ついつい自分と同じ車種に乗っている人を見ると、車の空間をどういう風に使っているのか気になってしまいます。
そんな中、目に飛び込んで来たのがある行楽地で目にした光景です。
それは我が家と同じ車種ホンダシャトルのラゲッジスペースの空間を余すことなく有効に活用しているカップルの姿でした。
彼らはラゲッジスペースに棚を拵えアウトドア用具をきれいに収納していました。
冬の穏やかな陽光の中、ラゲッジスペースに腰をかけて優雅にコーヒーを飲んでいました。
「いいな、ウチも棚を作ろう」
使い勝手がイマイチだったインテリアバーとプラダンを使った棚
とりあえず作ってみたのが簡易的な棚でした。
材料は使わなくなっていたインテリアバーと車中泊用の目隠しを作った時に余っていたプラダンです。
- Cretomのインテリアバー2本(1本はショートタイプ)で引っ掛け部分をニッパでカット
- プラダン(90cm×45cmにハサミでカット)
- 90cm×30cmのメッシュ状のラバー滑り止め(ダイソーで買った)
- イレクターパイプ(補強材として)
で、これが実際に荷物を仮置きしている様子です。
簡易的な作りですが10kg程度の重量なら問題ありませんでした。
先ず2本のインテリアバーをトノカバーの棚部分に置きました。
でも、バーを目的の長さに調整して締め込むと置く部分が左右で合わなくなっちゃうんですよね。
そのためインテリアバーを締め込まずに引っ掛けるだけとしました。
補強としてバーがずれて落下しないように直径28mmのイレクターパイプをはめました。
2本のインテリアバーの上に90cm×45cmにカットしておいたプラダンを置きました。
シャトルのトノカバーの一番幅がある部分は左右の壁面から約115cmですので、小物でなければ90cm幅に荷物を置いても隙間から落下する心配は不要でした。
棚を作ったことで車中泊の荷物仮置き場が確保できるようになり、特に雨の日なんかは外に出なくても寝どころの準備をするのが楽になりました。
しかし問題点が幾つかありました。
- 横になって足を曲げると膝がイレクターパイプの継ぎ目が膝に干渉した
- 荷物を棚の下に積載する時にイレクターパイプに干渉し出し入れにストレスを感じた
- 砂利道や急カーブなどで走行中に棚が落下してくることがあった
決定打となったのが走行中(急な坂道のヘアピンカーブです)ボックス(ダイソーの水切りかごトレー)に入れていた登山靴が棚ごと敷きっぱなしにしていた寝袋の上に落下してきたことです。
普段は滑り止めラバーの効果もあって問題なかったのですが、振動が加わったり横にGがかかると同じ問題に遭遇してしまいます。
ダメだ。
落下してくるごとに荷物を乗せ直すのは面倒だな。
棚をきちんと作り替えよう。
トノカバーに4本の板を引っ掛ける方法を考えた
棚を作る条件は
- 棚より下の空間を有効活用できること(イレクターパイプは使わない)
- ワンタッチで棚が取り外しができること(棚を外して全空間を使いたい時がある)
- 取り外した棚を車内に置いても邪魔にならないこと
- 15kg程度の荷物をど真ん中に積載しても耐える強度を確保すること
でした。
当初は1枚の板をトノカバーに棚の幅に合わせてカットして引っ掛けようとも考えましたが、問題点がありました。
それはトノカバーの棚の奥はコの字型構造になっており9mmしかないことです。
実際にホームセンターを見て回ったのですが、厚さ9mmの1枚板だと強度の面で懸念がありました。
そこで1枚の板ではなく182cmの1×4材(ワンバイフォー)を利用して棚にすることにしました。
(※1×4材(ワンバイフォー)とは木材の断面サイズが、厚さ19mm × 幅89mmの規格品)
下の写真が実際にDIYした棚なのですが、見ての通り4本の木材を使っています。
棚全体の幅は約36cm(89mm×4本)+隙間のアルファ分ですね。
実際に使った材料です。
(※ホンダシャトルの場合です)
- 182cmの1×4材を4本使用
- 3本は114cmにカットしてもらった(ちょうど良かった)
- 1本は109.5cmにカットしてもらった(110cmの方が良かったかもしれない)
カットした棚をこうしてはめていくだけです。
114cmにカットした3本はちょうどいい具合にはまりました。
というか、114cmの長さだと3本以上並べてはめるのは無理です。
3本目の板は結構力を入れてはめました。
問題はコの字型構造になっている部分でした。
前述した通り溝が9mmしかないので今回使った1×4材(厚さ19mm)をはめることはできません。
先に紹介した114cmの3本の板だけでもいいのですが幅が約27cm(幅89mm×3本)だと、荷物を仮置きするには少し幅が狭いんですよね。
ここで登場するのが109.5cmにカットした1×4材でした。
木材の両端にL字型の金具を木ねじで留めて宙に浮かています。
これなら9mmの溝部分にはめなくても対応できますね。
とりあえずはめることはできました。
ただ少し隙間があるので110cmにカットしてもらえば良かったかな。
長ければ後で自分でカットすればいいだけの話だったわけで(もう遅い)。
まぁ、これはこれで良しとしましょう。
今回のDIYで必要な部材のサイズも分かりましたし壊れたらまた作ればいい。
実際の様子です。
使い勝手が良いです。
これなら板ごと落下してくることがありませんし、ワンタッチで取り外しもできます。
床から棚の下までの高さは約50cmです。
棚の上から天井までの高さは一番低い部分で31〜32cmです。
これは仮置きの様子ですが、フルフラットにせずに荷物を置くとこんな具合に収納できます。
雨の車中泊でも荷物を仮置きできるので空間を有効活用できます。
ダイソーの水切りかごトレー、荷物を入れた買い物かご(これもダイソー)、カメラなどなど仮置きしてます。
ちなみに余った材料は買い物カゴの天板にしました。
68cmが3本、72.5が1本余ったので、ノコギリを使ってそれぞれ46cmの長さにカットし作りました。
こんな使い方もできます。
以上です。
それでは。