.com(レビュー)
GANREF(作例)
PHOTO HITO(作例)
ツイッター(作例やつぶやき)
海外
Amazon USA
Amazon UK
DP Review
B & H
海外でもすこぶる評判が高いXF16mm F1.4 R WRの評判
大体、これまでに私がこのブログでも書いてきた通りの内容と同様のレビューが散見されました。やはり皆、感じることは一緒なのですね。ザックリまとめるとこんなレビューが多いです。
・被写体に近づける
・マクロレンズとして使える
・隅から隅までシャープ
・スピードが速い(海外では明るいではなくこう表現する)
・防塵防滴
その中でも目を引いたレビューがこれです。主に風景をメインとした撮影経験が31年間あるそうです。
B&HのFujifilm XF 16mm f/1.4 R WR Lensのレビューより
・31年間の中で一番楽しめるレンズだ
・20年間、Nikonを使いCanonに移った
・XF16mm F1.4は天の川を撮影するために買った
・しかし、1ヶ月経たぬうちに自分がどのようフィールドでアプローチすべきかに変わった
・FUJIの単焦点レンズは最高だ
・このレンズを使うことは、私のこれまでのどの経験よりもを楽しい
・他のレンズも持っているがXF16mmF1.4だけはいつも持ち歩いている
・XF16mmF1.4を加えたらFUJIユーザーは幸せになれる
私もそう思っていますが、XF16mmF1.4 R WRというレンズの特徴をワンセンテンスで表現すると、
「高画質で、ほぼ万能なレンズ」です。
”ほぼ”というのは完璧ではありません、という意味を含めています。そう、XF10-24mmF4 R OISのような画角の自由さはないからです。それでもほとんどのシーンで万能さを発揮するレンズだと実感しています。
XF16mmのアドバンテージは広角レンズでありながら接写ができることだ
XF16mm F1.4というスペックを見ると、明るいから夜の撮影や星撮り(F2.8まで絞れば)に使えそう!という部分に着目しがちです。まぁ、それは事実なのですが、実のところ本当のアドバンテージは接写ができる点だと思ってます。
私はこれまで、ペンタックスのカメラにSIGMA 10-20mm F4-5.6 EX DCをつけて使ってきましたが最短撮影距離は24cmでした。FUJIFILMのXF16mmの最短撮影距離は15cmです。
ほぼレンズの前玉が被写体にくっつく寸前まで接写することができます。これって表現の幅を広げるという意味では、他社製のAPS-C機専用の広角レンズと比較してもすごくアドバンテージがあります。
XF16mm F1.4を使うとこんな風に接写ができる
広角レンズでありながら特定の被写体を浮かび上がらせることができます。
F1.4で撮影したのでやりすぎ感がありますが、背景の様子を伝えつつも特定の被写体を強調する撮影の仕方をすることができます。こうやって歩いて構図を探すのも単焦点ならではの楽しみ方ですね。
ここまで接写ができるとマクロレンズと変わらないですね。何てことはないただの雑木林なのですが、足元の被写体を探すのが楽しくなります。楽しくなる理由は接写ができるからですよ。
植物、小物、何でも行けそうですね。でも、個人的にはフィールドの世界を被写体として撮影したいと思ってます。WR(Water Resistant=防滴)構造のレンズというのは外でも気兼ねなく撮影できるという意味が含まれているんですよね。
広角マクロとして使うなら森の中、高山植物が生育している山岳
XF16mは、風景、ストリート、ポートレート、夜景などあらゆる場面で使われています。とても万能なレンズだと思っていますし、解像度も高いと思ってます。でも私がこのレンズに見出してる最大のアドバンテージは接写ができることなんですね。
XF16mmを使って広角マクロ的に接写できる利点は、背景の様子も伝えつつも被写体を強調できる点です。それはフィールドでの撮影で生きてくると思ってます。
どんな場所か?
森の落ち葉、新緑の芽吹き、夏の朝露、太陽に光り輝く高山植物などなどです。つまり、森と高山植物が生育している山岳地帯で楽しい使い方ができますね。
XF16mmは接写能力が抜きん出ているレンズ。だからこそ被写体を当ててやろうと思う
広角レンズと言えば、バリバリのパンフォーカスで遠景を撮影、夜の星景撮影ということを思い浮かべてしまいますが、XF16mmF1.4 R WRは、それらのことは当然できる能力があることに加え、接写能力が抜きん出ているレンズなんですよね。
だから歩いて構図取りをしたくなります。だから差し込んでくる光の具合をよく見るようになります。これは今までの広角ズームレンズではあり得なかったことなんですよね。
自分で能動的に撮影するものを探す、そして当てる。これだから単焦点レンズは楽しいんですね。それも広角という特殊な画角の世界ですから尚更です。
このレンズをフィールドの撮影で活かすんだったら、この3機種になるでしょう。いずれの機種も防塵防滴、同じセンサーと同じ画像処理エンジンを搭載しています。
XF16mmF1.4 R WRにはレンズのフードに金属型の角形フードをつけています。ぶつけてもレンズは保護されるので気兼ねなく使えてます。
これまでレンズには保護フィルターはつけてこなかったのですが、XF16にはつけることにしています。価格も高めのレンズですし、何より被写体に近づけちゃうのでレンズの前玉が心配です(笑)。フィルターをつけたからと言って大きく写りが変わるといった実感はないですね。
MARUMI レンズフィルター EXUS レンズプロテクト 67mm
接写ができる広角レンズの世界に足を踏み入れると楽しくなりますよ。
それでは。