何かをやっていれば必ずリスクが付きまといます。この世にリスクがないなんてものはありません。
調理をしていても指を怪我をしてしまうこともある、歩きスマホをしていたらつまづいて転倒。骨折してしまうなんてこともある、何をやっていてもリスクはいつもあなたに付きまといます。
しかし、リスクはコントロールできます。特に日常生活で死亡事故と密接に関わ車の運転では、自分の在り方次第で死亡リスクを低くできます。
今回は8時間以上のハードな登山をやり、帰宅をするために長距離運転をするシーンに焦点を絞って、自分がどのように振る舞うべきなのかをご紹介します。
と言うのも、危うく私が天国に行きそうになったから。
もくじ
ハードに歩いた後は早く自宅で休みたくなる
悲しいかな。連休になると山岳事故が後を絶ちません。事故が起こると本人のスキルだとか、体力云々とか、経験が浅いだとか報道されますが、私は他に根本的な原因があると見ています。
それは時間のなさ。行動時間にゆとりが取れないから。
多少、天候が悪くても「せっかく来たんだから!」という理由でコースを走破しようと試みる。
このコースを走破すればまた百名山の一つを登頂できる!だから今回は行かなきゃ。心の内では下山後に仲間に自慢できることを夢見ている。
と言った感じになっちゃうんですよねー。
毎回とは言わないけど、日本社会は遊びのために休みづらいですからねー。だから無理しちゃうんですよ。それが事故を引き起こす。
本当はハードに山を歩いたら、下山後にその土地でもう1泊できるのが理想です。でもそうするには時間が足りないというのが現状。
だからと言って登山にまで効率化を求めて、せかせか動き回りたくないですね。綺麗な景色が目の前にあるのにね。
時間という制約がある以上、下山後は即、帰宅するという人も多いでしょう。早く帰宅して休みたいですよね。
帰宅するには運転をしなければなりません。公共交通機関で行けばいいじゃん、って思う人もいるかもしれませんが、なんだかんだ言って車の方が小刻みに動けるので利便性が高いです。
登山口から1時間程度で帰宅できるならいいですが、3時間も4時間も走るとなるとちょっと面倒。暗くなる時間から帰り始めるとなると尚更です。行くときは気持ちがのっているからいいんですけどね。
帰宅時の一番の敵は睡魔との闘いです。
睡魔に襲われる理由1:登山後は空腹。食事をするから目がトロ〜んとなる
登山後って、メチャクチャお腹すきますよねー。ハードに歩いた後なら尚更ね。
私の場合は、2、3日間、カロリー補給をし続けないと消費した分を補えないですね。常に体がカロリーを求めている状態です。
こんな感じですから、下山後に食事をしないなんてありえないです。もう本能というかガツガツ食べたい感じになります。
そんなわけで、ライスがたっぷりの丼物を食べたくなりますね。ちなに普段は肉をほとんど食べませんが、ハードな登山をした後に限り食べることにしています。正確に言うと丼物って、肉類ばかりになっちゃうんですよねー。
はい。この状態でしばらく運転をすると、アクビが出始め、目がトロ〜んとなり、頭がぼや〜っとしてきます。非常に危険な状態です。
睡魔に襲われる理由2:夜の高速道路は景色が見えなくて単調だから
行くときは景色の移り変わりが楽しめます。だから運転をしていてもあまり飽きないし時間が経つのも早いです。
問題は帰りです。夜間の高速道路は単調過ぎてつまらないです。どこそこまで何キロって看板出てくる度に、「えー。まだそんなにあるの?」って気持ちになります。
そんなのが続くとだんだんと頭がボ〜ッとしてきちゃうんですよね。登山の疲れもあるしね。これってとても危険な状態で、コンマ何秒か意識が飛んでるんじゃないか?って感じる時があります。
対策1:窓を全開にする
私は帰りの運転ではるべくコーヒーを飲まないようにしています。帰宅後に寝つきが悪くなって余計疲れてしまうからです。
眠気が襲ってきたどうしよ?
こんな時のとっておきの技は、窓を全開にする!です。
風の音がビュービュー聞こえてきてだいぶ早い速度で走行していることを実感します。ずっと高速道路を走っていると、感覚が麻痺してきて120km/hで飛ばしていても普通の感覚になってしまうのです。
こんな時に風の音を聞いて、風を直に浴びたら、「うわ。これ事故ったら命ないよね!」って素直に思います。
窓を全開にすると、ぼや〜っとしてた頭がシャキッとし平静に戻りますね。
対策2:仮眠を15分程度とる
一番正統派な対処法ですね。
眠くなったら仮眠を10〜15分取るだけでも頭がスッキリします。とは言っても完全に落ちる必要はありません。目を閉じてボーっとするだけでOKです。
夜間の高速道路を運転していると、いつもどこかで緊張をしていて神経が高ぶっています。だからストンって眠りに落ちないかもしれませんが、リラックスをする、神経を緩める効果はあります。
対策3:同行者は世間話を振ってあげる
同行者がいれば、世間話を振ってもらいましょう!
眠くなる一番の原因は単調だからです。夜間の高速道路ほどつまらない場所はありません。人間は何らかの変化がないと飽きてしまう動物なんです。
世間話をしているだけでも睡魔を撃退できます。雑談には変化がありますからね。トーク中に頭の中に情景が思い浮かべば完璧です。あっと言うまに時間が過ぎ去って行くでしょう。
最後に
8時間程度の登山をしたとしても大体は朝早くから動きます。5時から動いても午後1時には登山を終え下界にいる、というパターンが圧倒的に多いです。
とは言えど、行く場所や時間的な都合で、帰宅を開始するのは暗い時間になることもあります。
こんな時は睡魔による事故のリスクに晒される可能性が高くなります。
先日、私は自宅の最寄りインターの手前2kmで、1秒か2秒オチてしまいました。危なかったです。自宅が近くなってきて気が緩んだのでしょう。
走行速度が時速100km/hの時に2秒間、意識が飛んだとするとその間に55m走行します。この約50mという距離が直線方向だからよかったものの、カーブだったらどうなっていたことか・・・と考えるとゾッとしますね。
皆さまもどうかお気をつけて。
それでは。