私の苦手分野と言ったら街中でのスナップ撮影です。
何を撮影していいのかよく分からないのです。
しかし、そんな中でもスナップ写真を撮りたくなる場所があります。
それは城下町です。
被写体を探すというよりは目につくので撮り易い、だから撮る意欲が湧くと言った方が正確かもしれません。
今回はFUJINON XF16mmF1.4だけでスナップ写真に挑戦してみました。
もともとは、換算15mm(APS-C機で10mm)の画角に慣れていたせいもあって、さほど広過ぎるということも感じることなく撮影できたように思います。
XF16mmF1.4 R WRで雪舞う越前大野市を撮る
こんな鉛色の空の日は、フィルムシミュレーションのクラシック・クロームの出番です。
彩度を抑えつつもコントラストの効いたメリハリのある絵を出してくれます。
閑散とした大野市の冬景色。
風情を感じることができます。
北陸の雪は湿気があって重い雪です。
傘を持たずに外を歩いているとびしゃびしゃに濡れてしまいます。
普段のスナップ写真撮影用と言ったらLUMIX GX7ですが、流石にこんな天気じゃ使いたくない感じです。
傘を差していても動きながら撮影しているとボデイが濡れるからです。
防塵防滴仕様のFUJIFILMのX-T2だと強気で写真撮影ができます。
XF16mm F1.4で広角マクロ的な撮影。
X-T2のチルト式モニターのおかげでローアングルの撮影も簡単にできます。
こんな体勢での撮影ではNinjaストラップをつけると長さ調整がラクにできます。
F1.4で撮影。
背景の様子も分かりつつ強調したい被写体を浮かばせることができるレンズです。
ここで役立ったのが角型レンズフード です。
雪が降っている中でもレンズの保護フィルター前面に雪が付着せずに撮影できました。
アルミ削り出しのため万が一、ベンチにぶつけたりしても大丈夫。
衝撃に対する強度も安心感があります。
越前大野城。
XF16mmF1.4 R WRですごいなと感じたのは、暗部のディテールも潰れずに表現できることです。
X-Trans CMOS IIIセンサーの高感度耐性に脱帽。夜の大野市街をXF16mmF1.4 R WRで撮る
雪上がりの七間通り。
ISO感度3200まで上げても全然ノイズが気になりません。
同じ2400万画素のPENTAX K-3ではノイズが入っちゃうかな。
ISO感度6400まで上げても余裕です。
RAWから現像をしていますがノイズや露出などのレタッチは行なっていません。
X-Trans CMOS IIIセンサーの高感度耐性に脱帽です。
APS-C機としては最高峰の高感度耐性じゃないだろうか、と思ってます。
更にISO感度を12800まで上げます。
もちろん手持ち撮影です。
F1.4でシャッタースピードは1/60です。16mm(換算24mm)でこれシャッタースピードを稼げると手ブレとは無縁です。
XF16mmF1.4 R WRとX-Trans CMOS IIIセンサー搭載機は夜間撮影と相性がいいですね。
再びISO感度を6400へ。
絞り開放(F1.4)で撮影。
これでシャッタースピード1/350です。
ISO1600まで落としても1/80くらいのシャッタースピードを維持できます。
FUJINON XF16mmF1.4は夜のスナップ写真にも使えるレンズですね。
防塵防滴ということもあり多少の悪天候でも強気で撮影できるのが嬉しいところです。
ちなみに、テーブルフォトにも使えますよ。
万能な広角レンズです。
FUJIFILMのXシリーズをお使いの方であれば、このレンズの味を知ってしまうとハマってしまうかもしれません。
それでは。