一眼レフでレンズ交換をすると、イメージセンサーにゴミが付着してしまうことってありますよね。
明るめの風景をパンフォーカスで撮影をして、いざ、写真をパソコンで確認をすると泣きたくなってしまうことってありません?
当記事では、黒斑点が写り込んでいる240枚の画像をLightroomを使って一括で綺麗に除去する方法をご紹介します。
やることは単純です。Lightroomのスポット修正ツールでゴミが写り込んでいる場所を選択し、周囲の色と馴染ませるだけです。修正 → 調整 → 修正を2、3回繰り返すだけです。慣れれば5分程度あればできるようになりますよ。
もくじ
内容
- イメージセンサーにゴミが付着したときに出力される画像データ
- Lightroomでイメージセンサーに写り込んだゴミを一括で除去する方法
イメージセンサーにゴミが付着したときに出力される画像データ
センサーにゴミが付着していると、撮影した写真データにゴミが写ってちゃってるんですよねー。あんなに気をつけてレンズを交換したのに何でだよ!ってなります。
そうそう、こんなやつです。 ↓
タイムラプスでは、RAWファイルも編集して非現実的な世界観をより一層引き立たせたいですよね。当然、RAWファイルを弄ります。そんなとき、このゴミが忌々しい存在となります。
ちょっとでもRAW画像を弄ると、ゴミがより一層目立ちます。てかセンサーにこんなにゴミがついていたのか!?
タイムラプス動画では数百枚の写真を撮影します。イメージセンサーにゴミが付着したままだと、全ての写真にゴミが写り込んしまいます。泣きたくなるぜ。
タイムラプスでは自然の変化を通じた時間の流れを捉える手法なので、風景撮影と同様に絞り値を大きくし、パンフォーカスで撮影をします。写真データとしてパソコンの画面で見たときに、センサーに付着したゴミが黒い斑点が写り込んでしまうというわけです。
さっきのRAWファイルをそのまま動画にしてみました(BGMなし)。黒斑点が写っている動画は美しくないなぁ。
Lightroomでイメージセンサーに写り込んだゴミを一括で除去する方法
右ペインから「スポット修正ツール」を選択します。
「スポットを可視化」にチェックを入れると、画像が反転します。画像のコントラストのしきい値はスライダーで調整してください。赤丸印の中にある白い斑点がセンサーに写り込んでいるゴミです。
じゃじゃんゴミと思われる箇所を選択していきましょう。パラメータの設定は、サイズが74、ぼかしが0、不透明度は100に設定しました。完了を選択します。
補足説明をします。白丸矢印の根元は、ゴミを除去したい場所をぼかすために使うエリアです。それからスポット修正で選択した箇所は削除することもできます。
どうでしょう? だいぶ黒い斑点が消えましたね。
まだやることがあります。出力したい絵になるよう各パラメーターを設定していきましょう。その上で、まだゴミがあるかどうかを確認します。もしまだゴミがあれば同じ手順でスポット修正ツールでゴミを除去しましょう。
このまま「同期」をすれば240枚全ての画像の黒斑点が消えるハズです。黒斑点はどの画像データで見ても必ず同じ箇所にありますので、一括で同期しちゃえばいいんです。
同期が完了しました。
さぁ、これを書き出して動画化をするぞ! ちょっと待ってください。今度は240枚の画像にまだゴミの写り込みがないかどか、ざっとチェックしましょう。
先頭の画像を選択して、→キーを押下するか、タッチパッドでスワイプをして画像を遷移させていきます。動画化したときのイメージこれでわかります。
あった!まだゴミがありましたね。山の部分に雲が掛かったら、見えなかったゴミが出てきました。
これも同じく修正ツールでゴミを除去しましょう。
分かりにくかったらスポットを可視化して画像を反転させてやってみてください。ちなみに無数の白い丸印は、すでに修復ツールで選択してきた箇所です。
今度はどうでしょう? お!よさそうですね。また同期をしましょう。先ほどまで修正に加え、今回の修正分が240枚の画像に適用されます。
こうして出来上がったタイムラプス動画がこれです! 三脚ブレはご愛嬌ということで(笑)。
それでは。