登山やトレッキングなどのアクティビティを続けていると行動範囲が広くなりますよね。
どうしても歩いてみたい場所がある、そんな時には10時間を超える運転をして目的地まで向かう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
10時間を超えるドライブとはどんな距離感なのか?
渋滞にハマらないという条件で、以下の組み合わせで走行した場合に700〜800kmくらいの距離感になります。
- 高速道路
- 信号がほとんどない一般道
- 少しの市街地(幹線道路を走行する都合上、通らざるを得ない)
運転時間が長いため、事故に遭遇するリスクが高くなるということを念頭に置いて普段以上に気を配って運転しなければなりません。
本来であれば楽しいことも事故を起こしては元も子もないですからね。
そんな距離感を運転する際に私が気をつけていることをご紹介しましょう。
もくじ
事故が起こる原因は意識の途切れである
年に幾度かは長距離(片道500km〜800kmオーバー)を1日で運転しますが、事故現場に遭遇する時があります。
車が横転していたり、車同士が衝突して事故処理をしていたり….。
明らかに普段の生活圏内と比べたら多いです。
事故ってなぜ起こるのでしょうか?
スピードの出し過ぎ。
車間距離が短い。
運転ミス。
などなど色々と言われていますが、私はちょっと違うと思いますね。
事故が起こる原因は意識の途切れです。
意識の途切れとは、意識がコントロールできなくなった時に起こるものだと考えています。
例えば、スピードを出せば出すほど意識をコントロールできる持続時間が短くなります。
集中力が持たないってことですね。
無理に持続しようとすると、いずれ意識が途切れます。
そして、事故を起こす。
事故を起こさない(起こることもあるけど)ようにするために肝となるのは、意識をコントロールできるような環境で運転をすることだと思っています。
それではどんなことを気をつけて運転をしたらいいのでしょうか?
運転時間が長くなるほどゆったり速度(90km/h)を維持して走行しよう
高速道路を走っていると、勢いよく追い越してくる車っていません?
140km/hはゆうに越えてるよなって感じの。
側から見ているとその車が目的地までその勢いで行くかのような錯覚を引き起こしてしまいます。
しかし、そんなことは起こりませんよね。
しばらく走行していると猛烈な勢いで追い抜いてきた車に、追いついてしまうことがあります。
その車が飛ばしてたのにも関わらずにです。
パーキングエリアやサービスエリアがない区間ですから飛ばし続けるのに疲れちゃった感じ。
長距離運転をしていると分かりますが、よくあるんですよ、こういうこと。
スピードを出せば出すほど集中力が持続できなくなります。
注意力も働かせ続けなければなりませんし、神経が疲れてしまいます。
ちょっと想像してみて下さいね。
あまたは、10時間ずーっと120km/h以上で走行し続けることできますか?
無理ですよね?
仮に高速道路を使う区間が7時間だったとしても、そんな速度で走行を維持するのは無理でしょう。
あなたは疲れてどこかで休憩を取るでしょう。
最近の車には前方車の車を追従して速度を維持してくれるACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)や、カメラとミリセンサー波センサーで道路の白線を認識してレーンをキープし自動でハンドル操作をしてくれる機能が装備されていますが、あくまでも運転のアシスト機能であり完璧ではありません。
当然、車にアシスト機能が装備されていたいしても運転中は多少の神経を使うことになります。
人間、何時間も張り詰めた神経で集中力を持続するは無理なんです。
ですから、運転時間が長くなるほど神経をすり減らさないような走行を心掛ける必要があります。
神経をすり減らさないようにするためには、ゆったりとした速度で運転をすることです。
私の例ですと、2時間程度なら120km/h程度で運転することもあります(追い越し時に)。
8時間オーバーの運転なら90km/h〜100km/hで巡航しますね。
これ以上の速度を出すと、追い越し車線に入ったり出たりするのが面倒なんです。
なぜならば車線変更をする度に注意力(神経)を使うから。
90km/h程度の速度であれば、後続車が勝手に追い越してくれるので、こちらもあまり神経を使うことがありません。
速度を上げるのは前方に80km/h前後で走行している車がいる時か、インターチェンジからの合流地点で追い越し車線に入るくらいです。
神経を使わないぶん疲労が軽くなります。
そのため、休憩回数も減り目的地までの所要時間が、飛ばして走行した場合と変わらないなんてこともあるわけで。
事例。
私が以前に650kmの区間をずーっと高速道路で走行した時、トイレ休憩だけで7時間ジャストでした。
平均時速は93km/hですが、実際の巡航速度はほぼ100km/hを維持したままでした。
(100km/hの巡航でも割と追い越しすることが多い)
おそらく120km/hで走行しても所要時間は変わらなかったでしょうね。
疲れて休憩時間が多くなっちゃうから。
神経の疲労具合、車の燃費、速度とのバランスが良いが時速90km/hです。
たらふく食べない。少量・こまめにエネルギー摂取をしよう
「よし、運転するから沢山食べるぞ!」なんてことはやりません。
お腹一杯になると消化にエネルギーを使うだけでなく眠気が襲ってきます。
長距離の運転をするときは、少しの量の食べ物を小まめに食べてます。
ナッツ、特にバタピー なんかいいですね。
少量で高カロリー、塩気もあって飽きない、それでいて腹持ちもよく睡魔が襲ってきません。
私はナッツと水さえあれば長距離運転できます。
高GIの糖質を控えタンパク質や食物繊維が多いものを選ぶ
私は長距離を運転する時は白米やラーメンは食べません。
眠気が襲ってくるからです。
仮眠を取れる時間があるなら食べますが、一気に移動したい時には絶対に口にしませんね。
とはいえ、空腹感があると集中力が削がれ事故の原因になりますので何かしら口には入れます。
具体的には腹持ちがいいものです。
腹持ちがいいと言えば食物繊維です。
その代表格がローソンのブランパンです。
パン1個辺り食物繊維が5.6g含まれています。
成人男性が1日に必要な食物繊維が20gですからブランパンを4個食べればクリアしちゃうんですね。
長距離移動では、食事も偏りがちで排便サイクルがおかしくなったりします。
そんな時にブランパンを食べれば便秘予防にもなりますよ。
もう一つ特筆べき点はタンパク質の含有量が圧倒的に多いことです。
パン4個食べれば肉や魚の100gに匹敵するタンパク質(20g)を摂取できます。
ブランパンは運転しながらでも食べれちゃうのがいいですね。
手が汚れませんし食べやすいのでオススメです。
利尿作用のある飲み物を控えて水を飲もう
コーヒーを飲みたい!と言ったところですが、眠気を感じる・予防をする時を除きあまり摂取はしないですね。
利尿作用があるからです。
運転最中に尿意を覚えると集中力が散漫になってしまいます。
長距離運転と相性がいい飲み物は水ですね。
あ、これって登山と一緒ですね。
運転中には500mlのミネラルウォーターがあると水分補給をしやすいです。
まとめ買いをしてストックしておくといいです。
距離的に遠くなったとしても渋滞を避けて迂回ルートを通る、時間帯を変える
渋滞って大嫌いなんです。
自分のペースで動けないから。
おトイレも行けないし低速で運転しなければならないし、なんか焦れったいんですよね。
たとえ距離的に遠くなったとしても私なら迂回ルートを使いますね。
だって渋滞がヘドが出るほど大嫌いだもの。
渋滞は生理的に受け付けないんです。
迂回ルートを使うことで自分のペースで走行できるなら、そっちの方が圧倒的にストレスも軽減されて運転にも集中できます。
場合によっては下道も積極的に使いますね。
すいすい走行できる道路もありますからね。
景色も見えるし飽きないですよ。
混むということが予測できるなら、混まない時間(夜中ですが)に移動しますねぇ。
ホント、動かないって分かってながら突入するのはバカバカしいし人生の時間の無駄だと思っています。
同乗者に話をしてもらう(あるいは会話をする)/本を聴く
運転を交代してもらうのが一番ですが、同乗者が高速道路は怖くて運転できないなんてこともあります。
そんな時は同乗者に何かお話をしてもらいましょう。
何時間も単調な運転をしていると頭がポーッとしてくることがあります。
そんな時に何かコミュニケーションがあるだけで頭が活性化し、結果的に運転に集中できたりします。
同乗者がいても隣でうたた寝したいたり(イラっ)、そもそも同乗者がいないなんてこともあるでしょう。
そんな時は音楽を聴くのもいいのですね。
しかし何度も聴いていると飽きてきます。
そこで本を聴く(オーディオブック)のも一つの手だと思っています。
(私は通勤時間に聴いてます)
朗読の速度をAudibleのアプリで変更できるので自分の好きなペースで聴くことができます。
例えば、これは私のiPad miniに入っているアプリの画面です。
(iPad miniを車載して使ってます)
走行速度を90km/h、エンジンの回転数を1700rpm程度に維持できる車ならたとえ静音ガラスを施されてなくても音声を聴く事ができます。
是非試してみてはいかがでしょうか。
と私はこんな感じで10時間を超える運転をしています。
あなたなら、どのように長距離運転を乗り切りますか?
それでは。
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