群発地震が起きていますが、遠見尾根を歩いた前日(6月の1週目)に上高地に足を伸ばしてみました。
(明神館で休憩している時、揺れましたね)
さて、今回の上高地の印象を申し上げると
- 人が少ない!(外国人も)。静かな上高地もいいな
- 相変わらず上高地はビューティフル!
- ニリンソウのピークを狙うには少しタイミングが遅かったかな
の3点に集約されます。
それでは上高地を散策しながら撮影した写真を垂れ流しますw。
昨年2019年の5月に行った時の様子も載せるので、是非、様子を比較してみて下さいね。
新緑の上高地を散策する
さわんどの駐車場に車を泊めてバスに乗ってから行きました。
(2020年は6月時点でバスが6便/日で運行中。さわんどの始発は7:50頃)
バス停には注意書きが貼ってありました。
バスの車内。
窓を開けて走行しています。
始発が遅いだけあって、この日は大正池を8時半近くから歩き始めました。
観光客もいます。
(少し天気が曇り気味ですが後に晴れてくれました)
観光客の話を出したついでに、ちょっと自粛解除後の声明について感じていることを吐き出します(元の話題を追いたい人はスキップしてね)。
令和2年5月25日に山岳四団体が「自粛解除後の山岳スポーツ再開にむけての活動ガイドライン」を発表しました。
私はこのガイドラインの内容に違和感を感じています。
私は登山を楽しむ一個人として、この団体とは利害関係(入会してないし)がありませんし、指図される覚えもありません。
さも自分たちが権威者かのように振る舞い啓蒙することに腑に落ちない感情を抱いています(突然、湧いて出てきて強制されている感じ)。
彼等が示すガイドラインには、同意できる内容もありますが素直に首を振れない内容もあります。
具体的には以下の項目です。
- 自粛中に衰えた筋力、体幹を鍛えましょう
意味不明な声明ですね。
自粛中に筋力が衰える?
普段から体幹部(に限らずですが)を登山のために鍛えておくのは当たり前のことだと思ってます。
山が好きな人なら体をわざわざ衰えさせる行為なんてやらないでしょう(本当に山、そこで見える景色に対して気持ちがあるなら)。
- 登山中でもマスクを着用しましょう
四六時中、マスクを着用し続けるなんてあり得ない話です。
私も歩行中は着用しません。
例えば、バスの中、河童橋周辺のお店の中など密になりやすい環境でマスクを一時的に着用するなら理解できます。
しかし、「登山中にマスク着用する」なんてのは不快です。
第一に汗をかいたらマスクが不潔になります。
仮に使い捨てようマスクを持参したとしても、これまた汗で汚れて何度も交換することになり荷物が増えてしまいます。
山では水場も限られており、マスクを洗うのも難しい場面があることが容易に想像できます。
仮に洗えたとしても、洗浄に使った水を垂れ流さないような運用を山小屋ができるのか、という問題も出てくるわけです。
山岳四団体はそういう起こり得る事態も想定して発言しているのでしょうか?
あまりにも想像力が欠けていて、本当に山歩きを実践してきた人物が発言した内容なのか疑問を持ちますね。
山で行動する人は能動的に自分の頭で考えて行動する場面が多々あります。
いや、そうであるべきです。
さも権威者かのような目線で発表された声明を鵜呑みにして自殺行為をしてしまう登山者が発生しないことを切に祈っています。
閑話休題。
昨年2019年に行った時の大正池の様子。
コロナの影響なんてなかったのでバスの始発も早く6:30頃から歩き始めてましたよね。
相変わらず上高地は水が綺麗ですね。
昨年2019年の様子。
まだ上高地の新緑が初々しい感じでした。
森の中を歩くのは気持ちがいいですね。
上高地って観光地のイメージが強いのですが、足元にはお花も咲いているんですよね。
ニッコウキスゲが咲いてましたよ。
何度来ても上高地の梓川は透き通っている。
ローアングルで梓川と焼岳をカシャリ。
昨年も同じ場所から撮影していたんですね。
天気の違いはありますが、上の写真と比較してみると新緑らしい感じがしますね(5月でしたからね)。
だからと言って、6月頭の緑が嫌いというわけではありません。
渋さがありますよね。
昨年2019年。
河童橋より。
まだ少し高曇りな感じ。
河童橋を渡った白樺荘。
ホルンを吹いている方がいました。
開山祭だったようですね。
(ニュース記事:上高地のホテルが独自の「開山祭」 コロナ、地震で観光客減… 「一日も早い収束願う」)
カフェ小梨は営業中。
ブランチは蕎麦。
赤身の肉を食べないので必然的に蕎麦を選ぶことになります。
さて、ニリンソウでも見に行きますか!
ということで、右岸歩道を通って明神館まで散策します。
(左岸を歩いてる方もちらほら。明神館まで近くなるもんね)
5月29日に起きた地震で崩れた山の斜面。
(NHKニュース:【動画】地震直後 山の斜面の一部崩落 長野 松本)
こっちは昨年2019年の様子。
山の斜面はまだ健在でした。
河童橋から明神館までは、右岸歩道を通ると少し遠くなるのですが、目に優しい風景があるので好きですね。
人も少ないですし。
透明な梓川。
お花も咲いている。
セクシーな光。
せせらぎの音が気持ちいいんですよ。
今年の明神館はコロナウィルスの影響でまだ営業してません。
でもまぁ、これはこれで静かでいいかな。
さて、本命のニリンソウです。
残念ながら、タイミングが遅かったようで群生は見ることができませんでした。
でも、ピンポイントではまだ残っていましたよ。
昨年は5月の3週目に来たのですが、こんな具合でした。
桁が違い過ぎます。
気を取り直して河童橋へ戻ります。
今年はタイミングがズレたけどまたベストな時期に来たいな。
コロナが恨めしい。
ニリンソウのピークが過ぎても足下には花が咲いているんですよね。
こういうのを見る目を養わないと。
新緑の落ち葉もいいぞ!
上高地は新緑から渋い緑に変わってましたが、ちょっと標高が変わるとまだまだ新緑の木もあります。
長閑で好きです。
ど真ん中にロッジを建てて住みたい。
天気も良くなりました。
一度、河童橋でやってみたかったやつ。
ライブカメラに映っている自分の姿をスマホで表示させ写真に収める。
実際にはリアルタイムでネットに配信されず40秒ほど遅延がありました。
さわんどの駐車場に戻ります。
上高地のバスターミナルは閑散としていましたが、やはり人が並ぶと混んでる感じがしますね。
ソーシャルディスタンスなんてなかったぞ!?
昨年2019年に河童橋のしたから撮影したもの。
川の向こうには観光客が沢山いました(これで平日でしたからね)。
以上となります。
なんだかんだ言って上高地はいいですねぇ。
新緑の季節と晩秋にゆっくりと散策したくなる場所ですよ。
それでは。
撮影機材
実は昨年2019年と同じレンズを持って行ってましたね。
以下、今回持って行った撮影機材です。
- FUJIFILM X-T2
- FUJIFILM X-T3
- XF10-24mmF4 R OIS
- XF16mm F1.4R WR
- XF50mm F2 R WR
去年と唯一異なる点は、X-T3が加わりボディが2台体制になったということですね。
XF10-24mmF4 R OIS は風景撮影で愛用しているレンズ。
で使いましたね。
風景撮影がメインならXF10-24mmを好んで使うことが多いです。
(今回は大正池からかっぱばしまでの撮影で利用)
XF16mm F1.4R WR はあらゆる状況で使える万能レンズ。
お花、ポートレート、テーブルフォト、星景撮影(f2.8まで絞れば使える)、風景撮影、広角マクロなどのシーンで多彩な表現力を発揮します。
- ラダックのトレッキングでも標高4000mに咲くお花(ブログ記事)
を撮影をするのに使いました。
XF10-24mmを持ち出していたとしても、使いどころが異なるのでXF16mm F1.4R WR もお供させることが多いです。
(今回は道中のお花撮影で利用)
XF50mm F2 R WR は抜群の解像度で風景撮影で威力を発揮しますね。
山の樹林帯から見える尾根を撮影するのに丁度いい距離感なんですよ。
便利な XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS 望遠ズームというレンズがありますが、50mm付近しか使わないと分かっていれば、コンパクトなのでXF50mmを持ち出しています。
などで使いました。
(今回もニリンソウの撮影や、風景撮影で利用)