デリーからレーまでの実効フライト時間は約1時間。
(空港へ接続するまでは約1.5時間)
この1時間のフライトで、ヒマラヤ山脈を越え、標高3500mの高地に至るまでの地形を空の上から目の当たりにすることができます。
圧巻な景色ですよ。
当記事は、デリーからレーまでのフライトは左座席を指定しておくといいよ、というお話です。
【ご注意】
2020年3月4日、インド政府は、新型コロナウイルス対策として、3月3日以前に発給された日本人向けのビザを無効とすると発表しました。
もくじ
レーへのフライトが午前中である理由は地形にあり
レーへのフライトは朝の5時台から9時台に集中しています。
例えば、2020年の7月から9月のフライトだけでもこんな感じなんですよ。
- 5:00 → 6:20 G8215便(ゴーエア)
- 5:45 → 7:25 SG121便(スパイスジェット)
- 6:30 → 7:50 G8203便(ゴーエア)
- 6:45 → 8:20 AI445便(エア・インディア)
- 7:00 → 8:30 UK601便(ビスタラ航空)
- 8:35 → 9:55 G8715便(ゴーエア)
- 9:25 → 10:50 G8221便(ゴーエア)
- 10:00 → 11:30 SG123便(スパイスジェット)
なぜ、レーへのフライトは午前中のみだけなのでしょうか?
その理由は地形にあります。
レー(Leh)は細長い盆地とも言えるべき地形の場所にあります。
Googleマップでご覧の通り、レーの周囲には山々がそびえています。
その標高は5000mにも及びます。
例えば、レー市内の背後(北東)には最高標高は5620mのヌブラ谷へ抜ける峠カルドゥン・ラ)があります。
このような地形ですから、午後になるとく山風が吹いてくるわけです。
朝、快晴でも午後の2時頃になると、空が鉛色の雲の覆われレーの街中でも風が吹き始めます。
そして夕方5時頃になると、再び天気が安定し始め再び青空が姿を見せてくれるパターンが多いんですよ。
そのような背景事情から、レーでの離着陸すべて午前中なんですよね。
ですから、朝の時間帯は飛行機の往来が多いですよ。
レーの街の背後には高い山があるため上空を大きく旋回して着陸態勢に入る
レーの背後には標高5000mクラスの山々が連なっています。
空港の標高が約3250mですから、標高差が1800mですね。
滑走路が見えてもいきなり着陸体制に入ることはなく、先ずはレーの上空を大きく旋回しながら滑走路へ向かっていきます。
(これはこれで楽しいですよっ!)
見ての通り山々に近い距離で飛行していますね。
レーの背後には高い地形があるため離着陸は滑走路の西方向から東方向にアプローチします。
滑走路の西方向からアプローチするために、レーの上空に差し掛かかると機体は左方向に旋回し始めます。
左の窓側の席に座っていると、目前に迫る山々やインダス河が眼下に見ることができます。
これが旋回方向とは逆の右側座席だと空ばかり見えて、下の迫り来る景色が見えなくなっちゃいますよね。
そうです。
レーへのアプローチの場面で景色を見るために左の座席を確保しておく作戦なんですよ。
左側に席を確保すればヒマラヤ山脈の景色を楽しめる
レーへのフライトは北方向です。
午前中のフライトですから、太陽光は右側の座席に当たります。
つまり、景色は逆光に見えちゃうってことなんですよね。
逆光だと眩しいですよね。
景色を見るなら左の席です。
なぜならば、順光だからです。
左の座席を指定しておくと、午前中の陽光に照ったヒマラヤ山脈を堪能できますよ。
左側の窓側座席から見た景色(動画の10秒〜)をご覧下さい。
写真でも。
ヒマラヤ山脈の上空に差し掛かった時の様子です。
デリー空港から離陸してから35分後のことでした。
圧巻です!
やがてヒマラヤ山脈を過ぎ、荒涼とした高地に差し掛かります。
下に見えるのはレーの街から車で10kmちょっとの距離にあるストク村です。
雲で隠れて見えませんが、ストクカングリ山(標高約6100m)登山への出入り口となる村です。
という具合に左座席を指定しておいたおかげで空からの景色を楽しめますよ。
まとめると、左座席に座るメリットは
- デリーからのフライトは進行方向が北で午前中である
- そのため太陽光が東(機内の右座席)から当たり眩しくて景色が見にくい
- 左座席なら眩しくないので景色が見やすい
- ヒマラヤ山脈も左手に見える
- レー上空での旋回方向も左なので、機体を傾けたときに景色がよく見える
ということですね。
席は航空券をネットで購入し航空会社のホームページから予約しました
デリーからレーまでのフライトはエクスペディアでVistara航空のフライトを予約しました。
予約番号が確定した時点で、Vistara航空のホームページから座席指定をしました。
初めてラダックに行かれる方は、是非、左の座席を指定してみて下さい。
それでは。