5月の佐渡島って行ったことありますか?実は以前に自転車で周遊してます。これに味を占めちゃいましてね。
いいんですよ。この季節の佐渡島って。気候が快適なんですよ。寒くもなく暑くもなく、晴天率も高くサイコー。
今回の記事は数年前の5月後半に行った佐渡島主脈を縦走した時のお話です。目的は「お花を巡るトレッキング」です。
タイミングが巡ってきた土日の2日間(テント泊)で行ってきました。移動時間が長く疲れましたが、今となってはいい思い出。
もくじ
全体の流れ(島では公共交通機関利用)
佐渡島ではすべて公共交通機関を利用しました。中でも「お花の季節」限定で運行されるドンデンライナーが便利でした。(後述します)
DAY1
新潟港〜両津港へ移動(2.5h)
両津港〜アオネバ登山口まで移動(0.5h)
アオネバ登山口〜ドンデン山荘まで登山(2h)
DAY2
ドンデン山荘〜ドンデン山〜金北山まで縦走し麓まで下山(8h)
タクシーで両津港まで移動
両津港から帰路へ
事前情報収集編:地図は佐渡ヶ島観光協会から入手しておこう
佐渡ヶ島へ行く前に、佐渡トレッキング協議会にコンタクトを取り資料を郵送して頂きました。(ありがとー!)山や佐渡の地図、船の時刻表などなど豊富です。
ネットで情報収集も出来ますが、紙で全体像を俯瞰しておくと後々の行動計画を立てやすくなります。特に地図系はその傾向にあります。
何事も思い立った行動を起こす時は、事前の情報インプットは大事ですね。
佐渡汽船で新潟港から両津港(佐渡ヶ島)までの移動
新潟港から佐渡ヶ島までは1日5本の定期便が運行しています。佐渡ヶ島までの所要時間は2時間30分。
後述しますが、ドンデンライナーの出発時間に合わせて乗船すればいいのでそんなに急ぐ必要もないかなと。
私が行った時は新潟港を9:20、両津港に11:50に到着する便に乗りました。ドンデンライナーの出発時間が12:50で予約したからです。
でね、佐渡汽船の楽しみは何と言ってもカモメと戯れることができることです。楽しいですよ。ぜんぜん飽きない。
カモメが飛び回る様子はこちらの動画(音あり)をどうぞ。佐渡島に着くまで終始こんな感じでした。
写真も貼っておきますね。
この時はPENTAXの標準ズームレンズで撮影しました。AFが遅くF値が暗めのレンズですが、カモメの数の多さも手伝ってなかなかいいショットが撮れました。
両津港に近づいてくると金北山(標高1170m)が見えます。
ドンデンライナー(春限定)で両津港からアオネバ登山口まで移動
時刻は12時過ぎ。12:50発のドンデンライナーに乗るまでに少々時間があります。
先ずは腹ごしらですね。両津港を出ると食堂もありますが、あまり時間もないので両津港内のラーメン屋さんで食事をしました。
ドンデンライナーは「花の季節」限定で両津港からドンデン山荘までバスが運行しています。予約制なので計画されている方はお早めに。
初日から登山をしたい人はドンデン山荘へ行く途中にあるアオネバ登山口で下車します。
先ほど12:50のドンデンライナーに乗ったと書きました。この時間に乗車して途中のアオネバ登山口から登山をしたとしても15時30分頃には山荘に着くので十分にゆっくりとする時間が取れるんですよ。本当に歩くのは2日目なんです。
アオネバ登山口からドンデン山荘まで2時間のお花街道を楽しむ
初日は移動も兼ねてゆっくりと登山。展望はないけどお花を見ながら歩けますよ。
舗装路に出るまではお花を楽しめますよ。そこまではマクロレンズ1本で上がってきました。使ったレンズはこれです。
ドンデン山荘は気持ちのいい場所です!
ドンデン山荘は見晴らしのいい場所に立っています。宿泊施設だけでなくテント場もありますよ。
ここはねぇ、お風呂に入れるのが最高なんです。
テント場。
気持ちのいいテント場でしたよ。
すごく重宝するのがMSRのドロメダリーバッグです。翌日の縦走では水の入手が困難なのでこのバッグがあると役立ちます。
テント場からは両津港が見えます。
ガラガラ…。北アルプスや南アルプスのテント場とは雲泥の差です。
両津港をアップで。
星を撮ろうと思って持ってきたのがトラベラー三脚「Befree Carbon」です。重量は1100gです。
思い返してみれば、これは邪魔だったかなと。翌日、8時間歩くのに何で持ってきたんだろう?
靴はLOWAのタホープロを履いてます。
佐渡ヶ島の主脈、ドンデン山荘から金北山まで縦走
2日目は5時から行動開始。朝焼けに染まる海とご対面です。海が眺めながら歩くのって気持ちがいいですね。
ドンデン山に到着。まだまだ朝焼けの真っ只中です。
これから目指す金北山は遥か遠くに。
トレッキング開始です。
ミズバショウ。
シラネアオイ。
ニリンソウ。
カタクリ。
カタクリの群生をトレイルの脇にちらほらと見かけます。
シラネアオイ好きには佐渡、オススメですよ。
まだまだ続く金北山までのトレイル。
桜。
ドンデン山荘で拵えてもらったお弁当。気候もいいし、景色もいいし、こんな中で食事できるなんて最高の贅沢じゃないですか。
金北山の前まで来ました。
まだあるぞカタクリ。
シラネアオイの宝庫ですわ。
標高が低いとは言え、残雪があります。
最後の登り。左に見える建物は自衛隊の施設です。
これが金北山のピーク。
佐渡島の南西部に見える真野湾。
アップで。
両津港。
アップで。
金北山から下山しタクシーで両津港へ
10時50分。下山開始です。
白いカタクリ!
広葉樹の森が広がっています。
13時15分、横山登山口へ。標高差で1000m下ってきました。
携帯の電波が通じる場所まで歩いてタクシーを呼びました。
タクシーを待ちぼうけてふて腐れています。
こうして両津港まで戻ってきました。タクシー代は確か3000円にしてくれた記憶があります。
時刻はもう14時45分です。お弁当を入手して腹ごしらえ。残念ながらお風呂は入っている余裕もないしどこにあるか探す時間もありませんでした。
両津港から帰路はちょっと辛かった
16:05のフェリーに乗り込みます。疲れちゃった。
またカモメと戯れます。
いつの間にか日が傾いてました。
この後、新潟港には18:35に到着。なんかんだで車を泊めている駐車場に戻り、そこから車を出した頃には19:30を過ぎていました。
混むのが面倒だからそこから一気に高速へ。
お風呂も入ってなくて体がベタベタするし、お腹も空くし….帰りはあまり美味しくもないSAの食堂で食事をしました。
そこから自宅までひたすら運転…
次回は軽量化&出発時間を早くして下山後もリラックスできる時間を作るようにしよう。
使った撮影機材
初日のお花撮影で使ったレンズ。
2日目の行動のメインレンズ。
初日の星空撮影に使ったレンズ。
それでは。