あなたはどんな登山靴を履いていますか?
化繊や革製のハイカットブーツ?
それともミドルカットのトレッキングシューズ?
いやいやアプローチシューズですか?
実は私、どれも使ってきました。
今は革のハイカット登山靴とアプローチシューズを併用しています。
登山を始めた頃は下の画像のようなミドルカットのトレッキングシューズ(サロモン)を履いてました。
しかしこの手のトレッキングシューズはソールや靴の表面の経年劣化がきたら買い替えをしなければなりません。
新しい靴の使い出しは慣れるまでが大変です。
そんな過程を経てAZOROのハイカット型・登山靴、そして現在のLOWAの靴に落ち着いています。
テント泊装備で縦走する時はハイカットタイプの頑丈な登山靴が一番都合がいいのです。
中でも一番合っているのがLOWAのTAHOE PRO(タホープロ)です。
下の画像のやつですね。
このTAHOE PRO(タホープロ)はハイカットタイプで私のように22〜25kgくらいの荷物を背負って長時間行動しても足首を守ってくれます。
軽量でとても重宝しております。
ただ、ヌバックレザーなどの革靴は定期的に手入れをする必要があります。
この手入れが面倒に感じたりする時もあります。
そこであまり靴が汚れない登山では3〜4回の一度の山行でワックス塗りを、泥で汚れた時はその都度という感じで手入れをしています。
今回は私がどんな感じで手入れをしているのかをご紹介しますね。
LOWAの登山靴に限らずヌバックレザー製の靴なら同じ手順で応用できます。
もくじ
登山靴の手入れ1:靴の汚れを水で洗い流す
登山口に靴洗い場や沢があればそこで洗っちゃいますね。
登山直後って疲れていて億劫になりがちなんですけど、帰宅してから洗うのはもっと面倒になります。
今回は帰宅して2日後くらいに靴の手入れをしました。
この道具を使って靴の手入れをしていきます!
登山靴にはこんな感じで土埃がついています。
これを水で洗い流します。
オバケツに水を入れてそこでジャブジャブ洗います。
この桶、登山靴を洗うのに丁度いいサイズ感なんですよ。
乱暴に扱っても壊れないし。
靴を水で洗う時はウエス(不要になったTシャツやタオルを切ったもの)を使っています。
ソールに着いた泥は基本的にタワシや手で落としていますが、時にはソールに目詰まりして取れない時があります。
そんな時は真鍮ブラシで泥を取り除くこともあります。
注意点は強く磨き過ぎないことです。
登山靴の手入れ2:レザージェル(LEATHER GEL)を塗って撥水性を保つ
次にCollonilのLEATHER GELを登山靴にすりこみます。
主な目的は汚れや水などの撥水性を保つことです。
タホーブーツだとハイカットなので2プッシュ分を手に取ってますね。
こんな感じでブーツに塗り塗りします。
GELがブーツに馴染むまで手で摩ります。
夏場はCollonilのLEATHER GELがよく伸びてくれますが、晩秋の朝夕に塗るとなかなか伸びなくて大変です。
でも大丈夫。
どのみち、最終的には馬毛ブラシでGELを馴染ませるからです。
馬毛ブラシに水をつけてGELを伸ばすように馴染ませていきます。
摩擦で靴の表面の水滴がなくなるまで磨くのが目安です。
LEATHER GELを塗って馬毛ブラシで磨くとこんな感じになります。
どうですか?だいぶ綺麗になったでしょう?ここまでの作業がおおよそ10分です。
登山靴の手入れ3:紫外線を浴びた靴にヌバックローションを塗って表面の耐久性を高める
登山靴はガレ場や岩場などで靴表面を擦ってしまうことがあります。
少しでも靴の耐久性を高めておきたいですよね。
実際に私も靴の側面を岩場などで擦っていますが、靴耐久面には全く影響を受けていません。
一応、おまじないだと思ってヌバックローションを塗っています。
こりゃ手に取らなくていいから楽チン。
ヌバックローションは紫外線の影響で色落ちした色を復活させるとも言われています。
実際に私の靴も渋みのある色彩を保っているので一定の効果はあるのでしょう。
登山靴の手入れ4:レザーワックス(LEATHER WAX)を塗って革をしなやかつ保つ
このLEATHER WAX、パッケージが違いますがどっちも同じ物です。なくなってきたので追加購入しました。
最後は登山靴の革にワックスを塗って潤わせてあげましょう。
タホーブーツでこのくらいのワックスを使ってますね。
レザーワックスも手入れ1で使ったLEATHER GEL同様に手と水をつけた馬毛ブラシを使います。
靴表面の水滴が摩擦で乾くくらいを目安に馴染ませす。
LEATHER WAXを馴染ませてこんな感じになりました。
手際よくやればここまでで20分くらいですかね。
以上、日常的に私がやっているヌバックレザーの登山靴の手入れでした。
手入れが面倒にならないように木のボックスにメンテ用のアイテムを収納しています。
毎回と言わずとも汚れたら手入れするくらいの気持ちでいいと思いますよ〜。
ちなみにTAHOE PRO(タホープロ)を履いて3年経ちますが、手入れさえしていれば下の写真のようにいつまでも健やかな状態を保てますよ。
ところでタホープロって靴の裏地もヌバックレザーの革が露出しているんですよね。
ここはシーズンの終わりにLEATHER WAXを軽く馴染ませるに留めています。普段は表面を乾燥させるだけですね。
是非、この機会に定期的な登山靴の手入れを習慣化してみてはいかがでしょうか。
今回使った靴のお手入れアイテム
コロニル LEATHER GEL (撥水性効果)
コロニル ヌバックローション(革の色彩を復活/耐久性向上)
コロニル LEATHER WAX(革のしなやかさを保つ)
それでは。