前回からの続きです。
ルンバク村で感じたお腹の緩みも一夜休んだら何とか回復。
最終日へのトレッキングへ突入です。
3日目のトレッキングルートです。
天気は終日、小雨(峠では雪)でした。
ルンバク村(4000m)〜ストク・ラ峠(4800m)〜ストク村(3650m)
※ラダック地域の夏のトレッキング事情を知りたい方はこちらの記事をどうぞ
朝の7時に朝食。
メニューは、ティー、卵焼き、チャパティです。
この日は終日、小雨にやられ峠越えでは雪に見舞われました。
ラダックブルーはどこに行ったんだろう?
もくじ
ルンバク村(標高4000m)からストク・ラ峠(標高4800m)
7時半に最終日のトレッキングを開始しました。
外は生憎の天気で小雨が降っています。
ルンバク村の様子。
ルンバク村の上に出ると麦畑が出てきました。
後ろを振り返ると、ルンバク村が谷間にある村だということがよく分かります。
文化を感じますね。
トレッキングを開始して間もなく、遠くにBCが見えてきました。
雨模様…。
だからと言って写真撮影を諦めたりなんかしませんよ。
当初、夏のラダックは晴れるという想定でこの旅行を考えておりました。
ですから、広角レンズはXF10-24mmで来ようと考えておりました。
(他にはXF50mm F2も持っていきました)
しかし、こういう心の声も聞こえていたんですよ。
「万が一雨が降ったら防塵防滴の広角レンズも必要だろう。それから明るいF値が必要な場面もある筈だ。やっぱりXF16mm F1.4も持っていくべきだろう。」
結果的にXF16mmF1.4 R WRを持ってきて大正解でした。
お花の接写撮影で役立ったのはもちろんですが、何よりも雨の中でも雪の中でも撮影を続行できたことが大きいです。
このですからこのトレッキングの50%は程度はXF16mm F1.4だけで撮影しております。
こうして撮影を続行しながら歩いていくと、先ほど遠くに見えたBCが見えてきました。
トレッキング中は馬を引き連れたラダッキーとよくすれ違いましたね。
標高4000mを越えていますが、お花も咲いています。
これから向かう道。
少し左に見える遠くのギザギザした山の谷間から、トラバースをしてストク ・ラ峠に入っていきます。
近づいてきました。
後ろを振り返ります。
どよーん。
谷間は広いうえに幾つかに分かれています。
ケルンは迷わないための道しるべですね。
どんどんとギザザザとした山に近付いてきます。
可憐に咲くお花。
ここで標高4300mくらいでしょうか。
谷間に近づくとお花も増えてきます。
ラダックブルーが欲しかった…。
雨は降っていますが、土砂降りという感じではありません。
シトシトと降る雨です。
カメラはコットンキャリアで固定して歩いていたのですが、さすがに防塵防滴のボディとレンズのセット(X-T2 + XF16mm F1.4 R WR)とは言え、雨に当てっぱなしも精神衛生上よろしくないので撮影をする時以外は帽子を被せて歩いてました。
狭い谷間に入って行きトラバースをしてストク ・ラ峠を目指します。
妻はカメラだけ首からぶら下げて、荷物のザックはガイドに運んでもらいました。
そしてガイド自身の荷物はザックカバーをつけた妻のザックに入れています。
後ろを振り返える。
左下に雪渓が見えますね。
そして…標高4600m辺りからみぞれになってきました。
時刻は9:50。
この頃、私のお腹の調子が再び微妙になってきたということもあり、歩くペースが急激に遅くなっていました。(とは言ってもとりあえずは行動できるレベル
この状態で峠を越えることができるのだろうか、という不安を覚えましたね。
レインウェアを着ていましたが、体も濡れていましたし。
ガイドさん自身も雨具なんてありませんでしたし…。
これは引き返したほうがいいのではなかろうか?と感じた瞬間でもありました。
ルンバク村からここまで2時間20分。
下山をするなら1時間30分もあれば安全地帯へ引き返すことができます。
しかし、あと200mの標高差を稼げば峠を越し、下りに入りこの雪も再び小雨に変わるはずだという頭もありました。
状況によってはこの標高差200mが致命的にもなり得ます。
行くと決めたポイントは風が吹いてなかったことです。
ですから動いている限り大丈夫であろうという判断です。
生憎の天気ですが、これはこれで絵になりますね。
どんどんと雪景色に変わってきました。
時刻は10:30。
ついにストク ・ラ峠に到達しました。
200mの標高差を40分で上がってきたことになります。
荷物を担いだうえで、かつ標高5000m近い状態での話ですから、いいペースではないでしょうか。
深層心理では「早く峠を越してリスクを減らしたい」というのがあったんだろうと思います。
だから多少、無理をしてでもペースを早めたのでしょうね。
ストク ・ラ峠(標高4800m)に滞在した時間は僅か2、3分でした。
動かないと寒いので、この後、一気にストク 村を目指して下山開始しました。
ストク・ラ峠(標高4800m)からストク村(標高3650m)
下山開始〜。
後ろを振り返ると先ほど越えたストク・ラ峠が見えます。
だーーれも居ませんね。
谷底を目指してどんどん下って行きます。
基本的に歩きやすいです。
標高4600m辺りまで来た頃、再びみぞれに変わりました。
標高4500mまで来ると小雨に戻りました。
ほっ。(少し安堵感)
ブルーシープの群がいました。
さすがに広角単焦点レンズなのでこれが限界です。
こういう瞬間に「あー、せめて標準ズームレンズがあれば…」と思わなくもないです。
普段は単焦点レンズで満足しているんですけどね。
谷間に向けて標高を下げていきます。
なかなか絵になる景色。
こんな感じの谷間を下ってきました。
ストク村から上がってくるのは大変そうですね。
雨脚が少し弱くなってきて空が明るくなってきました。
次第に谷間が広くなってきます。
下ってきた方面を振り返る。
このトレイルはストクカングリ山(6150m)のBCへ向かう道です。
人の行き交いが多かったです。
時刻は11:45、ストクカングリBCへの分岐です。
どーでもいいけど、レンズの後ろ玉が曇ってました。
(クリーニングクロスで拭きましたけど)
キャラバン隊が行き交いします。
皆さん、ストクカングリ山が目当てです。
こんな感じですから、ストクカングリ山のBCは人が多いでしょうな。
私自身も「君はストクカングリ山に登頂してきたのか?」と何度かすれ違った人たちに尋ねられました。
谷間が広くなりましたね。
次から次へとやってくるキャラバン隊。
どんだけの人がストクカングリ山に入るんだよ?
下ってきた谷間。
建物が見えてきました。
ストク村は近いです。
そしてストク村へ到着。
時刻は14時でした。
お昼も適当に済まし、あまり休憩も取らずに歩いてきたトレッキングでした。
トレッキングの最終日にラダックブルーを見られなかったのは残念でしたが、この日のトレッキングは私の経験として蓄積され、確実に思い出としていつまでも心の底に残っていくでしょう。
ちなみにストク村は上空から見るとこんな場所にあります。
左の雲に隠れている辺りがストクカングリ山(標高6150m)です。
いつの日かまたラダックを訪れトレッキングのリベンジをしたいですね。
それでは。
この日のトレッキングで大活躍したアイテム
何より役立ったのが防塵防滴の広角単焦点レンズXF16mm F1.4R WRです。
風景、お花、ストリート、テーブルフォト、ポートレート何でもいけちゃう万能レンズ。
私のお気に入りです。
ちなみに妻は防塵防滴ボディ(LUMIX GX8)とレンズ( M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO)の組み合わせで歩きました。
Lehの宿泊予約にアプリ attaを活用
attaとは世界中218カ国・地域の100万軒を超える宿泊施設を多数の宿泊予約サイトを横断的に一括で簡単に比較検索ができるスマホ向けのアプリです。
- AIで宿泊施設の需要供給状況を解析
- 今後の宿泊料金がより安くなる確率を提示
- 提示宿泊料金が下がった時にリアルタイムに手元のスマホに情報を通知
- 満室だった宿泊施設に空室になった際の空室アラート
※価格変動した際にお知らせするプライスアラート機能 です。
もちろん、Lehの宿も検索することが可能です。
attaはiPhone / iPad / Androidにインストールが可能です。
是非、お試しください。
詳細は公式サイトへ。