先日、北飛騨の天生湿原と籾糠山(もみぬかと読みます)でお花を堪能してきました。
山の中の山という感じで奥深さを感じた場所でした。
もくじ
アプローチ
天生峠の駐車場までのアプローチ方法は2つあります。
1つは白川郷から国道360号線から入ってくる方法。
もう1つは飛騨古川方面から河合町を経由し国道360号線から入る方法です。
今回は後者の飛騨古川方面から入るルートで天生峠に入りました。
酷道という話もありますが、山道の運転に慣れている方なら問題ないかと。
すれ違いが面倒な場所もありますが、概ねこんな感じの道路です。
天生峠の駐車場
朝8時頃の様子。
赤い屋根の建物はトイレです。
脇には登山靴を洗う水道とブラシが備え付けてありますよ。
12時半頃の様子。
そこそこ人気はあるけど激混みという感じではありませんでした。
熊よけの鐘も備え付けてありました。
ここ駐車場で熊が出るんですかね?
鐘は炊飯器の釜を利用してます。
賢いですね!!
天生湿原に入る際には入り口のブースで協力金を支払います(入園は7:30から)。
コロナ禍なので入り口で体温を測定されます。
天生湿原にはコバイケソウが沢山咲いていた
登山道はこんな感じでよく整備されています。
ここにも熊よけの鐘が。
これはドラム缶を叩くタイプの熊よけです。
楽しいのでバンバン叩いちゃいますね。
湿原までもう少し。
湿原に出ると…
コバイケソウが咲き乱れていました。
群生というほどではありませんがワタスゲもありましたよ。
コバイケソウの群生。
これから開花するコバイケソウ。
少し前までは水芭蕉も咲いていたようですね。
天生湿原。
カラ谷登山道を歩いて籾糠山(もみぬか山)へ
カラ谷登山道ではお花が沢山咲いてました。
色素がないお花、ギンリョウソウ(銀竜草)。
うーん、個人的にはあまり好きじゃありません…。
なんと言うか湿っぽくて冷たい印象があるんですよね。
主観ですけど。
ツマトリソウ(褄取草)。
可憐なお花ですね。
梅雨っぽい雰囲気。
ラショウモンカズラ(羅生門葛)。
すごい名前ですね。
足元に落ちている花も綺麗ですよね。
キヌガサソウ(衣笠草)。
昨年、火打山や三俣山荘へ行く途中でも見ました。
ニリンソウ(二輪草)。
群生だと上高地INの明神池辺りが有名ですね。
エンレイソウ(延齢草)。
まだ青いエンレイソウ。
ホウチャクソウ(宝鐸草)。
リュウキンカ(立金花)。
これはXF90mmF2 R LM WRにエクステンションチューブ「MCEX-16」をつけて撮影しました。
マクロレンズほどではありませんが、最大撮影倍率が0.4倍になりいい感じで切り取れますよ。
ツバメオモト(燕万年青)。
ムラサキヤシオ(紫八汐躑躅)。
ゴゼンタチバナ(蝦夷御前橘)。
アカモノ(赤物)。
昆虫だっていますよ。
籾糠山へ行く途中は特に展望はありません。
ですから足元に咲くお花を楽しみましょう!
こちらが籾糠山。
賑わってましたね(密だぞ…)。
梅雨だもんな。
山頂からの展望です。
雲に隠れていますが晴れていると北アルプスも見えるでしょうね。
北飛騨がいかに山深いかお分かり頂けるのではないでしょうか。
晴れでも曇りでも足元のお花を楽しめる山ですね。
ブナ探索路
帰りはブナ探索路を歩きました。
こちらのルートは人がほとんどいませんでしたね。
ここは秋に来るといいかもしれません。
ブナの原生林が綺麗ですよ。
以上となります。
それでは。
撮影機材
お花の撮影は欠かせないレンズ。
背景をぶっ飛ばしてお花を引き立たせたい時に使ってるXF90mmF2 R LM WR。
抜群の解像度ですよ。
マクロ的な撮影をしたい時に一緒に持ち歩いているエクテンションチューブ「MCEX-16」。
XF50mmF2と併用すると最大撮影倍率が0.5倍、XF90mmF2と併用すると最大撮影倍率が0.4倍になります。
今回はワーキングティスタンスが少し取れるXF90mmと併用しました。
XF16mmF1.4 R WRもお花撮影には欠かせないレンズです。
なんと言っても最短撮影距離が15cmのアドバンテージが活きるレンズなんです。
こんな撮影ができるんですよ。
広角マクロ的な撮影をしたい人なら持っておいて損はありません。