
撮れば撮るほどサムヤン12mm F2.0 NCS CSとX-T2の組み合わせが天の川の撮影に向いたシステムだと実感しています。
理由は星を追尾しなくても星を点像として撮影できることです。どういうことかと言うと、風景を流さずに撮影ができるということですね。これはX-T2のボディに限らず同じセンサーと画像処理エンジンを搭載している、X-H1、X-Pro2、X-T20にも同じことが言えます。
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無加工のJEPGで撮影した天の川が凄いクオリティでビックリ

この写真はサムヤン12mm F2.0 NCS CSで絞りf/2、ISO6400、シャッタースピード13秒で撮影したものです。JPEG撮って出しで加工は一切やっていません。カメラの設定はベルビア、WBは晴れ、中央測光でマニュアル撮影です。
撮影時間は4月19日の2:55です。ようやく天の川が上がって来た頃を見計らって撮影したものです。ここまで写るとはビックリです。無加工ですからね。APS-Cというセンサーの制約がある中、PENTAXの機材では感じることができなかったアドバンテージを感じています。
サムヤン12mm のクオリティの高さについて書いた記事でも触れましたが、SAMYANG 12mm は開放F値2.0から非常に高い解像度を叩き出します。加えてAPS-Cセンサー搭載機でありながら高感度耐性も強いFUJI機のアドバンテージも手伝ってISO6400で露光時間が13秒程度で済みます。
どいうことかと言うと、星が流れ難いと言うことです。500のルールを適用するとサムヤン 12mmでは約27秒までシャッターを開けていても星を流さずに撮影ができることになります。それがキッカリ見える天の川の条件の時、13秒の露光で済むのですからそりゃ星を点像として撮影がしやすくなりますよね。
Lightoomで加工すると更に天の川が浮かび上がる
もう一つ作例です。RAWで撮り忘れたので無理やりJPEGで撮影したものをLightroomで編集しました。同じくサムヤン 12mmで絞りf/2、ISO6400、シャッタースピード13秒で撮影しています。撮影時刻は3:35です。この季節はこの頃の時間までの撮影がギリギリですね。

もう一つは4/22に伊豆で撮影した作例です。時刻は1:20 頃。こちらも同様にLightroomで編集しています。撮影時の設定は同じです。

これから夏に向けて天の川の撮影に挑戦してみてはいかがでしょうか。
それでは。
今回の撮影で使った機材
Transcend SDXCカード 64GB Class10 UHS-I対応 (最大転送速度90MB/s)
PENTAX ケーブルスイッチ (X-T2でも使えます)
Manfrotto コンパクト三脚 Befree カーボンファイバー 4段
編集ソフト
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