昨年の2021年11月、3年ぶりに初冬の燕岳でテント泊をし稜線のナイトハイクを楽しんできました。
今回は初めて投入した赤バッジズームレンズ「XF16-55mm F2.8 R LM WR」を持ち歩きほとんどの撮影をやりました。
流石に夜の撮影は単焦点レンズがいいだろうと思い「サムヤン12mm(SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS)」も持って行ったのですが、結果的にはXF16-55mmで完結できちゃいました。
XF16-55mmは基本性能が高いですね。
賞賛される理由に納得できました。
もくじ
山の気候や装備の概要
山行や荷物については今回の記事の主要な内容ではなので箇条書きで。
- 第一ベンチから雪あり
- 月夜だった(なので絞って撮影することが多かった)
- 快晴だった
- 無風だった
- 朝の外温は-6〜7℃、テント内で-3℃だった
- テント泊装備(総重量は22kg)
- カメラぼボディは1台のみ(X-T2)
- レンズは3本(サムヤン12mm、XF16-55mm、XF70-300mm)
- 他、三脚、レリーズなど
XF16-55mmで撮影した星景写真
では、夜にXF16-55mmで撮影した写真をご紹介します。
カメラの設定は、マニュアルフォーカス、JPEG撮って出し、フィルムシミュレーションはベルビアを使っています。
ブログ掲載用に画像をリサイズしてます。
テント場の様子を撮影。
マニュアル撮影でもサムヤン12mmと同じ感覚で撮影できました。
富士山が見えますね。
八ヶ岳連峰と松本平の夜景が見えます。
定番の槍ヶ岳を撮影。
月夜の明かりで山並みが立体的ですね。
同じ場所から望遠端の55mm側で撮影しました。
望遠側でもこれだけ撮影できれば上出来ですね。
同じく望遠端の55mmで北穂高岳方面を撮影しました。
焦点距離を自由に変えつつもこれだけ撮影できるというのがF16-55mmを使った時に感じた最大のメリットです。
燕山荘とテント場。
この日は穏やかな夜で撮影がしやすかったです。
燕山荘をバックに。
燕岳。
少しピントが甘いような気がしますがヨシとしましょう。
f/13まで絞って撮ってみました。
松本平と富士山。
燕山荘まで伸びる稜線。
53mmで撮影しましたがカリカリに写っていますね。
月光に照らされたイルカ岩のシルエット。
月の光芒を出したかったのでf/11に絞り撮影しました。
月夜だったこともあり絞って撮影することが多かったのですが、マニュアル撮影のピント合わせがカメラのバックモニターを確認しながらできるので、新月の夜も使えるなと感じました。
星景撮影にXF16-55mmを使って感じたこと
- 雪上でもラフに扱える(防塵防滴なので)
- 焦点距離を変えながらも星景撮影がしやすい
- 被写界深度目盛りはないがモニターでフォーカスを確認できるので問題なし
- 広々とした星景撮影をするならサムヤン12mmには敵わない
- 日中の風景撮影をしつつも夜の撮影もレンズ1本で済ませたい時に使う位置付け
万能さという言葉はその時々で意味が変わります。
XF16-55mmを万能という言葉で表現するならば、焦点距離を自由に変えながら、画質を維持しつつ、日中にも夜も撮影できるレンズだと言えます。
以上となります。
それでは。
古い世代のX-T2でも十分過ぎるほどの絵を出してくれるレンズだなと思います。