最近、動画に興味を持っております。これまでのタイムラプスの経験を転用できるのではないか?と目論んでおります。
ハッキリと申し上げてほとんど動画に関する知識はありません。今あるのはタイムラプスの延長線上にある断片的な知識と経験のみです。これからトライをしながらスキルを積み上げてきますよ。
もくじ
なぜ一眼ムービーで動画をやりたいと思うのか?
YouTuberになりたいわけでも、何々しましたみたいな報告動画を作りたいわけでもありません。
タイムラプス用の撮影は定点撮影になりますので、特定の場所で滞在できるまとまった時間が必要です。1箇所に滞在するだけでなく、行動しながら何かやってみたいなって思い浮かんだのが動画でした。
なぜ動画なのか?というと、動画は行動中しながら撮影ができます。何か前向きなアグレッシブさを感じるのです。写真撮影やタイムラプスは撮影中のためにベストシーンが訪れるのを待つことがあります。風景が相手だと尚更ですね。待つだけでなく能動的に取り組めるのが動画かなって思いました。
記録動画ではなく何か訴求できるものを作ってみたいなぁ、なんて漠然と思っています。どんなものを?と問われても現時点では、何となくカッコいいモノ、と抽象的で漠然としたレベルでしか答えられません。
でも、何かやり始める時って「何となく」でいいと思ってます。このブログもそうだし。継続して書いていたら何となく書き方が分かってきたような気がします。
動画撮影はどんなカメラを使うのか
当然、動画を作るためには機材が必要になります。しかし、何の機材を揃えていいのかは手探り状態です。急いで4K対応の機材を購入する必要はないかなぁ、と思ってます。
もし購入するとしたら、EM-1 MK2、X-T2、GH4、GH5になると思います。特に4K60pに対応したGH4なんかは新品でも初値の約半額から6割程度の価格で購入できます。中古市場にも6万円代で出回っていて手を出しやすい価格になっていますね。
しかし、今今はFull HDの撮影でいいかなと思ってます。とりあえず今は手持ちのPanasonic のLUMIX GX7での撮影になります。現状でもFull HDのフレームレート60pで撮影できますしね。理由は「タイムラプスを作る私が考える4Kに対するFull HDの優位性」に書いたので読んでみてくださいね。
→ 2017年暮れにX-T2を購入。動画もこのカメラで運用していきます。
カメラよりもジンバルにお金をかけるべきではないのか?
気分が乗ったところで、張り切って撮影した動画がこれです!
ブレブレな動画ですねー。たとえ私がGH5やα7sIIを持ってみたところで、結果はきっと同じになります。一応手ブレ補正は付いてますけどね。
今回の動画撮影ではコンパクトなトラベラー三脚・ウルトレック45Lの脚を畳んで一脚のようにして、GX7+ 20mm/F1.7Ⅱ ASPHのレンズをつけて撮影しました。なぜそうしたのかというと、ウルトレッックを畳んで使えばスタビライザーのように使えるのではないかと考えたからです。
こんなイメージね
でも実際には甘かったです。ブレまくりです。やっぱりこりゃイカん!と思ってスタビライザーやジンバルのことを真面目に調べ出しました。
週末を使って朝から晩までネットと動画で色々とチェックしました。そこで見えてきたものは、ジンバルには電動式と機械式があるらしいということでした。それから価格も安くはないですね。大体5〜10万円くらいは見ておいた方が良さそうです。
三脚やレンズと同じで安価なものに手を出してしまったが為に、もっと良いものを新しく購入する羽目になるということほど無駄な出費はありません。ならば、きちんと製品の性質をきちんと見定めて最初からいいものを購入した方がいいですよ。
ジンバルのことを詳しく調べて行くと、PILOTFLYのH2-45という電動式のジンバルが目につきました。バッテリー込みの重量は1.2kg、最大荷重量は2.2kg、更にソフトウェアを使って動作を細かく設定できます。なんて便利なんだ!と思いました。
PILOTOFLY H2-45を使った動画を見ても浮遊感があり動きが滑らかです。私が撮影した動画とは雲底の差です。
他にも電動式のジンバルでは、Zhiyun Crane Mなどがありました。
でも調べるうちに違和感を感じました。それは日本語の情報ばかりにたどり着いてしまうことです。こんなに便利ならもっと世界中の人が情報発信をしていてもいいのではないかと思いました。カメラのレビューなんかは日本ブランドにも関わらず、海外からの情報発信が多いですよね。
もう一つ気になったことはバッテリーの問題です。旅行というよりも登山をしながら撮影してみたいなって考えているので、バッテリーに依存したくないと思いました。バッテリーが切れたらただのお荷物ですからね。
そこで、もっと違うアプローチで情報を探すことにしました。それはジンバルを持ちながら縦走レベルのトレッキングをしている人を探すことです。
いました!
バックパックの荷物25kgです。お!これなら俺も背負っている重量じゃん!って共感しましたよ。ドーリーやドローンの他、機械式のジンバルを持ち歩いていました。それはGlidecam (グライドカム)HD-2000です。
動画の中では「登山での使用は危険」ということにも言及されています。が、細い稜線や岩場で使用しなければ使えそうだなって感じました。
気になってGlidecam HD-2000の情報を調べると、じゃんじゃん情報が出てきました!ビビッ!ときましたね。これです!これ!使っている人、沢山いるじゃん。購入すべきものはこれ!と決めました。
作例です。カメラは7Dを使っています。古い機種ですよね。手ぶれ補正なんかついてませんし、4Kなんて搭載していません。フレームレートはFull HDの30p止まりです。それでもグライドカムを使ってこんなクオリティの動画を作れてしまうんですね。
で、早速購入して手元に届きましたので、またレポートしたいと思います。
→ ジンバル Glidecam(グライドカム)HD 2000をB&Hで購入
それでは。