あなたはワークアウトをやる時、トレーニングベルトを使っていますか?
以前は使っていたのですが、最近はあまりトレーニングベルトを使うことがありません。理由としてはMAXの近い重量でワークアウトをやるのではなく、ミドルウェイトで回数を稼ぐことによって最大値の底上げを図る手法に切り替えているからです。
なぜそうしているのかと言うと、実用的な動作では連続的な動作、持久的な動作が必ず伴ってきます。
当ブログでも発信している通り、私は山を通じて季節の移ろいを一眼レフ機やミラーレス一眼で撮影しています。機材を持ってテント泊装備で山に入ることも少なくありません。そこで必要になるのが長時間ザックを背負って歩いても上体がブレない体幹部の筋力です。特に脊柱起立筋は体の姿勢を保持するためにずっと筋力が発揮されます。
体幹部の筋力バッファはあればあるほど良いです。行動に余力が出るからです。しかし、最大値だけ強くても使えません。ある程度の筋力を発揮し続ける持続力があることで実用面でも使える体になります。そんな理由で1発狙いではなく、ミドルウェイトで回数を意識したワークアウトをやっています。
そんなワークアウト手法をやる中でもベルトを併用する場合があります。それはどんな時か?
もくじ
脊柱起立筋が疲れているけど、脚は疲れてない場合にバーベルスクワットをやりたい時
脚は元気だけど脊柱起立筋だけ疲れている時ってありません?私はあります。
例えば系重量でも床引きデッドリフト を高回数にやったら1〜2日間は脊柱起立筋には疲労が残ります。トレーニングの都合上、デッドリフト をやってからあまり日数をおかずにスクワットをやりたい場合もありますよね。
そんな時にスクワットである程度の重量を扱いたい場合があります。が、脊柱起立筋の疲労が抜けてないが為に脚のトレーニングをきちんとする前に上体がバーベルの重さに負けてしまって重量を下げざる得ない状況に陥ることがあるんですよね。
そんな時に使うのがトレーニングベルトです。目的はあくまで脊柱起立筋の疲労による上体の筋力発揮を補助するためです。そのため、分厚いベルトを使うことはありません。
ここで私が使っているのは少し薄めのHarbinger(ハービンジャー) トレーニングベルトです。このベルトを使う利点は、薄さゆえに動作がしやすいことですね。
こうしてベルトを併用することで上体がバーベルの重量に負けずに脚のトレーニングをこなすことが可能になります。
トップサイドデッドリフト で脊柱起立筋をターゲットとしたワークアウトをやりたい時
逆に脚が疲れている場合は、脊柱起立筋だけ狙ったワークアウトをやる時があります。そんな時はトップサイドデッドリフト をやるわけですが、床引きデッドリフト よりも重めの重量を扱うことができます。しかし、高重量を扱うと背中が釣竿のように真っ直ぐにならずにしなってしまうことがありますよね。
そんな時はガッチリと背中を固定できる本革のベルト(GOLDS GYM ゴールドジム プロレザーベルト)を使います。このベルトを使う利点ですが、
・可動範囲が狭いので多少の厚さがあっても邪魔にならない
・厚さゆえにに背筋がガッチリ固定される
ということです。
床引きデッドリフトで最大回数の記録にチャレンジしたい時
ミドルウェイトで回数を稼ぐ(総負荷量)ことによって最大値の底上げを狙うやりかたです。一番、私がやっている手法ですね。
ここでもHarbinger(ハービンジャー) トレーニングベルトを使います。回数を重ねる毎にフォームが雑になってくるからです。ここは安全のためにもベルトを着用しておいて、ハムストリングスや脊柱起立筋に刺激を与えることを狙います。
ただ、毎回のように最大回数でトレーニングをするわけではありません。疲労が蓄積して回復に影響があるからです。冒頭でも書きましたが私は山歩きをしています。ハイシーズンで条件がいい時は、ほぼ毎週のように山に入り連続でテント泊をすることも珍しくありません。よって、疲労を残さないトレーニングをする必要があります。
そんな時はベルトを使わずに少し余力を残した回数で留めることにしています。重量的にも少し余力があり、回数にも少し余力を持たせて、それでいて腹圧をしっかりかけてフォームを崩さないようにトレーニングしています。実用面ではベルトなんか使わないですからね。自分の筋肉だけで背中をガッチリと固める癖はつけておくべきという意味も兼ねています。
実用的動作を考慮するなら基本的にトレーニングベルトは不要。しかし、目的に応じて2種類のベルトを使う
ベース上記でも触れた通り私は目的に応じて2種類のベルトを併用しています。
1つ目がナイロン製のベルトです。最大回数に挑戦する時に使うことが多いです。利点は動作がしやすいことです。しかし、マジック製なのであまり高重量で腹圧がうまく使えてないとマジックが少しズルズルと動いてしまう感があります。
そこで使うのが2つ目の本革のベルト。こちらはドップサイドデッドリフト のように高重量を扱う時に使うことが多いです。何と言っても最大の利点は厚さゆえに背中の湾曲を抑えてくれることです。
厚さが10mmある本革のベルトもありますね。1発の最大値を追求していくならベルトの厚さがフォームのサポートをしてくれますね。
日々、感じることですが山で撮影するカメラ機材も、トレーニング用品も似たような機能を持ち合わせつつも目的と用途に応じて使い分けをする必要があります。
自身の目的を見定めて体の鍛錬をしていくのも大事なことですね。
それでは。