ステーションワゴンの利点と言えば、走れて、長距離移動も苦にならず、昔の車ほど燃費効率も悪くなく、荷物も積める実用性ではないでしょうか。
中でも荷室から受ける恩恵は大きいですね。
荷物の積載能力が高く、フルフラットにすれば大人2人が余裕で寝れてしまいます。
まさに荷物を持ち込んで遠出をする人のためにあるような車だと言えますね(HONDA SHUTTLEの場合)。
しかし、荷室が広いがゆえの問題があるんです。
特に車中泊を考えている人にとっては…。
荷物が置きっぱなしになってしまう問題
車中泊をするためのマットや目隠しを荷室に置きっぱなしになってしまうんです。
本来なら荷室に置くことを想定してない荷物があることで、折角の広い荷室が勿体ない使われ方をしてしまいます。
例えばこれ。
DIYで作った断熱材の目隠しや、床に敷くアウトドア用のマットが荷室に積みっぱなしです。
他にも荷物が積めるはずなのですが、荷室が効率の悪い使われ方をしています。
これじゃステーションワゴンの利点を活かせませんね。
ということで、デッドスペースを活用しようではないか!
車中泊用のセットだけでも天井に保管できないものか?
と思ってやったのが自転車用のゴムバンドを使った荷物を置き場を設置することでした。
車内のアシストグリップ(取っ手)を活用してゴムバンド取り付けよう
- 前席の2箇所 + 後席の2箇所にあるアシストグリップ
- 後席の2箇所にあるアシストグリップ + 最後部の窓に設置してあるシートベルの金具に2箇所
上記のそれぞれに、自転車の荷台に荷物を固定する3mのゴムバンドを2本、合計4本を活用して天井に荷物置き場を作りました。
その様子がこれ(前席から撮影)。
見ての通り断熱材で作った目隠しと、幅100cm × 奥行180cmの極厚15mmマット、アウトドア用のマットが天井に保管されています。
後部座席のアシストグリップ(取っ手)にはインテリアバーを設置していますが、天井に置いてある荷物はすべてゴムバンドだけで完結できています。
注意:HONDA SHUTTLEの場合はショートサイズのインテリアバーじゃないと綺麗に収まりません。
通常のインテリアバー(クレトムの90.5cm〜)だと下の写真の様に斜め掛けにするか、S字フックをアシストグリップから吊るす必要があります。
こちらが荷室側から撮影したもの。
アシストグリップにはこんな感じでつけています。
ところで走行中に荷物が落下してくる心配はないのか?
大丈夫です。
落下してくる心配はありません。
サイズはありますが軽量なものですし、念のためにゴムバンドを二重にして4本使ってるんですから。
急ブレーキをかけた時に、荷物がスライドしてきて運転席に落下しないのか?
これも心配ないですね。
物理的に前席のサンバイザー側のボディが歪曲してるので、仮にスライドしたとしてもそこでストップします。
ですが、ゴムバンドの縮み効果で荷物が固定されているのでスライドすることもないのですけどね。
ということで、あまり心配する必要ないかな。
車中泊をする時は天井がこの通りスッキリです。
S字フックや洗濯バサミを使えばタオルや衣類も干せますね。
ヘッドライトだって吊るせますよ。
インテリアバーを前席に移動してタオルをぶら下げれば完璧です。
ポイントはフレキシブルに荷物を出し入れできることです。
ゴムバンドが伸び縮みすることが大事なんです。
車中泊用の道具って軽量な割には物理的なサイズもあって場所を取るんですよね。
ガチガチにインテリアバーや市販のカーゴネットで荷物の保管場所を作っても、出し入れが面倒になってしまうかなぁ。
自転車用のゴムバンドならホームセンターや100円ショップでも購入できますし経年劣化を見越して定期的に買い換えたとしても負担になりません。
設置も10分あればできちゃいますし。
ということで、私と似たような用途でワゴン車の天井を活用して荷物の収納力をアップしたい!という方はゴムバンドを活用してみてはいかがでしょうか。
それでは。