みちのく潮風トレイルのトレッキングで行ってきた気持ちがいいテント場(5月)をご紹介しましょう。
行動過程の結果、行ったというよりは予め狙って行きました。
これから紹介するキャンプ場はGWだというのに快適にプライベートスペースを確保できる素敵な場所です。
ノーストレス。
・種差キャンプ場(青森県・八戸市)
・明戸キャンプ場(岩手県・田野畑村)
どちらも海から近いテント場になります。
「種差キャンプ場」海を見下ろしながら泊まれる天然の芝生が気持ちがいい場所
蕪島から種差海岸のゆるふわトレッキングを終えた日は、種差キャンプ場に泊まりました。
その際、車はインフォメーションセンターからキャンプ場の駐車場へ移動しました。
とは言っても300mくらいしか離れてないのですが。
参考:種差キャンプ場
トイレも炊事場も完備してます。
車の乗り入れはできません。
すべてフリーサイトとなります。
種差海岸は天然の芝生でできた海岸です。
まるでサッカー場のコートにいるかのような錯覚を覚えます。
そんな種差海岸ですが、近くにはウミネコがやってきたり、丘の上から海を見下ろしたりできる絶景ポイントがあります。
上から押し寄せる波を眺めたり。
芝生を散歩しながらボーッと海を眺めたり。
ウミネコを撮影してみたり。
それにしてもFUJINONの単焦点レンズで切り取る絵は凄い立体感。
ただ、XF90mm F2 R LM WR をべた褒めしているだけなんですけどね。
特定の被写体を狙い撃ちしたい時、とてもいいレンズです。
海とウミネコ。
人間の住む世界と、ウミネコの住む世界が共存している空間。
ただただ海を眺めたり。
見ての通り風が強いです(この日は特別)。
こちらの記事も書きましたが、この日は風が強い日でした。
この日は西風がとても強く天気予報でも風速14m/sという予報が出ておりました。
私が歩いたのは12時台ですが、気象庁の全国データ一覧表(2019年5月2日の八戸を参照)では平均風速12.6m/s、最大瞬間風速36m/s(14:12)という数値が発表されております。
こんな感じで夜まで過ごしました。
確か20時前には寝ていたと思います。
ところで食事はどうしたのかというと、ランチは「種差食堂」で、夕食は「磯料理 芝亭」で頂きました。
食べる場所が少ないのですよ。
時刻は翌朝の4:25。
GWなのに混雑してない。
暴風のせい?朝には風が収まってましたよ。
日の出は4:31。
テント場から歩いて僅か1分強の場所から撮影しました。
いいロケーションでしょ?種差キャンプ場って。
ここではLUCUS GEARのテント「Khufu HB」を持ち込みました。
本体(アウター)、インナー、ペグなどを含めた総重量は約950g!
衝撃の軽さです。
2人が過ごすには十分な広さを兼ね備えています。
実はスルーハイクをする予定でこの軽量な「Khufu HB」を持ってきたんです。
「Khufu HB」は軽量だからと言って侮れません。
ほぼ山岳テントと同等レベルで使えるのではないかと感じております。
というのも、例の暴風は深夜まで続き、雨も少し降りましたが、ビクともしませんでしたし水もしっかりと弾いてくれました。「Khufu HB」は今シーズンの登山でもしっかりと使い込んで改めてレビューしたいと思います。
今回はほとんど外食で済ませていますがコーヒーやお茶くらいは好きな時間に飲みたかったので、お湯沸かし用にコッフェルと超軽量で風にも強いバーナー(SOTOウインドマスター)も持ってきました。
「明戸キャンプ場」山間にあるタンポポ咲き乱れる静かなキャンプ場
種差キャンプ場に泊まった翌日は車での周遊がメイン。
階上岳や久慈市の侍石辺りを軽くトレッキングをし田野畑村の「明戸キャンプ場」へ向かいました。
ここには2連泊しました。
明戸キャンプ場は、本当にこんな快適な場所でGW?と思えるほどこじんまりとした雰囲気がある所でした。
参考:明戸キャンプ場
GWが混雑するというのはアクセスし易い有名どころですよね。
そして、有名どころは景色が良かったりします。
例えば上高地や涸沢カール、朝霧高原のふもとっぱらキャンプ場なんかいい例ですよね。
都心や関西から比較的アクセスしやすく行けばまず外れることがない景色が待っています。
だからと言ってさほど有名でもない場所が劣っているということはないんです。有名どころに匹敵する、あるいは有名どころよりいいんじゃない?って場所ってあるんですよ。
ただ知らないだけです。
ただ名前が通ってないだけです。
明戸キャンプ場は、夕暮れまで長く楽しめて朝は太平洋からの陽光を一朝一番で浴びられる場所です。
その理由は地形にあります。
先ずは地図を見てみましょう。
十時マークの辺りが明戸キャンプ場です。
東方向は海、西方向は山ですが、ちょうど山間なので西陽も落ちるまでに時間があるというわけです。
Google Mapでも見てみますか。
国土地理院の地図では掲載されていない道路が「ひらいが海荘」へ通っています。新しく作られたんですね。
その道路がこれです。
この道路から見える海側には津波で決壊した防波堤の一部がそのままの姿で保存されています。
明戸キャンプ場も津波で流出したそうです。
こんな動画がありました。
そんな明戸キャンプ場もですが2015年に再開しました。
気持ちのいいロケーションにあります。
明戸キャンプ場は、広々としているのですがこじんまりとした雰囲気です。
開けたほうは国道44号を挟み海岸が広がっています。
キャンプの受付は田野畑村マレットゴルフ場の事務所で。
種差キャンプ場ではLUCUS GEARのテントを使いましたが、ここでは山岳用のテント(モンベルのステラリッジ)を使いました。
理由はテントを出しっぱなしにして北山崎遊歩道のトレッキングに行く予定だったので、まだ導入して間もないLUCUS GERRのテントを日差しの紫外線で劣化させたくなかったからです。
夜(というか夜中ですね)には星の撮影もできます。
超広角単焦点レンズ「SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS 」で撮影しました。
SNS界隈ではガリガリに現像しまくった写真が持てはやされるようですが、これで無加工ですからね。
翌日の夜に撮影。
意外と電灯の影響を受けたりします。
明戸キャンプ場の芝生にはタンポポがこれでもか!というくらい咲き乱れています。
ピースフルな場所ですよ。
タンポポのあぜ道。
XF90mmF2 R LM WRで撮影。
タンポポ見ているだけで心が和みます。
どこもかしこもタンポポだらけ。平和の象徴。
つまり、居心地がいいキャンプ場だってことです。
登山のテント場とあい通ずる物を感じますね。
明戸キャンプ場は本当に気持ちのいい場所なのでオススメですよー。
それでは。
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