夏に行った大縦走の最中、シャッターの動作不調を起こしたX-T2を修理に出しました。
霧雨や小降りの雨の中でX-T2を酷使し、「内部結露で電子基板がやられてしまったか?」とも思ったのですが違いました。
結論を書くとシャッター内パーツの機械的な故障でした。
その修理代金は合計20900円。
- パーツ代金が1000円
- 工賃が15000円
- 上記の合計消費税10%で1600円
- 往復の送料3300円(引き取り修理サービス利用+代引き)
もくじ
症状
- シャッターボタンを半押ししてもAFが動作しない(稀に動作することも)
- シャッターが切れない(メカ、電子の両方)
- レリーズ、インターバル撮影ではシャッター動作OK
- Fnボタン割り当てでAF動作は可能(シャッターボタンは動作不可)
- 初期化をしてもシャッターを切れない
という感じで、とりあえずシャッターボタンを使わずにレリーズやインターバル撮影だけならシャッターを切れる状況でした。
なので、星景撮影やタイムラプス撮影の専用機にしようとも思ったのですが、X-T3と2台同時に使いたい時もあるので修理に出しました。
挙動がおかしくなった時の使用状況
小雨の中で撮影(防塵防滴のXF16mmF1.4 R WRを併用)をしていたら、ある頃を境にシャッターボタンを半押ししだけでシャッターが切られるようになりました。
歩いている最中はザックのアタッチメントに装着したX-T2にツバ付き帽子を被せて、ダイレクトに小雨で濡れるのを防止していたのですがそれでも多少は濡れます。
当初はこの撮影の仕方が原因だったか?
とも考えたのですが…
どうも症状を見ていると機械的な故障っぽい。
結果、修理に出したらやっぱり機械的な故障だっというわけです。
交換したパーツはFPC ASSY(フレキシブル基板)
見ての通り交換部品は「TOP R FPC ASSY」です。
パーツ代は1000円です。
ちなみに「フロントカバー部に割れがございましたが〜防塵防滴の保証は致しかねます」といメッセージが書いてありますが、私的には影響を感じてません。
詳細はこちらの記事をご覧ください。
話を戻します。
「TOP R FPC ASSY」のFPCとはフレキシブル基板のことを指しているのだろうと思います。
フレキシブル基板を写真の例(以前にPENTAX K-30を分解した)で説明するとフラットな形状をしたオレンジ色の基板で、その名の通り変形加工することが可能です。
パーツとしては大したものではありませんね。
この交換パーツ名を見た時、「もしやしてコネクタが何かの拍子で外れただけ?」なんて思いましたね。
真の原因を知りたいな…
というわけでFUJIFILMへ問い合わせをしました。
考えられる原因(特定できたわけではない)
これはFUJIFILMのサービスに質問し得た回答です。
なんでもシャッターボタンを押す時に垂直ではなく、斜め方向からの外圧が掛かると中の配線などに影響(例えば線材の一部が断線などして接触不良)があるらしいのです。
但し憶測なので原因を特定できたわけではありません。
個人的には….
「些細な出来事のために2マンかよ…。チッ!」
という気持ちです…。
こういうこともあるのですね。
えーと、今年に入ってX-T2は別件の修理も合わせて5万円近く掛かってます。
(中古市場でも良品が6万円代で買えるんだけどね…)
修理代を掛けた分、まだ使い倒していきますよーっ!
(頼むからX-T5出るまでもう壊れないでね…)
以上です。
それでは。