あなたは暗算ができますか?
計算なんてできなくても、エクセルやスマホがやってくれる。Google先生の入力画面を叩けば答えを教えてくれるなんて思ってませんか?
そう思っている人は損をしています。
世の中には、瞬時に計算ができないために損をする人たちがいます。口車に乗せられてお金を吸い上げられ、他人にコントロールされてしまいます。
あなたは相手から言いくるめられそうな時、瞬時にIT機器を出して使いこなせる自信がありますか?そんな無駄なプロセスを踏むより、瞬時に皮算をして相手の一歩先に行っちゃったほう、が手っ取り早くないですか?
大抵のことは皮算ができればOKなんですよ。
今日は、高速道路で目的地到着時間をアッサリと皮算で計算する方法をご紹介します。こういう思考の癖をつけておくと色々なパターンで応用が利くようになってきます。
私は登山で要所要所の予想通過時間を算出するのに応用しています。今回紹介する手法ではなく、思考の癖として身についた結果、皮算を行動中にできるということですね。
もくじ
時速とは1時間に進む距離
んなこと言われなくても分かってるわい!って言いたくなりますね。
一般道は時速何キロで走ってますか? 市街地なら時速30〜40km/h、バイパスなら60〜70km/h、交通量が少ない幹線道路で70〜80km/hくらいですかね。あなたもそうでしょ?
60km/h速度で1時間アクセルを踏みっぱなしだと、1時間後には60キロ離れた地まで移動できます。当たり前のことですね。
繰り返します。時速は1時間の間にどれだけ移動できるか?ということを表した数字です。1時間は60分。すなわち、時速とは60分にどれけ移動できるかを表した数字と言い換えることができます。
バカにするな!なんて思わないで下さいね。この時速という概念をきちんと意識できているかどうかが重要です。
時速60km/hで走行すると1分間に1km進む
60km/h速度で1時間アクセルを踏み続けると60キロの距離を移動します。1時間は60分。
1分間に進む距離はどのくらいでしょう?
60キロ / 60分 = 1キロ
これだけを覚えて下さい。
時速60km/hで走行する車は1分間に1km進む
これ以外は覚えなくてもOKです。
あとは簡単です。何も難しいことはありません。
時速60km/hで39分間走行すると、39キロ離れた場所に移動できます。これは横浜の山下公園 から、木更津の江川海岸までの距離に相当します。ルートは山下公園 → 首都湾岸線 → 東京アクアライン → 87号線です。
簡単でしょ?
高速道路で目的地到への到着時間をアッサリと計算する方法
高速道路では時速何キロで走行してますか? 直線で交通量が少なければ100〜120km/hでしょうか。人間って無意識にキリがいい数字に引き込まれます。
もしあなたが時速90km/hで走行しようと思ったら、大体その辺りでアクセルの踏み具合をキープしようとします。時速85km/hで走行しようなんてのは考えないですよね。
だから、ザックリと高速道路では10km/刻みで計算をすればOKです。
では計算してみましょう。
あなたは高速道路を運転中におトイレに行きたくなりました。次にパーキングがあるのは45キロ先です。何分後に到着できるでしょうか?
時速60km/hで走行する車は1分間に1km進むを応用してみましょう。
時速90km/h で走行すると、1分間に1.5キロ進みます。 答えは30分後です。
時速120km/hで走行すると、1分間に2キロ進みます。 答えは22.5分後です。
じゃ、80km/hの場合はどうやって計算するんだ?
割り切れる数字の中でなるべく最小の分単位に分解しておきます。時速80km/hは1.5分間に2キロ進みます。これも60km/hの法則同様に覚えておきましょう。
時速80km/hで走行する車は1.5分間に2km進む
同様に
時速100km/hで走行する車は1.2分間に2km進む
となります。
目的地までの距離は45キロ先ですが、計算しやすいように46キロにしちゃいましょう。運転中なんですからザックリとした計算でOKです。
時速80km/hの場合:46キロ ➗ 2km ✖️ 1.5分間 =最大で34分弱。
時速100km/hの場合:46キロ ➗ 2km ✖️ 1.2分間 =最大で27分強。
といった感じです。
こんな計算ができると、あとどのくらいでパーキングに着くんだろ?って心配しなくても済みます。妙に焦ってスピードオーバーの走行をしなくても済みますよ。
それでは。