NASを導入してからやり始めたことはクラウドに散らばっているデータの一元管理です。
個人的にはGoole Drive、One Drive、DropBox、Amazon Drive、iCloudの5つを使っていますが、用途が曖昧(写真とドキュメントがミックス状態)になりつつあります。
中にはアカウントを複数持ちクラウドサービスを使っているものもあります。
こんな感じですから複数のクラウドサービスに毎回ログインするのも面倒だし、パソコン本体とクラウドを同期してもストレージの容量が無駄になってました。
そこで散らばっているデータの最適化を図るべくSynology NASのアプリ「Cloud Sync」を使ってDS218+に入っているHDDと同期し、かつ、どちら側でデータを更新しても双方向で同期するようにしました。
クラウドと言えば懐疑的に思っている人もいますが、私は手元にデータを置きつつもクラウドを積極的に活用していくべきだと考えています。
近い将来ほとんどの個人データはパブリッククラウドへ保管する時代が来る、と調査会社が予測しているデータもあります。
Seagate社 DATA AGE 2025のIDCレポートでは、2025年には世界の49%のデータがパブリッククラウドに置かれると予測しています。
クラウドのデータをNASと双方向で同期をするとはどういうこと?
Gooleドライブを例に出しますね。
外出先でGoogleドライブでドキュメントを編集し保存をすると、NASにも更新されたデータが反映されます。
逆にNASに保存してあるドキュメントを編集し保存をすると、Googleドライブに置いてあるドキュメントも更新されます。
これが双方向で同期するということです。
クラウドとNAS間で更新したデータが双方向で同期できると、外出先でも自宅でもパソコン1台で作業が完結できますね。
NASのアプリ「Cloud Sync」でクラウドとNASの双方向で同期できるようにする設定(Amazon Driveを事例に紹介)
事前にパッケージセンターからCloud Syncをインストールしておきます。
- Cloud Syncを開く。
- 左下の+ボタンを押し「クラウドプロバイダー」画面を開きAmzon Driveを選択し「次へ」を押す。
3. 「Amazonログイン」画面が開くので、Emailとパスワードを入力しログインする。
4. 「Synolgoy Redirect Page」が開くので 「Agree」を選択する。
5.「Cloud Sync」画面が開く。
6. 「ローカルパス」のフォルダアイコンをクリックする。
※ローカルパスとはNAS内に保存する場所のこと
7. 「フォルダの作成」で任意のフォルダを作る。
※ここでは「AmazonDrive」を作りました。
8. 「リモートパス」フォルダアイコンをクリックする。
※リモートパスとはクラウドの中身のこと
9. 「ルートフォルダ」が開きます。
※この中身はクラウドの中身と同じです。
※amazon driveを開くと「ルートフォルダ」の中身と同じフォルダ階層になっていることが確認できます。
10. 「ルートフォルダ」から任意のフォルダ(※1)を指定し、「同期方向」(※2)から「双方向」を選択します。
(※1)ここでは「DATA」フォルダを指定しました。
(※2)双方向を指定することでクラウド側での更新、NAS側での更新のどちらでも同期が行われます。
11. 適用します。
12. 同期するファイル形式を選択します。
※例えばビデオは同期しないならチェックを外します。
13. 以上の設定で同期が開始されます。
同期中であることを示しています。
以上で全ての操作が完了します。
それでは。