登山中の一眼レフって持ち運びって鬱陶しくないですか?
首からぶら下げるとブラブラ動くし、汗でストラップがベタつくし。
縦走装備で樹林帯を駆け上っている時って、あんまりカメラ使わなくないですか?
縦走がメインの登山ならほとんどの場面でズームレンズか広角単焦点レンズを使うので、森の中でこれぞ!というものを撮影する機会がほとんどありません。
荷物も重いことだし。
この時ばかりはカメラって邪魔クセェーっなって素直に思います。
でも、稜線に出てしまえばカメラは必須の道具になります。
※ただし森の植物撮影をメインとする場合は話は別という前提
さて、そのカメラをどのように運ぶのが一番楽なのでしょう?というのが今回のお話の趣旨です。
今回は登山中のレンズ交換に的を絞って、汗かきの私がどのようにレンズを交換・持ち運びをしているのかをご紹介します。
もくじ
一眼カメラのネックストラップは汗でベタつく!でもテント場では大いに役立つ
一眼レフ機やミラーレス一眼を首からぶら下げる時は、太いネックストラップを使うと首への負担が減ります。
首へのストラップの接地面積が広く負荷が分散されるためです。
ネックストラップを使って首からカメラをぶら下げる。
これが一番スタンダードでラクな持ち歩き方法なんですよね。
しかし、登山では首から一眼カメラをネックストラップを介してぶら下げ方法だと不都合が起きてしまいます。
それは、汗でネックストラップがベタついてしまうことです。
首筋に手拭いやタオルを巻いてその上からネックストラップをかければいいじゃないか!と思うかもしれません。
しかし、大量に汗をかく体質の人には効果がありません。
手拭いが汗で濡れてしまうからです。
手拭いの上から一眼カメラの重量がネックストラップを通じて首にかかっていたら、更にベタつき感が増します。
とても不快です。
ネックストラップの利点が活きる場面は、テント場や山小屋に着いてからです。
小高い丘に登って写真を撮ろうとか、ちょっと歩いて高山植物を撮影しようと思う時になって初めてネックストラップが重宝します。
私は38mm幅のニンジャ・ストラップを使っています。
ネックストラップの幅が38mmあるので首や肩への負担が減ります。
ストラップの長さも調整できるので体へ密着させた状態から撮影用の長さに素早く調整できるので速写性が上がりますね。
登山中、ストラップは邪魔なのでザックに忍ばせておき山小屋やテント場に着いたらカメラに装着させるスタイルになっています。
チェストバッグは利便性が高い。しかし夏場だと胸元が暑苦しくてNG
以前、ホーボージュンのチェストバッグを胸のフロントに付けて歩いていました。
トリミングしてるので画質悪いですがこんなやつです。↓
この手のバッグはとても便利でした。
ちょっとした行動食をすぐに出せるし、予備の交換レンズも1本くらいだったら入れておけます。
APS-C機の一眼レフのカメラならバッグ入れておくことができます。(無理やりだけど..)
ホーボージュンバッグは、ザックを下さなくても行動しながら手元で物事を完結できちゃうスグレモノでした。
さて、そのチェストバッグですが、ブランド名がパーゴワークスに変わり、PaaGo WORKS(パーゴワークス)パスファインダーというチェストバッグが出ていました。
チェストバッグが壊れたのを機に手放したわけですが、また使うのをためらっておりました。
とても便利なんですけどね。
やっぱり原因は汗です。
胸のあたりが暑くてどうしょもないんです。
特に夏場は。
持ち運びの快適さよりも汗の不快感の方が勝ってしまいます。
追記:2019年7月現在、このシリーズに手を出してみました。
ただ、今回はチェストにつけるのではなく、みぞおち辺りでつり下げるものです。
この夏と秋口で使ってみて改めて使用感などレビューしたいと思います。
チェストハーネスは胸の前でカメラがブラブラと動いてしまう
チェストハーネスなら安価でカメラの持ち運びがラクにできるアイテムを作れますね。
市販品ではないですが、Dリングとアルミカラビナでチェストハーネス作ってカメラをぶら下げてみましたが、やっぱり不快。
カメラが前でブラブラするのがストレスになります。
コットンキャリアに一眼レフを装着して行動することで汗からの不快感から解放される
てことで、メインのカメラはコットンキャリアのストラップショットに装着することで、登山中のカメラ持ち運びによる不快感を解決しました。
K-3 + DA16-85mm(1300g)を装着して8時間行動しても汗によるストレスがありません。
画像ブレてるけどこんな感じです。
カメラ底面の1/4ネジ穴にアタッチメントを取り付けたものをコットンキャリアに装着しています。
カメラもガッチリと固定されてブラブラすることもありません。
コットンキャリアを使う利点は、首へのストレスが減るということ、汗によるネックストラップのベタつき感から解放されるということです。
欠点もあります。
片方の肩に負荷が掛かることですね。
ザック左右の重量バランスを考えないと、片側だけ重くなってしまい小さな疲労を積み重ねしまう原因にもなります。
これがね、ミラーレス機になるとマーベラスな感じになるんですけどね。
GX7+ ZUIKO 12-50mmのレンズの組み合わせだと最高に軽い!
汗かきの人で、登山中に一眼レフの持ち運びに悩んでいる人は、コットンキャリアの導入を検討してみてもいいかもしれませんね。
交換レンズはカメラケース+カラビナでザックに吊るそう
ところでレンズ交換はどうしましょうか。
ザックの中にレンズを入れていると交換が面倒になってしまい、ベストな撮影シーンで、ベストでないレンズをつけて撮影してしまうことになります。
そんな時の対策はこれ!カメラケースですね。
このケースは、SIGMA の超広角レンズ 10-20mm F4-5.6 EX DCのレンズを購入した時に付属してきたものですが、ケースなら中に保護材が入って入れば何でもOK。
さて、このカメラケースを利用して行動中でもレンズ交換できるように改造してみましょうか。
カラビナを通してやります。
大きめのサイズがいいですね。
ちなみに私が使っているカラビナはWILD COUNRTYの「アストロ テックワイヤー」です。
このカラビナの強度は写真のようにロックを閉じた状態で縦方向に約2300kg(つまり2.3トン!)まで耐えることができます。
レンズ程度の重みなら全然余裕ですよ。
次にカラビナをザックの腰辺りに引っ掛けてやります。
私の場合は、一眼レフ +コットンキャリアを左肩に。
ケースに入れたレンズを右腰につけています。
この方法だとザックを下さずにレンズ交換ができます!登山では工夫も大事です。
それでは。
こんな記事もあります。