前回からの続きです。
標高4300mのガンダ・ラ峠のBCで感じた偏頭痛。
一夜を明かした後は高山病(軽度)の症状もどこかへ飛んでいきなくなっていました。
意識的に水分を多めに摂ったのがよかったのかも。
2日目のトレッキングルートです。
天気は、晴れ、曇り、晴れの繰り返しでした。
ガンダ・ラ峠BC(4300m)〜ガンダ・ラ峠(4850m)〜ルンバク村(4000m)
※ラダック地域の夏のトレッキング事情を知りたい方はこちらの記事をどうぞ
朝、テントから見た外の様子。
ストクカングリ山(6150m)には雲がかかっています。
この頃はまだ知る由もなかったのですが、翌日のストク・ラ峠越えの際に降雪にやられることになります。
私が歩いたルートだけでなくラダック全域で標高5000m付近の峠ではほとんど雪にやれたということを後で知りました。
夏しては異例の気候です。
もくじ
ガンダ・ラ峠BC(標高4300m)からガンダ・ラ峠(標高4850m)へ
7:30に朝食をいただきました。
手始めに出てきたのがミルクティーです。
インド本土ではチャイで通じるのですが、ラダッキーは「ミルクティー」と言っていましたね。
日常生活では牛乳を飲みませんが、ここではありがたくいただきました。
ラダッキーは動物も大事に飼いその恵みに感謝をするスタンスを感じますね。
BCのボスがテントで朝食を作ってくれています。
出てきたのはパンケーキ。
日本では「朝食をきちんと食べましょう」なんて教育を受けてきましたが、朝の食事なんてシンプルなもので十分なんですよ。
その間にソーラーチャージャー(sCharger-5)でモバイルバッテリーに充電をしました。
前夜にガイドにモバイルバッテリーを貸し(スマホ充電のため)、蓄電量が逼迫していたのです。
モバイルバッテリーは、Anker PowerCore 13000を使っています。
この旅に出る前にモバイルバッテリーがフル充電の状態でミラーレス一眼のバッテリーにどのくらい充電できるのかを検証しました。
Anker PowerCore13000を使うと一般的なミラーレス一眼のバッテリー(1200mAh)なら6回程度までフル充電が可能だと言うことが分かりました。
2台のカメラを使って1日に合計1000枚撮影をするとすれば、3個のバッテリー相当の充電ができる電力を確保すればいいということになります。
ですから、モバイルバッテリーには半分程度の容量まで蓄電ができればいいだろうという想定で行動していました。
実際にこの日は想定通りAnker Core13000のランプ4つのうち2つまの蓄電量になりました。
8時過ぎにトレッキングを開始。
天気は上々。
ガンダ・ラ峠へのトレッキングルートは緩やかです。
BCから徐々に標高を上げて最終的には標高4850mまで行きます。
歩き始めて30分のところで後ろを振り返ると谷間地形がよく分かります。
遠くに見える山の辺りはストク・ラ峠(標高4800m)。
このトレッキングの翌日に歩くルートです。
どんどん人が登ってきます。(とは言っても空いているけど)
標高が4500m近いですから、皆さん、スローペースで歩いてます。
お花が咲いています。
事前にGoogle Earthで地形を確認しておいたのですが、私の中では荒涼とした土地のイメージが強く、こんなに緑があるとは思いませんでした。
ミントみたいなやつ。
素手で触ると酷い目に遭います。
細かいトゲトゲがあって凄まじい痛さが手に走ります。
要注意!
ラダックブルー。
マーモットがいました。
X-T2にはXF10-24mmF4 R OISをつけていたのですが、この時ばかりは「う〜、もうちっとズームができれば….」と思いましたね。
広角域で1mmや2mmの画角を調整し構図を変えられる強みがありますが、動物には弱いです…。
この撮影している方は高倍率ズームで楽々とシャッターをきっていました。
マーモットがいたトレイルを見下ろす。
相変わらストクカングリ山には雲がかかっています。
ここで標高4700m近くです。
ここにもお花が。
ガンダ・ラ峠を越えマルカ谷にでも行くんでしょうか?
高地に強そうな人。
ガンダ・ラ峠(標高4850m)が見えてきました。
なんとなくFUJIFILMのフィルムシミュレーション「クラシッククローム」で撮影してみました。
ここがガンダ・ラ峠。
Pro Trekでは標高4883mを指しています。
ちなみにラダックの時刻は10:30です。
標高4300mのBCから2時間半で上がってきました。
ガンダ・ラ峠からシンゴ村の谷を眺める。
記念にガイドが書いてくれたもの。
チベット文化圏。
キャラバン隊のような人たちはシンゴ村の谷へ下って行きました。
更にその先にはマルカ谷が走っています。
ガンダ・ラ峠(標高4850m)からルンバク村(標高4000m)へ
下山を開始し、ルンバク村へ向かいます。
時刻は11時前。
馬が多く歩きますから…。
下山ではXF16mmF1.4 R WRをメインに使いました。
理由はお花を撮影するためです。
(このトレッキングコースのお花は別記事で紹介しますね〜)
以降のトレッキングでの行動中の撮影はXF16mmのみ使うことになります。
空模様が怪しくなってきましたねぇ。
この花、ハヤチネウスユキソウに似てませんかね?
先ほどマーモットを撮影した辺りでランチタイム。
ランチ後はBCに立ち寄りティーを頂き、BCのボスに預かって貰っていた荷物をピックアップしました。
緩やかに標高を下げて行きます。
再びユルツェ村を通過〜。
時刻は13:25。
ラダックブルーはどこに行ったんだ?という感じの空模様になりましたね。
谷間では馬が休憩中。
ひたすら歩く。
谷間に下り川沿いに出ました。
そしてまた少し登り返します。
後ろを振り返ると谷間の川が見えます。
谷間の緑がきれい。
また後ろを振り返る。
また前を見る。
谷間がきれいでウットリしてしまいます。
遠くにルンバク村が見えてきました。
地味に登り返すので少し気だるい。
ルンバク村が近づいてきました。
谷間沿いに沢(というか小川?)が多いのですが、どこも水はきれいでしたね。
14時30分過ぎにルンバク村に入りました。
象徴的。
ルンバク村にも用水路が流れていますが、水がきれいなんですよ。
ルンバク村は建設ラッシュでした。
規模は小さいですが近い将来、もう少しツーリスティックな場所になるかもしれません。
ルンバク村のホームステイ先に到着したらティーをいただきました。
ホームステイとは言っても、ラダックに点在しているようなゲストハウスと大差ありません。
部屋も外国人の来訪者を意識した感じですし。
さすがにトイレは外でシャワーなんてありませんけど。
お部屋はこんな感じ。
一度、部屋に入ったらむやみやたらに干渉してきませんでしたね。
ラダッキーの人たちは総じて一歩控えめで穏やかです。
だからと言ってシャイだとか人を避けるという感じもしないんですよね。
部屋からパシャり。(XF50mm F2で撮影)
部屋から村内を見下ろす。
ホームステイ先のキッチン兼リビング。
夕食。
プラントベース 食です。
ラダッキーの食事はヴィーガン(完全菜食主義)に近いものがありますが、彼らには「我々は菜食主義者なんだ」という意識はない、ということを感じました。
ごくごく自然にプラントベース 主体の食事を食べているだけの話です。
こうしてトレッキングを1日楽しんだわけですが、一つだけ懸念点がありました。
それはお腹が少し緩かったことです。
夜中に2、3回トイレに行きました。
それで収まってくれてよかったのですが。
環境が変わって体が反応していたのかな?
トイレットペーパーは普段の登山以上に準備が必要ですね。
翌日のストク・ラ峠(4800m)越えに続きます。
それでは。
この日のトレッキングで大活躍したアイテム
前半の好天で大活躍したソーラーチャージャー。
実質、強い太陽光で蓄電できたのは3時間くらい+残りは弱い光でしたが、それでも翌日のトレッキングで使うカメラのバッテリー分はなんとか確保できました。
(Amazon USAと購入すると半額以下ですよっ)
もちろんモバイルバッテリーは必需品です。
BCからガンダ・ラ峠までメインで使った超広角レンズ。
私的な位置付けはランドスケープ専用です。
防塵防滴仕様、接写、ランドスケープ、F2.8まで絞れば星景撮影もいけちゃう万能レンズ、FUJIFILM最強の広角単焦点。
この日はお花撮影で大活躍でした。
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