我が家にはFUJIFILMのミラーレス一眼カメラが3台あります。
「X-T2」が1台。
「X-T3」が2台あります。
うち1台のX-T3は妻の専用機で、私はX-T2とX-T3を使っています。
そう2022年になった現在でも2回修理したX-T2を使い続けているんです。
それも登山の主力カメラして!
順当に考えればX-T3をメイン機として使い、X-T2をバックアップ機材あるいはサブ機とするでしょう。
なぜ、未だにX-T2をメイン機として使い続けるのでしょうか?
もくじ
風景撮影するなら「X-T2」を使おうが「X-T3」を使おうが大差ない
X-T3にはX-T2より優れた点が幾つかあります。
- スポーツファインダーモード(1.25倍クロップ)を使い1600万画素相当で撮影できる
- AFの精度がX-T2より高い
- カラーエフェクトモードが使える
- フィルムシミュレーション「エテルナ」が実装されている
- 撮影可能枚数が多い(X-T2の340枚に対しX-T3では390枚)
などです。
これらは登山で風景撮影をするうえでは重要な機能ではありません。
登山で使うレンズは広角よりのレンズを多用するため、クロップ機能を使う機会も多くありません。
動き物を撮るわけじゃないので高度なAF機能がなくでも問題ありません。
フィルムシミュレーションも「Provia」「Velvia」「クラシッククローム」をメインで使っておりX-T2に「エテルナ」が実装されてないからと言って特に困る要素が見当たらないというのが実際感じているところです。
現時点で「X-T3」を使うのはこんな時です。
- 望遠系レンズを使う時(AFの精度やスポーツファインダーモードが使える)
- 焦点距離の異なるレンズを同時に使いたい時(広角系をX-T2に、望遠系をX-T3に)
- 日数をかけてやる縦走でカメラ1台で行動する時にバッテリーライフを長くしたい
X-T3はメイン機というよりはサブ機です。
「ここぞ」という時にX-T2の助っ人で出番が出てくる感じの立ち位置になってます。
あくまでも行動中のメイン機材は「X-T2」ですね。
古い世代のX-T2でも「いい写真」が撮れてしまう
X-T2が発売されたのは2016年9月です。
今(2022年3月)から5年6ヶ月前にイメージセンサー「X-Trans CMOS III」を搭載して世に出た機種なんですよね。
2022年3月現在では裏面照射型のイメージセンサー「X-Trans CMOS 4」を搭載したX-T3、XPro3、X-S10などがFUJIFILMの代表的な機種となっています。
そんな中で我が家でもX-T3も使っています。
しかし撮れてしまう写真はX-T2から大きな進化は感じません。
下の写真はここ9ヶ月間の間にX-T2で撮影したJPEG撮って出しです。
(ブログ掲載用に解像度落としています)
X-T2でも十分に写真が撮れます。
おそらく今後、次世代センサーを搭載したX-H2やX-T5などが世にリリースされてくるでしょうが、その時でも「X-T2」でも撮れてしまう写真はそれほど大きな変化はないんだろうなと思っています。
とりわけ登山における風景撮影という意味では。
新機種が出ても使用用途で困らなければ買い換え不要
個人的に思っていることですが新機種が世に出ても使用用途で困らければ買い換える必要はないと思っています。
例えば、下取りや個人売買に出して差額分を上乗せして最新機種を購入するのもいいのですが、何かそれって物と向き合ってないような気がしますね。
新機種は魅力的に見えます。
現行機種の欠点ばかり目が向き新しい機種を手にしたくなるかもしれません。
しかし現在使っている機種で用途をカバーできているならお金をかける意味はありません。
そのお金で美味しいもの食べたり感動する景色を見に行った方がいいかもしれません。
その様子をカメラに収める。
カメラにとってもそれが本望だと思うのです。
もし私が次のカメラを買うとしたら「X-T2」が壊れて修理してもコスト面でメリットがないと判断した時でしょうね(過去2回修理してます)。
それまでは「X-T2」を登山の「メイン機」として使い続けます。
2022年3月現在における「X-T2」の中古市場価格は美品で6万円前半、良品でも5万円後半とリーズナブルに購入できます。
自分が求める用途(つまり自分の心)さえ分かっていればX-T2という選択肢もありかもしれませんね。
それでは。
まだまだ通用するFUJIFLM X-T2。