2018年7月。
東北の代表的な山脈の1つに数えられる飯豊連峰。
2回目となる今回は北部の山域を攻めてきた。
連休でも北アルプスみたく混まない山域だ。
通勤も満員電車。
登山口も満車のオンパレード。
テント場も早い者勝ち。
でも結局は混雑に巻き込まれる。
山小屋のお布団は1枚に2人なんてザラ。
山に行ってもプライベート空間が少ないじゃいか!
ムッキー!
そんな方に飯豊連峰は激しくオススメ。
飯豊連峰は北部と南部に分かれている。
印象としてこんな感じです。
もくじ
北部:
人が少ない。
地形がハッキリとした稜線の山域。
登坂に求められる体力は山小屋が揃っている北アルプスよりも上。
稜線に出れば別天地。
一言で言えば渋い山域。
南部:
なだらかな稜線。
人は比較的多いけど北アルプスと比較したら遥かに少ない。
やはり稜線に出るまでは体力が必要。
飯豊連峰は、どのコースからアプローチするにせよ稜線に辿り着くまでの基礎体力が必要になる。
体力がある人にとっては天国のような山歩きを楽しめる。
北部の飯豊連峰には2箇所の登山口と4箇所のルートがある
飯豊連峰の北部は大きく分けて2箇所の登山口と4箇所のルートがある。
登山口1:新潟県側の胎内ヒュッテ(今回はこっちから行きました)
足ノ松尾根から頼母木小屋(たもぎごや)を経て稜線へ出るルートがある。
ここのルートは無数に木の根が張っており、常に足元に注意を払いながら歩く必要がある。
急登も多い。
ここ歩くと北アルプスの3大急登は難易度が低く感じる。
登山口2:山形県の飯豊山荘
ここからのルートは大きく分けて3つ。
ひとつは丸森尾根。
もう一つは梶川尾根を経て稜線に出るルート。
登ってきた人の話を聞く限り「キツイ」とのこと。
稜線から尾根を見ただけでも大体、想像がつきます。
3つ目のルートは谷間の間の雪渓(石転び沢)を登り梅花皮(かいらぎ)小屋まで直登するルート。
開放的な気分で登れるのはここのコースかな。
尾根歩きに比べたら涼しいでしょうし。
ただ、アイゼン、ピッケルを持ち歩かなければならない。
どこのルートを使っても長丁場になるコースであることは間違いない。
実際に地形を見て人の話を聞くと合点がいきます。
7月半ばの飯豊連峰北部の様子
登りは曇り空の方がありがたい場所。
スタート標高が400mくらいから。
暑いったらありゃない。
北部飯豊連峰の稜線の標高は1600〜2000m。
ハイマツではなく笹が多い。
ついでに言うと蛇も多い。
合計で10回以上見ている(嫌い)。
最近、下界ではほとんどトンボを見ることがなくなった。
トンボが沢山いたおかげで蚊やブヨとは無縁の登山を楽しめた。
頼母木(たぼぎ)小屋からの見る日本海の夕日。
佐渡島までバッチリ見えたよ。
下に見える町は新発田市。
日本海へ沈む夕日。
FUJIFILMのXF16mmで撮影した。
光芒が綺麗。
南東から天の川が上がってきた様子。
22時から23時の間にかけて撮影。
SAMYANG 12mmを使ってます。
朝4時。
遠くに見える稜線は朝日連峰。
頼母木小屋。
前夜はここにテントを張った。
5:40。
これもFUJIFILMのXF16mmで撮影。
f/8まで絞るいい感じに光芒が出る。
稜線では3日間、風が吹き続けた。
北海道の台風の影響はなさそう。
おかげ暑さを感じることなく快適に過ごせた。
杁差岳(えぶりさしだけ)方面。
紅葉の時期に行くと良さそうな印象。
門内(もんない)小屋が見えてる。
緑が眩しい。
ニッコウキスゲのオンパレード。
北股岳から見る梅花皮(かいらぎ)小屋。
下に見える雪渓は石転び沢ルートの終盤。
これが石転び沢ルート。
写真では見えないけど最後の雪渓は急登です。
今年(2018年)はコバイケソウの当たり年なそうで。
またまたキスゲ。
ガラガラの稜線。
北アルプスや南アルプスの混雑がウソのよう。
門内小屋。
テントを張らずにここにお泊まり。
チングルマ。
あまり見なかったけど雪渓の跡に少しだけあった。
この季節はもっと標高の高い場所行かないとダメかも。
下山後は風呂入って蕎麦。
これから運転して帰るのでハイボリュームな定食などは控える。
眠くなって事故るリスクが増大するからだ。
(参考記事:登山を終えたあなたの体は疲労まみれ!登山後に食べるべき食事とは?)
今回使ったレンズたち
カメラはFUJIFILM X-T2とPENTAX K-3を持って行きました。
使ったレンズは3本。
それでは。