
スポーツをやっていると怪我をしてしまうことがあります。肘を傷めてワークアウトに支障が出る!なんて悩んでいる人もいらっしゃるのではないかと思います。
でも、工夫をするとその部位にあまり大きな負担をかけずにワークアウトを継続することが可能です。
実は私、右の前腕を傷めてまいます。人生で2回目のテニスひじ(上腕骨外上顆炎)。4年ぶりくらいかな。あー!またやっちまっったという感じです。悲しい、と嘆いていても仕方がないので工夫をしてワークアウトを継続していますよ。
肘って日常生活でも使うからなかなか厄介ですね。目下の悩みはジンバルを使った動画撮影の練習です。ワークアウトは工夫でなんとか乗り切れるとしてもジンバル撮影ではダイレクトに腕橈骨筋を使ってますからね。
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テニス肘で痛みがあるときに避けるべきワークアウト種目
こんな動作をやるとますます悪化するので避けるべきです。別に1ヶ月や2ヶ月できなくても大して筋力は低下しません。この期間はチャンスと思って代わり他の部位を強化しておけばいんですよ。
ハンマーカールはテニス肘の痛みを悪化させるから手を引こう
腕相撲を強くしたり、前腕を太くしたりするのに有効な種目ですが、テニス肘中はやらない方がいいです。理由は腕橈骨筋を使う過程でテニス肘になった部位も使うからです。
テニス肘中は一番危険な種目ですね。
まぁ、やってみれば実感するのですが治りかけても高い負荷がかかった瞬間、一発で悪化してしまいます。悲しいですよ。また時間かけて治さなきゃならないんですから。
治るまでは腕橈骨筋を鍛えることからは手を引きましょう。その代わり部位は異なりますが、リストカールはやっても大丈夫です。
順手・パラレルハンドのチンニング(懸垂)も肘に痛みが走るから避けておこう
普段なら何気なくやっている懸垂も、肘痛めちゃうと「こんなに使ってたのか!」と実感します。だって、順手やパラレルハンドの懸垂やると「ウォ!いてぇ!」ってなりますもん。
裏を返せば特殊なワークアウト種目を取り入れなくても順手の懸垂をやっているだけで、腕橈骨筋もきちんと鍛錬できているということです。普段なら気付かないことなんですけどね。
オーバーハンド(順手)のベントオーバーローイングも挙げた瞬間、肘がイテ!っとなるから休もう
懸垂がダメならローイング系だ!というわけには行きません。やはりオーバーハンドでやるベントオーバーローイングも肘の外側の筋肉を使います。
困ったぞ!広背筋はどうやって鍛えればいいんだ?という問いに対する解決策
さて、困りましたね。広背筋を鍛える懸垂とベントオーバー ローイングをやってしまうと肘の痛みが悪化してしまいます。
一番、ベストな選択はワークアウトを完全に休むことですが、特定部位のために全体のワークアウトに影響が出てしまうのも釈然としません。
でも、解決策はあります。
逆手(アンダーハンド)グリップに変えてベントオーバローイングワークをやる
懸垂もベントオーバーローイングも順手でやるのではなく、アンダーハンドのグリップに切り替えてやると、腕橈骨筋に負担をかけずに広背筋を鍛えることができます。
腕橈骨筋にかかる負荷の差は歴然としています。言い換えれば、アンダーグリップの引く系の種目では腕橈骨筋はほとんど鍛えられないとも言えます。
完治したらまた鍛えましょう。
アンダーハンド(逆手)でやるチンニング(懸垂)はナローグリップしかできない。どーすればいい?
さて、ここで問題になるのがグリップ幅。アンダーグリップはナローハンドが基本になります。
広い手幅でプル系・ローイング系共に動作が困難になります。手首に負担がかかるので。広い手幅で広背筋を鍛えることができない、というジレンマから脱するにはどうしたらいいのでしょうか。
パラレルハンドとアンダーハンドの中間でできる場所でチンニング(懸垂)をやればいい
こんなイメージです。

こんな形状の場所で、逆手懸垂をやるやり方だとほとんど腕橈骨筋に負担がかかりませんから。なかなかこういう場所ってないんですけどね。

アンダーハンドでやる懸垂の効果を得つつも、パラレルグリップでやる懸垂と同等レベルまで手幅を広げることができます。それでいて、手首と腕橈骨筋へ負担を軽減することができ、かつ、広背筋はバッチリ鍛えることができます。
それでもダメなら・・・サポーターで肘の筋肉の動作を制限する
大人しくサポーターで筋肉動作の制限をしましょう。私もあまりにも酷ければサポーターを使っています。
それでは。