車中泊用に断熱材を使って目隠しを作ってみました。
実際に使ってみましたが想像以上に快適でした。
今回は色々なブログを参考にして自分で作ってみました。
少々、手間は掛かりますが一度作り方を覚えてしまえば簡単です。
今回は知らないことや不慣れな事もあり想定外に制作時間が掛かってしまいました。
材料の買い出しも含め、平日に1時間を3日間、それから休日の半日を使いました。
次回に制作なら三分の一の時間で出来ると思います。
今回はHONDA SHUTTLE用に作りました。
似たような車種に乗っている方なら参考になるかと思います。
作った目隠しは
- 運転席及び助手席の窓
- 後部座席がの左右の窓
- 荷室の左右の窓
の6箇所です。
もくじ
材料について
DIYに着手する前に窓枠のサイズを測定しどのくらいの材料が必要なのかを計算してみました。
ホームセンターに行き揃えた材料が以下のものです。
- スタイロフォーム 182cm × 91cm × 厚さ20mm (1枚)
- スタイロフォーム 91cm × 91cm × 厚さ20mm (1枚)
- プラダン(プラスチックダンボール)182cm × 91cm × 厚さ20mm (1枚)
- プラダン(プラスチックダンボール)91cm × 91cm × 厚さ20mm (1枚)
- セメンダインスーパーX (1本)
- アルミテープ 50mm × 10m
- アルミシート180cm×180cmm
しかし、いざ作り始めてみると材料に過不足が出てきました。
実際には182cm × 91cmのスタイロフォームとプラダンだけで賄えました。
また、セメンダインスーパーXは途中で足りなくなり2本買い足しました(が使ったのはそのうちの1本)。
アルミテープは丁度良く使い切りました。
以上までの材料を揃えて掛かった費用は5000円ほどです。
(銀シートについては元々あったので費用は0円です)
スタイロフォームはネットで購入するよりもホームセンターで購入した方が安く入手できますね。
サイズ感も把握できるので近くにホームセンターがあるならそちらで購入することをオススメしますよ。
目隠しが出来上がるまでの手順
- 窓枠の型を新聞紙に写し切り取る
- 上記の型をスタイロフォームに複写し切り取り窓脇で微調整する
- 上記の型をアルミシートに複写し切り取る
- ②に③をセメンダインで貼り付ける
- ④のエッジにアルミテープを貼り付ける
- 上記の型をプラダンに複写し切り取る
- プラダンを⑤のスタイフォームに貼り付ける
1:車の窓枠の型を新聞紙に写す
ネットでやり方を探してみると新聞紙や方眼紙に窓枠の型を書いている方が多い印象でした。
霧吹きを窓に吹き付けビニル袋を貼り付けて型を取っているか方もいますね。
しかし、私は新聞紙に型を書きました。
切り取るとこんな感じです。
2:スタイロフォームに新聞紙の型を複写し切り取り窓枠で微調整する
切り取った新聞紙の型をスタイロフォームにマジックで複写します。
注意点はどこの窓枠の型なのかを記載しておくことです。
後で分からなくなってしまうと困るので。
次にスタイロフォームの型を切り出します。
小型カッターナイフで切り出せますが、時間が掛かりすぎました。
それから切屑も沢山出ますね…。
迷わずに大型カッターを使用されることをオススメします。
次に車にこの型を持って行き微調整をします。
新聞紙に書いた型を切り取っているだけなので盛大に誤差が出てしまいます。
多少の誤差には目を瞑りましょう。
最終的にはプラダン(プラスチックダンボール)で調整をするので。
車の窓枠に型をはめて地道にカッターを使いながら微調整をします。
切屑も出るので掃除機も忘れにずに持って行きましょう。
3:アルミシートにスタイロフォームの型を複写し切り取る
次にアルミシートにスタイロフォームの型を複写し切り出します。
この作業は簡単ですね。
今回は薄手のアルミシートを使いました。
元々、テント泊や車中泊用の断熱材用にと思って持っていたものですが、ほとんど使う機会がなかったので、チョキチョキ切って使うことにしました。
4:切り出したスタイロフォームにアルミシートを貼り付ける
次にスタイロフォームにアルミシートを貼り付けます。
ここで登場するのがセメンダインスーパーXです。
こんな感じでセメンダインをスタイフォームに塗っていきますが1本じゃ足りな過ぎでした。
ですので、作業途中にホームセンターで買い足してきました。
ちなみに写真では白いセメンダインを使っていますが、塗った時に伸びが悪いので透明な方がオススメです。
私も後で買い足したのはクリア色の方でした。
2本買い足したのですが、追加1本で何とか足りました。
アルミシートを貼り付けた様子です。
セメンダインをスタイロフォームに塗ってから10分程度置いてから貼り付けてます。
注意点は貼り付け作業をする際は部屋の換気はお忘れなく。
匂いに慣れてしまうと気付かないですが、セメンダイン臭が部屋に充満してしまいます。
5:スタイロフォームにアルミテープを貼り付ける
スタイロフォームとアルミシートが接着できたらエッジにアルミテープを貼り付けます。
これがまた大変なんだな…不慣れだと尚更。
アルミテープに切り込みを入れて貼り付けましたよ。
ここまでやってしまえばアルミシートが剥がれてしまう心配がなくなります。
アルミテープは写真の4枚の窓枠と荷室の2枚合わせ合計6枚分で 5cm × 10mを使用しギリギリ足りた感じです。
6:スタイロフォームの型をプラダンに複写し切り取る
スタイロフォームの型を利用してプラダン(プラスチックダンボール)にも型を取ります。
ここでも182cm×91cmのプラダンを使い切る感じでした。
ポイントは周囲を1cmほど余裕を持って型を取っておくことです。
後で微調整することになるのですが、窓枠にはめるため少しキツめくらいが丁度いいんですよね。
プラダンはハサミで切り取れます。
7:スタイロフォームにプラダンを貼り付ける
ここでもセメンダインスーパーXを使いスタイロフォームにプラダンを貼り付けます。
これがクリアなタイプのやつですね。
こんな感じで10分ほど放置してから貼り付けます。
そして出来上がったのがこれ。
スタイロフォームよりも少しだけプラダンのサイズが大きくなってます。
あとはプラダン側も窓枠を調整すればOKですね。
実際に窓枠に取り付けた様子、車内での保管の仕方
実際に窓枠に取り付けた様子です。
プラダン側を車内に向けてます。
こちらが実際に車中泊をしている様子です。
リアの大きな窓には市販のサンシェードを設置し、フロント側はインテリアバーに布を引っ掛けて目隠しをしてます。
車の荷室に置くとこんな具合です。
しかし、これでは折角のSHUTTLEの広い荷室の使い方としては勿体ないような気がします。
ということで、天井のデッドスペースに置くことにしました。
その際に使ったのが自転車などで使われるゴムロープ。
100均やホームセンターでも売ってますね。
3mのゴムロープをを4本使用して車内に取り付けました。
こんな具合に天井にDIYした目隠しを置くことにしました。
(詳しくはこちらの記事を読んでみてくださいね)
2022年3月追記:ゴムバンドを設置してから1年間経過しましたが目隠しを問題なく収納できています。
以上となります。
実際に外温10℃の雨天の中で車中泊をした印象は…
- 目隠しに多少の隙間はあるものの遮光はバッチリ
- 就寝中に隣に車が停車しても気付かない(遮音効果ある?)
- 断熱効果もあると思う(朝の時点で20℃キープ)
- 目隠しをした6箇所の窓に対する結露は微量(効果あり)
でした。
また色々な環境で泊まってみて感想を書きたいと思います。
それでは。
車中泊をした時の記事
寒気が入ってきた福島で車中泊をした時のお話です。
この記事で紹介したスタイロフォームとプラダンの目隠しを使いました。