蕪島(かぶしま)から種差海岸の遊歩道(みちのく潮風トレイルの一部)は登山経験がない人でも気軽に壮大なランドスケープを楽しみながら歩けるトレイルです。
蕪島を過ぎてからの海岸沿いの道は混雑とは無縁。景色も変化に富んでいてゆったりと歩きながら楽しめる場所です。
メモ
・車を種差インフォメーションセンターの駐車場にデポ
・種差海岸駅→陸奥湊駅まで電車で移動
・陸奥湊駅前市場で朝食
・陸奥湊駅→鮫駅へ電車で移動
・鮫駅 〜 蕪島 〜 葦毛崎灯台 〜 種差海岸をトレッキング
(↑今回はここにフォーカスした記事です)
・種差海岸でランチと夕食
・種差海岸キャンプ場泊
もくじ
ウミネコの繁殖地・蕪島(かぶしま)
鮫駅(さめ駅)から蕪島(かぶしま)まで徒歩で15分ほどの距離です。蕪島の近くは漁船が並んでるんですね。写真中央に見えるのが蕪島です。
ここが蕪島です。菜の花が沢山咲いてました。
早速ウミネコとご対面。
今回初めて実践投入したXF50mmF2 R WRで撮影してみました。XF50mmは登山の樹林帯撮影用で導入したものですが、今回のみちのく潮風トレイルでの撮影も見越していたのです。
換算76mmという距離感はウミネコを撮影するには心なしか短いかなって気もしないわけではありませんが、XF50mmのコンパクトさはスナップ撮影するにはとても取り回しがいいんです。
それにしても凄いウミネコの数です。蕪島は観光地で人が沢山いるのですが全然逃げないですね。
ちなみに「ウミネコ」と「カモメ」には区別の仕方があります。詳しくは毎日新聞の「コトバ解説」で説明されています。
ウミネコの動画も載せておきますね。
蕪島〜葦毛崎灯台:海岸沿いにタンポポ咲き乱れるのどかなトレイル
蕪島を後にして「みちのく潮風トレイル」のコースに入っていきます。とは言ってももともとあった遊歩道なのですが。
海岸沿いにトレイルがあります。見ての通り海の近くまで草っ原が広がっています。気持ちがいいですよ。
後ろを振り返ると…小さい風浪が立っています。この日、八戸では暴風警報が出ており風速14mの予報が出ておりました。
風浪についての参考ページ:「気象庁」波浪の知識
そして高波注意の看板。海の真横にトレイルがありますからね。
まさか海とタンポポのコラボを見られるとは。山ばかりやっていると新鮮です。
海岸沿いの花もいいですね。まるで高山植物であるかのように生息しています。
花の背は低いですね。なんか山と似ているな。
こんな感じの風景が葦毛崎灯台まで続きます。
葦毛崎灯台。
大須賀海岸へ続くトレイル。緑の草っ原と海の組み合わせ。目に優しい景色ですね。
葦毛崎灯台の近くにあるカフェテラス「ホロンバイル」。ここでコーヒーでもと思ったのですが、混雑は嫌いなのでスキップします。トレイルは全然人がいないんですけどね。大抵の人たちが車で行けるポイントに集中している感じ。
相変わらず風が強いです。
先ほど中望遠単焦点レンズ「XF50mm F2 R WR」の話に触れましたが、ここまで撮影では超広角レンズ「XF10-24mm F4 R OIS」を組み合わせて撮影しました。海と空と陸をダイナミックの捉えるならズームができる超広角レンズがあると便利です。
他に防塵防滴で接写ができる広角単焦点レンズ「XF16mm F1.4 R WR」も持ち歩きました。広角レンズを2本持ち歩いてますが、きちんと使い分けストーリーを描いています。
例えばこんな写真ですね。お花と景色を一緒に入れたいような時です。
写真を見ての通り海沿いタンポポは内陸部に生息しているものよりも背が低いです。地面に這うように生えているんです。というのを表現できるんですね。
葦毛崎灯台〜大須賀海岸〜白浜海水浴場:緑の芝生から暴風の砂浜歩き
この後、強風が吹いた大須賀海岸の砂浜では防塵防滴の広角単焦点レンズ「XF16mm F1.4 R WR」の「防塵」機能が威力を発揮することになります。詳しくはこちらの記事に掲載したのでご覧ください。
葦毛崎灯台からはしばらくの間、気持ちのいいトレイルが続きます。
面白いじゃないですか。普段は山で高山植物に意識を向けていますが、海沿いにもこんなに植物があるんですね。
いい波が立っていますね。
XF16mm F1.4 R WRで接写しました。広角レンズですがマクロレンズのように使えちゃう優れものです。
好きな花はありますか?私は何気なく咲いてくるタンポポが大好きです。
ここが大須賀海岸です。
砂浜にはペットボトルやらプラスチックケースが流れ着きます。とは言っても綺麗な砂浜ですよ。ゴミを捨ててある砂浜ではなくて、どこからか流れ着いた感じです。中には東南アジアの言語らしき文字で印字されたペットボトルもありました。
大須賀海岸を振り返る。砂浜を渡るのに30分掛かりました。
そして靴の中はこんな感じに。
白浜海水浴場〜種差海岸:漁港と目に優しい緑の芝生へ
再びこじんまりとした漁港へ。東日本大震災で生き残ったという船が置いてありました。
漁港を振り返ります。(この写真だけは妻が使っていたオリンパスのZUIKO12-40mm Proで撮影)
砂浜から漁港へ。そして再び緑の草が生えるトレイルへ。ホント、変化に飛んでいて楽しいです。
そしてまた漁港!すごいコラボですね。緑の草とタンポポと漁港ですよ。
盛大なタンポポが出迎えてくれます。そして空いてます!歩くといいことありますよ。
漁港を過ぎたら今度は線路!(八戸線です)
またタンポポ!最高かよ。
そして天然芝生の種差海岸キャンプ場へ。
この後のランチは「種差食堂」で、夕食は「磯料理 芝亭」で頂きました。(食事関係はこちらの記事参照)
宿泊は種差海岸キャンプ場に泊まりましたよ。気持ちのいい場所ですよ。詳細はこちらの記事をご覧ください。
翌日は車でその辺りを周遊。その次の日に超健脚向けコースの北山崎遊歩道歩きへと続きます。
それでは。
今回の撮影機材
フィルムシミュレーションが使えるFUJIFILM機。
バッテリーは純正品を5個持ち歩きました。
海岸沿いを撮るなら超広角レンズがあると便利。
砂浜やお花が咲き乱れる場所では接写ができる防塵防滴仕様のXF16mmを使用。
ちょっとした遠景やウミネコの撮影には取り回しがいいXF50mmを。
今回の装備
トレッキングならファイブテンの靴が軽快でとてもいいです。特にグリップ力が強いのが特徴。砂浜では弱いですが。
風が強いとウインドブレーカーが役立ちますが、私はストレッチ系フリース素材のウェア(ティートンブロスのAfton Jacket)を着用しました。