スタートレイル(星の軌跡)を作るのに高級機材が必要だなんて思ってませんか?
あなたの保有機材がエントリー機だからと言って諦める必要はありません。明るいレンズも必要ないしフルサイズ搭載機も必要ないんですよ。
冒頭に載せた写真は、PENTAX K-30(つまりエントリー機)と30年前のオールドレンズでこの絵を作りました。どこのカメラメーカーでも基本は同じです。インターバル撮影機能がついていればOKです。
もくじ
1時間の撮影時間を確保すること
100枚のデータがあれば上のようなスタートレイルを作れます。先ずはあなたが確実に自由になる1時間を確保しましょう。
10分間はカメラのセッティング、残りの50分間は撮影時間です。30秒ごとにインターバル撮影をすれば丁度100枚のデータが撮れますね。
こんな平凡な写真を100枚集めるんです。ちなみにこの写真はノー加工のJPEG撮って出しです。なんてことはない単なる写真ですよね。これを変身させます。
撮影時のセッティング
- マニュアルモード
- 中央測光モード
- リダクション関係、手ブレ補正は全てOFF
- ホワイトバランスは晴れなど固定にする(自分で色温度変えてもOK)
- ISO3200
- キットレンズならF3.5でシャッター速度を25秒(私はオールドレンズのF2.8で20秒のシャッター速度にしました)
- 30秒ごとに100枚撮影
レリーズがなくても大丈夫。でもあった方が撮影のプロセスを1ステップ簡略化できる
カメラのボディ内にセルフタイマー機能があると思います。レリーズがなくてもこの機能を使えば手ブレを起こさずに撮影のスタートを切ることができます。
しかし、セッティング段階ではなるべくならプロセスは少なくしたいものです。余計なプロセスを1ステップ簡略化するためには、レリーズを使うことです。私はPENTAXのレリーズを使ってますが、実はこれ、FUJIFILMのX-T2にも使えてます。
台の上に置けば撮影できるけど三脚はあった方がいい
今回の作例は三脚ではなくガードレールの台の上において撮影しています。理由はもう一台のカメラを三脚に載せて他の被写体をインターバル撮影をしていたため手持ちの三脚が他になかったからです。
APS-C + 標準ズームレンズなら、ラベラー三脚でOKです。
Velbon 三脚 ウルトラロック ULTREK 45L 6段
Manfrotto コンパクト三脚 Befree カーボンファイバー 4段
こうしてできた写真がこれです。
編集はPhotoshopで行なっています。やり方はstudio9さんのページが参考になります。
それでは。