実践してみないと分からないことってありますよね?
フレックスダンベルも例に漏れず思わぬ効果(まったく予想してなかった)を感じております。
それは握力への効果です。これまでにもジムでバーベルやダンベルを使う機会はあったのですが、握る動作によって前腕が疲れるということはあまり感じたことがありません。重めの重量で回数をこなす時はストラップをしていましたし。
ところがフレックスベル(FLEXBELL)のダンベルを導入し、ブルガリアンスクワットやダンベルデッドリフト をやっていると「なんか前腕が疲れるなぁ」と感じることが多くなったんですよね。
その理由はシャフトの太さにありました。
もくじ
フレックスベルダンベルのシャフトの太さは35mmある
ノギスでシャフトの太さを測定したら35mmありました。
パワーリフティングやウェイトリフティングで扱うバーベルのオリンピックシャフトは28〜29mmなそうです。
一般的なダンベルのシャフトの太さも28mmが主流です。たったの7mmの差ですが、握力への効き方は歴然とした差があります。体操で使われる鉄棒も28mmなそうで。
- 参考ページ:百科事典マイペディア 鉄棒
懸垂をやると握力がつくという言いますが、私はあまり実感ないですねぇ。確かに腕橈骨筋は強くなるんですけど、握るというよりは手を引っ掛けて懸垂をやっている感じですからね。体操選手も握力は50kg前後と一般男性と大差ない人が多いです。
フレックスベルのダンベルを使って握る動作で疲労感を感じているのは、28mmと35mmの太さの差が大きいですね。28mmの太さは引っ掛けて使うことができるけど、35mmだと少し握らないとダメな感じです。
フレックスダンベルで握力を使うシーンはハンギング・グリップである
握力を使うシーンを一言で言えば握る動作です。それも単に握るだけではありません。ぶら下げて握るハンギング・グリップ(Hanging Grip)です。
それはどんなワークアウトかというと….
- ブルガリアンスクワット
- ランジ
- ダンベルデッドリフト
- シュラッグ
- ワンハンドローイング
などの重めの重量を扱えるワークアウトです。バーベルとの相違点は、下半身のワークアウト(ブルガリアンスクワットやランジ)でも握る動作が入るということです。
通常の28mmのシャフトなら手先に引っ掛けて使う感じになるのでしょうが、35mmの太さだと握る動作が伴ってくるんですね。
ダンベルをぶら下げるように握るわけですからスルッと力が抜けて落下させないように必死ですよ。さすがにセットも終盤に入ってくると握力が持たなくなってくるのでストラップを使う時もあります。
タオルを巻けばシャフト部を55mmの太さにできる
タオルを目一杯、巻けばシャフト部を太くできます。上の写真ではノギスをギューっと挟めていますが、これで太さ55mmになります。
さすがに55mmの厚さで32kgの重量をぶら下げるだけの握力は備わってないのでもっと軽めの重量で試したワークアウトについて書きましょう。
試したのは先ほど言及したハンギング・グリップ(Hanging Grip)系の動作が伴うワークアウトです。その名の通りぶら下げて握る動作です。
実際にやったのはダンベル・アップライトロウです。肩のワークアウトですね。余談となりますが、ディップスなど押す系の動作をやった日に肩のワークアウトをやる時はプレス系はやりません。そんな時にやるのがアップライトロウです。
20kg→16kg→12kgの順番でやりました。タオルは12kgで巻きました。もうね、太さが違うだけでグリップの力の入り具合がまるで違います。これでサイドレイズやらリストカールをやったらグリップ系の筋力は十分に鍛えられるでしょう。
私はタオルを巻けば十分だと感じていますが、ファットグリップでダンベルのシャフト部を太くしてワークアウトをする人たちもいるようですね。
ということで、フレックスベル(FLEXBELL)のダンベルの思わぬ側面を味わってしまったのでした。つまり、イイってことです。
それでは。