![](https://i0.wp.com/drasworld.com/wp-content/uploads/2018/07/north-area-iide14.jpg?resize=780%2C520&ssl=1)
2018年7月。
東北の代表的な山脈の1つに数えられる飯豊連峰。
2回目となる今回は北部の山域を攻めてきた。
連休でも北アルプスみたく混まない山域だ。
通勤も満員電車。
登山口も満車のオンパレード。
テント場も早い者勝ち。
でも結局は混雑に巻き込まれる。
山小屋のお布団は1枚に2人なんてザラ。
山に行ってもプライベート空間が少ないじゃいか!
ムッキー!
そんな方に飯豊連峰は激しくオススメ。
飯豊連峰は北部と南部に分かれている。
印象としてこんな感じです。
もくじ
北部:
人が少ない。
地形がハッキリとした稜線の山域。
登坂に求められる体力は山小屋が揃っている北アルプスよりも上。
稜線に出れば別天地。
一言で言えば渋い山域。
南部:
なだらかな稜線。
人は比較的多いけど北アルプスと比較したら遥かに少ない。
やはり稜線に出るまでは体力が必要。
飯豊連峰は、どのコースからアプローチするにせよ稜線に辿り着くまでの基礎体力が必要になる。
体力がある人にとっては天国のような山歩きを楽しめる。
北部の飯豊連峰には2箇所の登山口と4箇所のルートがある
飯豊連峰の北部は大きく分けて2箇所の登山口と4箇所のルートがある。
登山口1:新潟県側の胎内ヒュッテ(今回はこっちから行きました)
足ノ松尾根から頼母木小屋(たもぎごや)を経て稜線へ出るルートがある。
ここのルートは無数に木の根が張っており、常に足元に注意を払いながら歩く必要がある。
急登も多い。
ここ歩くと北アルプスの3大急登は難易度が低く感じる。
登山口2:山形県の飯豊山荘
ここからのルートは大きく分けて3つ。
ひとつは丸森尾根。
もう一つは梶川尾根を経て稜線に出るルート。
登ってきた人の話を聞く限り「キツイ」とのこと。
稜線から尾根を見ただけでも大体、想像がつきます。
3つ目のルートは谷間の間の雪渓(石転び沢)を登り梅花皮(かいらぎ)小屋まで直登するルート。
開放的な気分で登れるのはここのコースかな。
尾根歩きに比べたら涼しいでしょうし。
ただ、アイゼン、ピッケルを持ち歩かなければならない。
どこのルートを使っても長丁場になるコースであることは間違いない。
実際に地形を見て人の話を聞くと合点がいきます。
7月半ばの飯豊連峰北部の様子
登りは曇り空の方がありがたい場所。
スタート標高が400mくらいから。
暑いったらありゃない。
![](https://i0.wp.com/drasworld.com/wp-content/uploads/2018/07/north-area-iide1.jpg?resize=780%2C519&ssl=1)
北部飯豊連峰の稜線の標高は1600〜2000m。
ハイマツではなく笹が多い。
ついでに言うと蛇も多い。
合計で10回以上見ている(嫌い)。
![](https://i0.wp.com/drasworld.com/wp-content/uploads/2018/07/north-area-iide2.jpg?resize=780%2C520&ssl=1)
最近、下界ではほとんどトンボを見ることがなくなった。
トンボが沢山いたおかげで蚊やブヨとは無縁の登山を楽しめた。
![](https://i0.wp.com/drasworld.com/wp-content/uploads/2018/07/north-area-iide3.jpg?resize=780%2C519&ssl=1)
頼母木(たぼぎ)小屋からの見る日本海の夕日。
佐渡島までバッチリ見えたよ。
下に見える町は新発田市。
![](https://i0.wp.com/drasworld.com/wp-content/uploads/2018/07/north-area-iide4.jpg?resize=780%2C519&ssl=1)
日本海へ沈む夕日。
FUJIFILMのXF16mmで撮影した。
光芒が綺麗。
![](https://i0.wp.com/drasworld.com/wp-content/uploads/2018/07/north-area-iide5.jpg?resize=780%2C520&ssl=1)
南東から天の川が上がってきた様子。
22時から23時の間にかけて撮影。
SAMYANG 12mmを使ってます。
![](https://i0.wp.com/drasworld.com/wp-content/uploads/2018/07/north-area-iide6.jpg?resize=780%2C520&ssl=1)
朝4時。
遠くに見える稜線は朝日連峰。
![](https://i0.wp.com/drasworld.com/wp-content/uploads/2018/07/north-area-iide7.jpg?resize=780%2C520&ssl=1)
頼母木小屋。
前夜はここにテントを張った。
![](https://i0.wp.com/drasworld.com/wp-content/uploads/2018/07/north-area-iide8.jpg?resize=780%2C520&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/drasworld.com/wp-content/uploads/2018/07/north-area-iide9.jpg?resize=780%2C519&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/drasworld.com/wp-content/uploads/2018/07/north-area-iide10.jpg?resize=780%2C520&ssl=1)
5:40。
これもFUJIFILMのXF16mmで撮影。
f/8まで絞るいい感じに光芒が出る。
![](https://i0.wp.com/drasworld.com/wp-content/uploads/2018/07/north-area-iide11.jpg?resize=780%2C520&ssl=1)
稜線では3日間、風が吹き続けた。
北海道の台風の影響はなさそう。
おかげ暑さを感じることなく快適に過ごせた。
![](https://i0.wp.com/drasworld.com/wp-content/uploads/2018/07/north-area-iide12.jpg?resize=780%2C519&ssl=1)
杁差岳(えぶりさしだけ)方面。
紅葉の時期に行くと良さそうな印象。
![](https://i0.wp.com/drasworld.com/wp-content/uploads/2018/07/north-area-iide14.jpg?resize=780%2C520&ssl=1)
門内(もんない)小屋が見えてる。
緑が眩しい。
![](https://i0.wp.com/drasworld.com/wp-content/uploads/2018/07/north-area-iide15.jpg?resize=780%2C520&ssl=1)
ニッコウキスゲのオンパレード。
![](https://i0.wp.com/drasworld.com/wp-content/uploads/2018/07/north-area-iide16.jpg?resize=780%2C520&ssl=1)
北股岳から見る梅花皮(かいらぎ)小屋。
下に見える雪渓は石転び沢ルートの終盤。
![](https://i0.wp.com/drasworld.com/wp-content/uploads/2018/07/north-area-iide17.jpg?resize=780%2C519&ssl=1)
これが石転び沢ルート。
写真では見えないけど最後の雪渓は急登です。
![](https://i0.wp.com/drasworld.com/wp-content/uploads/2018/07/north-area-iide18.jpg?resize=780%2C520&ssl=1)
今年(2018年)はコバイケソウの当たり年なそうで。
![](https://i0.wp.com/drasworld.com/wp-content/uploads/2018/07/north-area-iide19.jpg?resize=780%2C520&ssl=1)
またまたキスゲ。
![](https://i0.wp.com/drasworld.com/wp-content/uploads/2018/07/north-area-iide20.jpg?resize=780%2C520&ssl=1)
ガラガラの稜線。
北アルプスや南アルプスの混雑がウソのよう。
![](https://i0.wp.com/drasworld.com/wp-content/uploads/2018/07/north-area-iide21.jpg?resize=780%2C520&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/drasworld.com/wp-content/uploads/2018/07/north-area-iide22.jpg?resize=780%2C520&ssl=1)
門内小屋。
テントを張らずにここにお泊まり。
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![](https://i0.wp.com/drasworld.com/wp-content/uploads/2018/07/north-area-iide24.jpg?resize=780%2C520&ssl=1)
チングルマ。
あまり見なかったけど雪渓の跡に少しだけあった。
この季節はもっと標高の高い場所行かないとダメかも。
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![](https://i0.wp.com/drasworld.com/wp-content/uploads/2018/07/north-area-iide26.jpg?resize=780%2C520&ssl=1)
下山後は風呂入って蕎麦。
これから運転して帰るのでハイボリュームな定食などは控える。
眠くなって事故るリスクが増大するからだ。
(参考記事:登山を終えたあなたの体は疲労まみれ!登山後に食べるべき食事とは?)
![](https://i0.wp.com/drasworld.com/wp-content/uploads/2018/07/north-area-iide27.jpg?resize=780%2C520&ssl=1)
今回使ったレンズたち
カメラはFUJIFILM X-T2とPENTAX K-3を持って行きました。
使ったレンズは3本。
それでは。