グライドカムで動画撮影をしながらちょっとした登山道を歩いてきました。結論を言うと、歩きながら動画を撮影する練習が必要です。
機械式のスタビライザー(ジンバル)での撮影をするなら編集ソフトは何を使おうか?なんて悩む前に、とにかく現場で手ブレを防ぐスキルを身につけることですね。スポーツと一緒でとにかく体で覚えるしかありません。
いやー、これって実際に使ってみないと体感できないですね。いかにスキルが必要かってことを。
Glidecam (グライドカム)HD 2000 にズームレンズを装着したミラーレス機で撮影練習
カメラはFull HD 60pまで動画撮影できるGX7(初代)、 レンズはフルサイズで24-100mm相当の焦点距離をカバーするオリンパスの M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mmの組み合わせをグライドカムに搭載しました。
総重量は1.9kgになりました。
このジンバル(グライドカム)を持ちながら歩く時間ですが、今回は最大で5分間まで手に持ったまま撮影しました。たかが2kg程度の重量でも前腕(特に腕橈骨筋)が疲れますね。保持する持久力と筋力を鍛えないとダメみたいです。
で、実際に撮影した動画です。ひどいブレですよ。こんな感じで1分から5分間の動画を17本撮影をしましたが、どれもこんな感じのクオリティでした。
下の動画は私のと比較すると別格。Canon EOS 70Dと凡庸なレンズをGlidecam HD 2000に搭載して撮影されています。動画の性能(フレームレート)GX7の方が上なのにこの動画の方が更に上のスペックに思えてしまいます。やっぱりスキルの差ですよ。
いかに5軸のブレを防ぐか
ブレには5種類あります。
・カメラのフロントとリアが前後にブレる(ピッチ)
・カメラの左右の両端が前後にブレる(ヨー)
・カメラが上下にブレる
・カメラが左右にスライドするようにブレる
・カメラが回転する(ローリング)
この中でも今回、一番感じたブレがピッチとローリングです。一つ考えられるが、グライドカムにつけるプレート(1つあたり120g)が足りないことではないか、ということです。
GX7 + 12-50mmだと重量が600gしかないためプレートをつけなくても調整がうまくいきました。しかし、プレートがない分、グライドカムの上部が歩く度に振動で遠心力に変わりブレたのではないかと予測しています。
次回はプレートを加えて検証してみます!
持ち方、歩き方が参考になる動画がありました。私も同じ持ち方をしていますが、どうしてもブレてしまいます。となると、歩き方が問題なのかもしれません。ザックを背負いながら動画を撮影をするにはどうやって歩いたらいいんだろう??
同じジンバルで、私が使ったカメラ機材よりも重い重量のカメラを載せて浮遊感のある動画を撮影をする人たちがいるんだから私も練習をすればできるハズ。
それでは。
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GLIDECAM グライドカム HD2000 スタビライザーシステム