たまに本屋へ行って雑誌をチェックすると面白いなぁ、と思います。
いつでもダイエット本が置いてあるんですもん。
太るための本はないのにね。
「ダイエット」は儲かる分野なんですよね。
だからいつの時代でも情報源として存在するんです。
華やかな広告に惑わされ、何も疑問を持たずに不必要なものを食べ、無駄な脂を体に付着させる。
イメージに踊らされ、自分の頭で考えずに行動していると、あなたの体はどんどんとダサくなっていきます。
肉を落とすための魔法ははないものかとダイエット本を漁り、スポーツクラブに通い無駄に金と時間を使う。
マーケティングの餌食にされていることに気付きません。
あなたのには思い当たる節ありませんか?
そんな人は情報に踊らされていますんですよ。
ワークアウト習慣がある私から見れば不思議に思います。
シンプルです。
運動・食事・睡眠の3つをしっかりとしていればダサい体になんてなりません。
前置きが長くなりました。
もくじ
今の体はあなた自身の思考によって現れた結果
ベルトにお腹の肉が乗り「齢をとると腹が出るのは必然だよな!」と踏ん反り返って誇らしげに言うオジサン。
下っ腹が出ているのに無理やりバンドを巻いてウエストを細く見せる女性。
なぜ、そうなってしまうのか?
人付き合いによる会食のせい?
年齢のせい?
違います!
あなたの思考そのものが体に反映されたからです。
運動習慣や食に対して向き合うことから逃れた結果、その思考(行動)が現実となってあなたの現れたのです。
体は思考そのものが形となって現れます。
健康本に書かれている知識を得ても、自分自身の思考が変わらない限りあなたの体は
「現在のあなたの思考そのものを反映」
し続けます。
私は中学生の頃、平均的な子たちよりも体力が劣っていました。
3kmマラソンをやれば後ろから数えた方が早かったです。
懸垂は1回もできませんでした。
腕立て伏せは10回やっただけで息が上がりました。
中学初期の頃は、身長が145cmで体重が62kg、ウエストが86cmもあり、胸は贅肉で女の子の胸みたいな形をしていました。
そのダサい体から脱却したくて高校生の頃から部活の合間に懸垂をやるようになりました。
卒業する頃には懸垂が30回できるようになり平均的な子よりも体力(筋力)があるんだという自信がつきました。
その自信が現在に至るまで継続し現在ではもっと上を目指してワークアウトを続ける習慣が身に付いてます。
私のモットー:「いつまでもカッコよく動ける体になる」です。
30歳を迎えた辺りから自分で「オッサン」と自称する自虐的な人たちがいます。そんな思考回路にはなりたくないな、と思って今日まで生きてきました。
今は10代や20代の頃よりも心肺機能、筋力共に強くなりました。自分の思考(意識と行動)が今の自分に引き上げてくれました。
意識を変えなければ体は絶対に変わりません!!
いくら雑誌を読んでも、YouTubeでダイエットの解説を観ても何も変化は起きません。
自分自身の意識が根本から変わらなければ体を変化させていくことは不可能です。
久々に知人に会ってもそうそう体つきって変わらないですよね。
痩せ型の人は1年後に会ってもかつてののイメージ通り。
がっちりしている人もかつて持っていたイメージと現実にギャップが生じるものではないですよね。
大抵の場合は。
毎日同じような生活習慣の中にいると、人間、中庸の範囲に収まります。何か力点を置かないとそう簡単には変化しません。
中には見違えるほど変わる人がいます。
久々に会った友人がスリムになってビックリ!!したとか、あいつのガタイがよくなったな!!とかありませんか?
それは意識を変えた人です。
意識を変えた結果、自ずと行動が変わり習慣化され、日々の小さな変化が積み重なり、結果的に容姿が変わったんです。
「7つの習慣」をご存知の方も多いでしょう。
その本の中に「時間管理のマトリックス」というものが出てきます。まとめると下表のようになります。
緊急 | 緊急でない | |
---|---|---|
重要 | 第Ⅰ領域 ・危機への対応 ・差し迫った問題 ・期限のある仕事 | 第Ⅱ領域 ・人間関係の構築 ・新しい分野を開拓する ・準備、計画 ・文化活動に触れる ・読書をする ・ワークアウトをする ・勉強をする |
重要でない | 第Ⅲ領域 ・飛び込みの用事 ・メール、電話、報告書、会議 ・期限つきの催し物 ・無意味な接待や付き合い | 第四領域 ・雑用 ・暇つぶし ・快楽を追及する遊び |
表を見ての通り意識を変えた結果、物事が少しずつ変化していく領域は第II領域です。
体を変えていくというのは「緊急ではないけど重要」な領域に力点を置くということです。
日々の時間を他の時間に振り回されないよう第二領域に意識をフォーカスしていくことが習慣化されるということです。
習慣は両刃の剣だ。だからこそコントロールしていくことが大事
習慣は良くも悪くも一度染み付いてしまうと継続できてしまいます。
習慣というのは両刃の剣なのです。
だから習慣を自分自身でコントールしていかなければ習慣に切られてしまいます。
かつての私は毎日30本近くの喫煙をしていました。
朝、会社へ着くとまずは缶コーヒーとタバコで一服。
その後、昼までに一服を2回。
ランチは喫茶店でコーヒーとタバコ。
そんなペースで午後も2時間に一度は喫煙をしていました。
もちろん缶コーヒーもお供しています。
カロリーは夕食と夜食で補っていました。
ある頃を境に喫煙をするのが苦になってきました。
だんだんと喉がイガイガするようになってきたんです。
タバコを吸うたびに煙が不味く感じ、痰もよく絡むようになりました。
それでもパブロフの犬のように毎日決まった時間になると同じシチュエーションでタバコを吸い行きます。
これが習慣の恐ろしいところです。
習慣にコントロールされてしまうんですよね。
そしてこの習慣から抜け出すのは意外と簡単でした。
思考を変え習慣を変えたからです。
タバコのお金を旅行資金にすると決心したのです。
その資金で色々な場所をトレッキングしたいと夢を持ち資金が増えていくのを楽しみにしたからです。
習慣をコントロールするということは未来に対して能動的に行動をするということです。
先ほどの「時間管理のマトリックス」を見てください。
緊急 | 緊急でない | |
---|---|---|
重要 | 第Ⅰ領域 ・危機への対応 ・差し迫った問題 ・期限のある仕事 | 第Ⅱ領域 ・人間関係の構築 ・新しい分野を開拓する ・準備、計画 ・文化活動に触れる ・読書をする ・ワークアウトをする ・勉強をする |
重要でない | 第Ⅲ領域 ・飛び込みの用事 ・メール、電話、報告書、会議 ・期限つきの催し物 ・無意味な接待や付き合い | 第四領域 ・雑用 ・暇つぶし ・快楽を追及する遊び |
緊急でかつ重要でないことって一番最悪なパターンです。
これって「今」という時間を外部的要因にコントロールされている状態です。
自分の人生の時間が乗っ取られているんですよ!
相手に嫌われない為の付き合いとか、思い当たる節はありませんか?
体作りは未来に対して能動的な行動をすること行為です。
能動的な行動というのは目の前の出来事に反応するのではなく、ドッシリと構えているものです。
なぜならば自分の行動に対して明確な意志があるからです。
絶対に外部的要因でブレません。
私の場合だと「いつまでもカッコよく動ける体になる」というミッションがあるから、誰が何と言おうとどう思うともワークアウトを継続しています。
習慣化すれば次第に体は変わっていく。それはある日気付く
現在の私は十中八九、初対面の方から「何かスポーツやってますか?」的なことを訊かれます。
ムキムキでバルキーで血管ぼこぼこ出るようなマッチョというレベルでもないですが、体つきは上背に対してガッチリとしています。
BMIで25くらいでしょうか。
それまでの人生では、そういうことを言われなければ、ただのお世辞かなと思っていたのですが、毎回言われるようになると「お、俺はそういう体つきになったのか」と考えるわけですよ。
そして自他共に認めるわけです。
それは継続してきた結果なんです。
苦しいと思いながら歯を食い縛って取り組んだという意識はありません。
なぜかと言うと習慣化されているからです。
別に苦しくも何ともありません。
ただやらないと気持ちが悪いだけなんですよ。これが習慣化された状態なんです。
すべては意識することから始まります。
そして自分の意志あるところに道ありです。
既に多くの方が語っている7つの習慣。
是非、手元に置いて読み返してみてはいかがでしょうか。
それでは。