ジャンク品になったカメラってどうしてます? 捨てますか?それとも頑張って売りますか?
こちらでも触れましたが、K-30が絞り制御不具合のため、黒画面や極端にアンダー露出の画面を吐き出す現象に遭遇しています。今でも騙し騙し使っています。気まぐれなのか調子がいい時もあって正常に動作することも多々あります。
さぁ、この気まぐれカメラをどうするか?分解でもしてみる?
もくじ
K-30の修理代と中古市場の価格差がほとんどないので今使える機能を使い倒す
さて、我が家にはカメラが3台あります。ここでXマウントを入れると4台になってしまいます。流石に4台のカメラは必要ありません。じゃ、K-30を手放すか?
ジャンクと化したK-30を手放したところでレンズの1個も買えやしません。今や中古市場は2万円。ジャンクなんてただ同然で手放ざる得ません。
じゃ、どうするか? 「使い切ってない機能を最後の最後まで使い倒す」です。
ショット数.comで調べて見ると、K-30のシャッター回数は32000回ほどでした。公称値は10万回です。シャッターユニットの寿命まであと7万回もシャッターを切れることになります。
ちなみにこのK-30は保証期間が切れる寸前に不具合が発生し、新品に交換してもらっていますので、想像以上にシャッター回数が余っていました。裏を返せばシャッター回数が3万回に到達する前に、絞り制御不具合の現象が起こるようになったということです。
このような機材に絞り制御の不具合を17000円出してまで修理をする価値があるか?と問われると否です。いずれまた同じ現象に遭遇するからです。次は6万回に到達する前にまた献上金を差し出さなければならないでしょうね。
だから今使える機能を使い倒すのが一番。
使い倒しかた1 バルブ撮影の練習用機材として使い倒す
インターバル撮影をしていても絞りが気まぐれでアンダー露出の画面を吐き出す可能性があります。仮ににこの現象が起きた場合、コンポジット(比較明合成)ができない、ということはありませんが露出アンダーの画面を除去するのが面倒です。
その点、バルブ撮影なら1枚づつ撮影するので仮に撮影に失敗したとしてももう一度やり直せばOK。バルブ撮影の利点は絞っていても、ISO感度が低くても星の奇跡や夜の雲の流れを表現できることです。バルブ撮影のようにカメラに負担がかかることでもジャンク品なので強気で使い倒せます。
使い倒しかた2 インターバル撮影をしてグッドな光加減で撮れた写真を1枚選ぶ
タイムラプスを作りたいときは、残念ながら途中から黒画面を吐き出す可能性あり失敗する可能性が高いです。だとすると、連続したデータを繋げるための撮影には向かないですね。
そんな時はデータを繋ごうなんて考えずに、数百枚撮影したデータからイイやつを選べばイイんですよ。
構図とピントだけしっかりと合わせてインターバル撮影します。その中からこれ!と思える光加減のものを写真データとして抽出するという使い方ですね。100枚撮って30枚黒画面を吐き出しとしても、その中に1枚いいものがあればそれでOK。
使い倒しかた3 スナップ撮影でとにかくシャッターを切りまくる
スナップ的撮影なら数ある玉の打てば当たる、的なスタンスで撮影に臨めます。仮に黒画面を吐き出したとしても、気に入った構図をRAW撮影していれば救済できる可能性が高いかも。
その場合、単焦点レンズでの撮影がメインになりますね。使うレンズはM28mm F2.8と、DFA100mm F2.8です。いずれも森や街中での撮影になりますね。失敗したとしても、いくらでも撮り直しができる被写体がメインかな。登山で稜線を歩きながら使うというスタンスは黒画面現象が頻発した時にストレスが溜まるのでNGです。
オールドレンズ smc M28mmを使用しF2.8で撮影しました。
DFA100mm F2.8 MacroをF2.8で撮影しました。
カメラはポンコツでもレンズから吐き出される絵はいいですね。やっぱりレンズか。
以上、ジャンクになりつつあるカメラの使い方をK-30の不具合を通じて書き出してみました。
それでは。