FUJIFILM Xシリーズ(APS-C機)を使い始めてから3年、完全移行してから2年が経とうとしているので今思っていることを書き連ねてみます。
FUJIFILM機を導入して良かったです。
(という結論じゃないとこの記事書かん)
どんな点で良かったのか?
- 独自の色合い(フィルムシミュレーション)
- 防塵防滴仕様の単焦点レンズが揃っている
- 良好な画質
- マイクロフォーサーズに匹敵するコンパクトなシステム
もくじ
フィルムシミュレーションが楽しい!
富士フィルムが作る色は再現性に優れていると言いますが、本当その通りだと思います。
色の再現性に優れいている利点は…
JPEGに加えRAWで撮影していたとしても…
- 熱心にレタッチをしなくて済む(時間が浮く)
- ハイスペックPCに依存しなくて済む(PCにかけるコストが浮く)
- 撮影しながらその場で楽しめる(これ大事!!)
例えばX-T3に実装されている代表的なフィルムシミュレーションはこんなにあるんですよね。
- PROVIA(スタンダードな発色と階調を表現)
- Velvia(鮮やかな発色を再現)
- ASTIA(落ち着いた発色で弱めのコントラストを表現)
- ACROS (滑らかな階調を追及したモノクロモード)
- ETERNA(映画用撮影フィルムを再現)
- CLASSIC CHROME(重厚な雰囲気でドキュメンタリー調の世界観を表現)
- PRO Neg. Hi(ナチュラルな肌色再現)
- PRO Neg. Std(柔らかな階調で低彩度)
私はフィルムシミュレーションをこんな感じで使ってます。
- 厳冬期の登山ではクラシッククロームかACROS
- 荒天時の風景ならACROS
- 新緑の季節はPROVIA
- 物撮りならPROVIA
- 雨の山ならクラシッククローム
- スナップ撮影ならクラシッククローム
- 霧ならASTIA
- 朝焼けや夕焼けならVelvia
- 星空撮影ならVelvia
- テーブルフォトならPRO Neg. StdかPROVIA
- 人物撮影ならPRO Neg. Std
一応、RAWでも撮影していますがレタッチはやらないことが多いかな。
(ただ面倒なだけ…)
Capture One Express(無料です)からRAWファイルを好きなフィルムシミュレーションに適用できるのでこれだけでもXシリーズを使う価値がありますよね。
単焦点レンズの選択肢が豊富!
FUJIFILM Xシリーズの特徴と言えば単焦点レンズの選択肢が豊富なことでしょう!
同じ焦点距離で趣の異なるレンズをラインナップしているんですよね。
- 大口径タイプの明るい単焦点レンズ
- コンパクトさと実用性を兼ね備えたWR仕様の単焦点シリーズ
大口径タイプには
- XF16mmF1.4 R WR
- XF23mmF1.4 R
- XF35mmF1.4 R
- XF50mmF1.0 R WR
- XF56mmF1.2 R
- XF90mmF2 R LM WR
- XF200mmF2 R LM OIS WR
があります。
私はこの中でもXF16mmF1.4 R WR(関連記事)とXF90mmF2 R LM WR(関連記事)を登山における特定の被写体を狙った撮影をするのに使っています。
そして、なんと言ってもFUJIFILM機のアドバンテージはコンパクトで写りが良く防塵防滴仕様の単焦点シリーズがあることです。
それがコンパクトさと実用性を兼ね備えたWR仕様のレンズです。
- XF16mmF2.8 R WR
- XF23mmF2 R WR
- XF35mmF2 R WR
- XF50mmF2 R WR
があります。
F値が控え目ですが、いずれも200g以下と小ぶりなレンズでパキパキに写ると評判ですよね。
私はこの中でもXF23mmF2 R WR(関連記事)とXF50mmF2 R WR(関連記事)を使っています。
登山でも使ったりしますが…
この2本の組み合わせ、すごーくいいんです。
何がって?
街歩きスナップでの取り回しがとてもいいんです。
画角も広過ぎず、狭過ぎずの組み合わせなんですよね。
テーブルフォトでもよく使っていますよ。
特に家飯の写真を撮る時はXF50mmF2 R WRがすっごくいい。
湯気が立っていても少し引いて撮影できるし、かと言って後ろに引き過ぎなくても撮影できちゃうのがいいんですよ。
マイクロフォーサーズに匹敵するコンパクトに組めるシステム
カメラのシステムをコンパクトに組みたいと考えるのはどんなシーンでしょうか?
私なら旅行と登山かな。
この領域の撮影機材としてバランスがいいシステムと言えばマイクロフォーサーズ規格のカメラが思い浮かぶのではないでしょうか?
例えば…
O-MD E-M1系のカメラとM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO(関連記事)ですね。
我が家ではLUMIX GX8と組み合わせて使用してます。
しかしFUJIFILM Xシリーズだって負けてません。
- ボディがコンパクト(例えばX-T3はバッテリー込みで540g)
- 手頃なズームレンズ(手頃なサイズ、描写力、防塵防滴仕様)
XF16-80mmF4 R OIS WRに加え、XF10-24mmが新型へリニューアルされ防塵防滴化したWR仕様のXF10-24mmF4 R OIS WRがリリースされたことでより一層、登山用のシステムとして相性が良くなりましたね。
どちらもフィルター径が72mmなので、例えば77mmなどのNDフィルターを使う時などにステップアップリングを共用できます。
この2本で換算15〜120mmまでカバーできるのでパンフォーカスを効かせた登山での撮影や風景撮影を目的とした旅行ならバッチリですよね。
レンズフードと保護プロテクターを装着したサイズはどちらも500g程度。
カメラ1台に加え予備バッテリー5本(250g)を加えても1.8kgの重量に抑えることができます。
フルサイズセンサー搭載機が欲しくならない
各社が競い合うようにどんどんと新製品を投入していますが、個人的には今の機材で必要十分だと思っています。
私自身、もはや古い機種扱いされるX-T2だって修理して使ってますし。
正直なところ他社でフルサイズセンサー搭載機の新製品カメラの発表があってもワクワク感はない、というのが実情。
- Nikon Z5/Z6/Z7シリーズ
- SONY α7シリーズ
- CANON EOS Rシリーズ
実機を触ってみたりもするのですが、全然欲しくならないんですよね。
移行しようと思えばできますが、まったく心が動かない。
自分が撮りたい被写体がFUJIFILM Xシリーズ機で撮れているからでしょうね。
買い足すとしたら?
急いではないけど買い足すとしたらこの機材かな。
- XF35mmF1.4(文化の名残を感じる旅行に行くのなら)
- XF10-24mmF4 R WR(非WR仕様のXF10-24mmと入れ替え検討中)
- 発売予定のXF70-300mm F4-5.6 R LM OIS WR(XF55-200mmと入れ替えかな?)
- X-H2 or X-T5(X-T2が壊れた時の後釜として)
以上です。
それでは。