あなたは長期の海外旅行や登山、トレッキング(特に国立公園フィールドを歩くこと)でどんなカメラを持っていけばいいのか悩んでいませんか?
数あるブランドから製品を選択するのって大変ですよね。
情報も錯綜しているし。
しかし、どのブランドのカメラを使うにせよ必ず特色があるハズです。
自分が求める情報を得るためには仕様情報をベースに、多くの人から発信されている情報を自分なりに解釈をしていく力が求められます。
自分で情報を取り入れ自分の頭で考えて初めて自分にとっての最適解が導き出されます。
そのためには自分の経験と想像力が必要です。
この情報は私が国内と海外のアウトドア・フィールドを歩いた経験から、日々、熟考した思考をアウトプットしたものです。
- オリンパス
- 富士フィルム
- ペンタックス
- パナソニック
4社のカメラをどのようなシーンで活用すべきなのか考察していきます。
なお、当記事の内容は2020年2月時点で流通している機材がベースになっています。
【ご注意】
必ずしも万人に当てはまるわけではなく個人の趣向によっては再現性を担保するもではありません。
もくじ
長旅ではフットワークが大事。防塵防滴対応でかつ軽量でシステムを組めること
私なら間違いなく防塵防滴対応の機種を選びます。
なぜならば国立公園などのフィールドを歩くことも想定しているからです。
全天候型に対応しているカメラ機材は必須です。
小雨だろうが雪だろうが強気で撮影に挑めるカメラが必要です。
そこで絶対に選択しておけば間違いないであろう機材が、防塵防滴に対応したフルサイズ機のミドルクラス以上の一眼カメラです。
フルサイズ機はAPS-C機やマイクフォローサーズ機に対するメリットもあります。
- 色調を広い階調で表現できること
- 高感度に強いため高速シャッターを切りやすい
- 星空撮影でISO感度を高くしてもノイズが入りにくい
といったところです。
そのため、特定の場所・シチュエーションを狙った撮影に適していると言えますね。
ただフルサイズ機はレンズを含めたシステムが物理的に大きくなりますよね。
そのため、フットワークに欠けるという欠点があります。
長旅では軽量でシステムを組めることも重要です。
登山、トレッキング、旅ではフットワークが大事だからです。
フットワークよく動くためには、軽量で全天候型に対応できるカメラを考慮する必要がありますね。
私ならカメラのセンサー規格はAPS-Cかマイクロフォーサーズ(MFT)を持ち歩きます。
長期の海外旅行では自分がどんなものに出会えるのか未知数の部分もあります。
昨今、APS-C機やマイクロフォーサーズ機のカメラブランドで積極的にアウトドア・フィールドで使えることを銘打っているのが、
- リコーイメージングのペンタックス(PENTAX)
- 富士フィルムのXシリーズ
- オリンパスのOM-Dシリーズ
- パナソニックのLUMIX Gシリーズ
です。
どのブランドも防塵防滴または防滴に対応したレンズを有していますよね。
どのシステムを組んだらいいのか悩みどころですね。
軽量なオリンパスのOM-DシリーズやLUMIX Gシリーズなのか、それとも防滴構造のレンズが多いペンタクッスなのか、はたまたミラーレス機でありながらAPS-Cセンサーを搭載しているXシリーズなのか迷うところです。
街歩きではカメラ単体だけ考えればいい。でもフィールドで使うには全体のシステム構成を考えなければダメ
街歩きだけなら準広角か標準画角の単焦点レンズがあれば気軽に撮影できますし、F値が明るければ雰囲気のある絵を作り出すこともできます。
例えばこんなレンズが選択肢に入ってきますよね。
PENTAX
FUJIFILM
オリンパス/PANSONIC(MFT規格のため共通)
でも、フィールドではシステム全体の構成をしっかりと考えないとダメです。
広角から望遠までの画角を確保しつつも、予備用のバッテリーも含めた総重量と運搬できる大きさ(可搬性)を考慮しなければなりません。
結論を言うと、一度に2000枚の撮影をすることを前提とした場合、超広角から望遠までのレンズでシステムを組むと、どのブランドのカメラを使おうが総重量に大差はありません。
システム全体を見るとマイクロフォーサーズのミラーレスだから軽量というわけでもないのです。
あなたはカメラを首からぶら下げる派?それともホルダーに固定する派?
私は
- カメラをストラップに通して首から下げる方法
- ザックに装着したカメラホルダーにカメラを固定する方法
の方式を使い分けています。
街歩き(治安がいいという前提)なら首からカメラをぶら下げて歩きますね。
トレッキングをする時はザックにCOTTON CARRIER (コットンキャリア)を取り付けてカメラを固定して歩きます。
太いストラップを使えば首への負担が減りますが、私は汗かきなので登山中にストラップを首からぶら下げて歩くことに向いていません。
さて、ここで問題になるのがコットンキャリアに取り付けたカメラとレンズの総重量です。
広角域から望遠域までのシステムを組むと、どのブランドもさほど総重量は変わらないと書きました。
では、旅の中でも登山やトレッキングで一番多用する画角ではどうでしょうか?
【参考】
日本国内の山では「レンズ沼にハマっているあなたへ。ほぼ毎週登山に行っている私が分析したレンズの焦点距離」が適用できますね。
特定部位にかかる体感的な重量はK-3II、E-M1 Mark II、X-T3、LUMIX G9のどれを使っても変わらない
特に旅先では登山というよりも国立公園などをトレッキングする機会が多くなるでしょう。
国立公園歩きは日本の山で言う森林限界を抜けた稜線歩きに近いものがあります。
ですから広角端はフルサイズ換算で24〜28mmは欲しいです。
- APS-Cなら広角側が16mmまたは18mm
- マイクロフォーサーズなら12mmまたは14mm
になります。
一番使う画角はフルサイズ換算で 24mm〜100mm程度の画角をカバーしている標準レンズです。
着目すべき点は行動中に一番多様するレンズとボディを組み合わせた総重量です。
2020年2月現在の各社が出しているフラグシップ機で見てみましょう。
防滴対応したレンズとの組み合わせです。
※総重量はバッテリーおよびメモリーカードを含めた重量です。
但しレンズのフードや保護フィルターの重量は含めていません。
PENTAX(ASP-C)
- K-3II (バッテリー込みで790g)
- DA16-85mmF3.5-5.6ED DC WR (480g)
合計重量は1270gになります。
オリンパス(マイクロフォーサーズ)
- OM-D E-M1 MarkII (バッテリー込みで570g)
- M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO(560g)
- M.ZUIKO ED 12-40mmF2.8PRO(380g)
12-100mmを組み合わせると総重量は1130gになります。
12-40mmと組み合わせると総重量は950gになります。
※2019年2月にOM-D E-M1Xが発売されましたが、性格が異なる機種のため、E-M1 MarkⅡが広く受け入れられているフラグシップ機としています。
- X-T2(バッテリー込みで510g)
- X-T3(バッテリー込みで540g)
- XF16-55mmF2.8 R LM WR(660g)
- XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WR(490g)
仮にX-T3とXF16-55mmを組み合わせると1200gになります。XF18-135mmと組み合わせた場合は1030gになります。
本来のフラグシップ機という意味ではX-H1になるかと思いますが、ボディの物理的な大きさとバッテリーの持ち具合を考えるとX-T系にアドバンテージがあリます。
Panasonic(マイクロフォーサーズ)
- LUMIX DC-G9(660g)
- VARIO-ELMARIT 12-60mm/F2.8-4.0(320g)
12-60mmの組み合わせは980gになります。
どうでしょうか?
いずれも1kg〜1.3kgほどの重量になりますよね。
COTTON CARRIERにカメラをセットした場合、軽い!って体感できるのは総重量が600〜700gの重量になってからです。
行動中、特定部位にかかる体感的な重量は、
ペンタックス(K-3II)、オリンパス(E-M1 MarkII)、富士フィルム(X-T3)、パナソニック(G9)のどのカメラを使っても変わらない
ということになります。
国立公園などのフィールド歩きならオリンパスの ED12-100mm F4.0にアドバンテージあり
長期旅行で国立公園などのフィールドで役立つレンズはズームレンズです。
先ほどの表から更に深堀りしてみます。
いずれも防滴構造でかつ描写力に定評があるレンズを選択しフルサイズ換算の焦点距離を考えてみましょう。
- XF16-55mmF2.8 R LM WR(24-83mm)
- DA16-85mmF3.5-5.6ED DC WR (24-130mm)
- M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO (24-200mm )
- VARIO-ELMARIT 12-60mm/F2.8-4.0 (24-120mm)
XF16-55mmの望遠端は83mm相当です。
ちょっと足りないかなっ。
DA16-85mmや12-60mmは望遠端が120mm越えとバランスがいいですね。
焦点距離の汎用性ナンバーワンは断トツでオリンパスのM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROです。
フルサイズ換算で200mm相当までカバーしています。
とても魅力的ですね。
絞りもF4通しです。
基本的に行動中は広角寄りでパンフォーカスで撮影することが多いので、F値の重要度は低くなりす。
しかし、遠方の景色を切り取って撮影をしようと思った場合、200mm相当でF4の光量を得られ恩恵は大きいです。
特に曇りの天気、朝や夕方の撮影時ではF4のアドバンテージを発揮されますね。
また、望遠だと手ブレが起きやすくなりますが、シャッター速度を上げることができるため手ブレ対策にもなります。
加えてM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROには強力な手ブレ補正がついています。
E-M1 MarkIIと組み合わせた場合、5軸シンクロ手ぶれ補正で6.5段にも及ぶ手振れ補正効果を発揮します。
(強力過ぎだろ…)
以上のことから、行動中の機材として選択するのは、オリンパスのO-MD -E-M1 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO がベストです。
このズームレンズ1本あれば望遠レンズは不要ですよね。
星景撮影もしたいならオリンパスの8mm F1.8 FisheyeかXマウント用のサムヤン12mm F2が有利
星空撮影で有利なのはマイクロフォーサーズよりもAPS-Cセンサー積んだカメラです。
ISO感度を高くしてもノイズ耐性が高いためです。
さすがにフルサイズには勝てませんが。。
そこで出てくるのがイメージセンサーの画素ピッチ数です。
計算式を書いておくと
画素ピッチ数 = √(イメージセンサーの面積 /画素数)となります。
PENTAX K-3IIを例にすると・・・√(23.5mm * 15.6mm / 2400万)= 3.9 μm
- K-3 II (PENTAX) :2400万画素で3.9μm
- X-T2 (FUJIFILM) :2400万画素で3.9μm
- X-T3 (FUJIFILM) :2600万画素で3.75μm
- E-M1 Mark II (OLYMPUS) :2000万画素で3.3μm
- G9 (PANASONIC):2000万画素で3.3μm
一目瞭然ですね。
明らかに高感度耐性はK-3IIとX-T2が有利です。
PENTAX K-3IIには星を追尾するGPS機能付きのアストロレーサーが搭載されています。
【参考】PENTAX K-3 II特長
利点はレンズのF値が暗くてもISO感度を低くしても星を点像として撮影できるということです。
更に標高や緯度・軽度の位置情報も撮影データに記録することができます。
カメラ一つで位置情報を取得する能力はペンタックスが一歩も二歩も先をリードしています。
PENTAX K-3以外でもGPSユニットO-GPS1をホットシューに装着すれば位置情報取得や星の追尾が可能になります。
一方のE-M1 MarkIIでもGPS機能が搭載されているスマホからWi-Fi経由で位置情報を取得することが可能です。
しかし、ネックとなる点はスマホが必要となることです。
バッテリーの持ちにも影響がありますね。
残念ながらX-T2やX-T3にはGPS機能なるものがありません。
アストロレーサーの優位点は星を点像として捉えることができる点です。
しかしデメリットもあるんですよ。
広角レンズで星を追尾すると周囲の風景が流れてしまいます。
アストロレーサーの機能が本当に活かされる場面は超望遠レンズとテレコンを組み合わせて天体撮影をする時です。
例えば、300mmF4のレンズに1.4倍のリアコンバーター を組み合わせると焦点距離が1.4倍になります。
F値は1段落ちてF5.6です。
つまりASP-Cフォーマット機で420mm。
フルサイズ換算で630mmF5.6mの画角が手に入ります。
これにアストロレーサーを使えばF5.6の暗さは関係なくなります。
超望遠で星雲を狙うのであれば、周囲の風景が流れてしまうという問題にも遭遇しません。
やはりアストロレーサーは星景撮影ではなく天体撮影向きなのです。
星を点像として捉え、かつ景色を流さないで撮影をするにはどうしても明るい超広角レンズが必要になります。
その点、オリンパスのED 8mm F1.8 Eisheyeは明るいです。
マイクロフォーサーズ規格センサーの高感度耐性の弱さもカバーできる明るさです。
加えて防塵防滴です。
マイクロフォーサーズの8mmはフルサイズ換算で16mm相当になります。
500のルールに当てはめると31秒間シャッターを開けていても星を点像として撮影することが可能です。
F1.8の明るさがあればISO感度も高くしなくて済みます。
星空撮影をするには晴れていることが前提条件ですで防塵防滴が必須か、と問われれば「必要ない」が答えになります。
しかし、結露などした際の安心感はED 8mm F1.8 Eisheyeにありますね。
以上のことを考慮すると、フィールドで星と景色を点像として撮影することを目的にするならオリンパスのO-MD -E-M1 Mark II + ED 8mm F1.8 Fisheye の組み合わせが鉄壁です。
魚眼レンズですけど軽量ですし面白い写真を撮るアイテムと考えれば悪くない選択かなと。
魚眼ではなく風景として星景撮影をするならFUJIFILMのボディの高感度耐性とサムヤン 12mmの組み合わせが間違いないです。
何せレンズが軽量ですしフルサイズ換算18mmの超広角レンズとしても使えますからね。
ただ防滴仕様じゃないのが玉に瑕です。
写真だけでなく動画も撮影したいならFUJIFILMのX-T2がベスト
旅に出たら動画も撮影したいですよね?
最近は一眼レフにも4K解像度の動画を搭載したカメラが続々と市場に出て来るようになりました。
元祖はPanasonic の GH4 で4K60pを搭載したミラーレス一眼レフ機ですが、もはやGHシリーズに拘らなくてもいいのではないか、と思うようになってきました。
オリンパスのオリンパスのO-MD -E-M1 Mark II は4K30pの動画機能に加え5軸シンクロ手ブレ補正機能を搭載しています。
レビュー動画を見ると分かりますが、圧倒的な手ブレ補正能力です。
スタビタイザーなんか要らないんじゃないか?と思える能力です。
対抗馬となる FUJIFILM のX-T2 も4K30pを搭載しています。
静止画データで言うRAW画像に相当する動画をダイナミックレンジが広いF-logで撮影できます。
手ブレ補正を防ぐためにスタビライザーが必要になるのが玉に瑕ですが。
でも動画は素晴らしいですね。
残念ながらペンタックスは動画機能が弱いです。
フルHDの30pで撮影できますが手ブレ補正をONにすると、コンニャク現象が発生し目も当てられません。
動画機能を求めるんだったらペンタックスは選択すべきではありません。
手軽に撮影をしたいならFUJIFILMの X-T2 です。
動画を作り込みたいんだったらX-T2はとても魅力的です。
フィルムシュミレーションを適用したまま動画撮影できるからです。
後継機のX-T3では4K60pの動画を搭載してきましたが、果たして長期の旅やトレッキングでそこまでの機能が必要か?と問われると微妙ですね。
大容量のSDカードや外部ストレージが必要になります。
あくまでも移動しながら撮影しその中で可能な限り動画を残すという意味では、フルHDで撮影をしつつも必要に応じて4K30pで撮影できるX-T2で十分かなと考えています。
フィールドではバッテリーの持ちこそ正義だ。タイムラプス撮影はペンタックスK3Ⅱが有利
日本で登山するなら1泊2日が圧倒的に多いのではないでしょうか。
しかし、海外で1週間程度のトレッキングをしようと思ったら1日平均300枚撮影をしたとして、最低でも2000枚撮影できるだけのバッテリーは欲しいところです。
ちなみに2019年に行ったラダック旅行では電源の確保(停電とか)の問題もあったので、ソーラーチャージャーを持っていきましたよ。
ミラーレス一眼カメラのバッテリーは容量が少ないため撮影可能枚数が少ないです。
光学式の一眼レフの半分程度と言ったところでしょうか。
- PENTAX K-3 II(720枚)
- 2000枚撮影ではD-LI90Pが3個必要
- O-MD E-M1 Mark II(440枚)
- 2000枚撮影では BLH-1が5個必要
- FUJIFILM X-T2(340枚)
- 2000枚撮影ではNP-W126Sが6個必要
- FUJIFILM X-T3(370枚)
- 2000枚撮影ではNP-W126Sが5〜6個必要
- LUMIX G9(360枚)
- 2000枚撮影ではDMW-BLF19が6個必要
こうしてみるとバッテリーの持続時間はK-3IIが圧倒的に有利です。
E-M1 Mark IIもX-T2もバッテリーグリップを装着すれば撮影可能枚数を増やすことができますがグリップ分の重量も増えてしまいます。
バッテリー持続時間は数百枚の写真を連続で撮影するインターバル撮影時にも効果を発揮します。
インターバル撮影をしてタイムラプスを作るならPENTAX K-3II を選択しておくと間違いないですね。
システム全体の重量はどのブランドを選んでも変わらない!!結局のところ自分がやりたいことが明確でないとカメラを選択できない
それでは2000枚撮影することを前提とした場合、これまで説明してきたカメラ、標準ズームレンズ、バッテリーの重量を含めたシステム全体の総重量、特徴をまとめてみましょう。
インターバル撮影のPENTAX
インターバル撮影に強い 。
タイムラプスを作るならバッテリーの持続が有利。
カメラで位置情報を取得し星を追尾できるので低感度でF値が低いレンズでも対応できる。
画角のオリンパス
- OM-D E-M1 MarkII
- ED 12-100mm F4.0
- BLH-1 5個
- 1430g
万能なズームレンズであらゆるシーンに対応可能。
強力な手ブレ補正機能で4K動画を手持ちで撮影できる。
カバーしている画角は旅先で有利。
絵作りのFUJIFILM
- X-T2
- XF16-55mmF2.8
- NP-W126S 6個
- 1420g
旅先の動画を作り込むなら魅力的な機種。
フィルムシミュレーションがとても魅力的。
標準域のレンズの画角は少し足りないけれど、不足分を単焦点のXF90mmなどで補えば素晴らしい画質を叩き出すので絵作りをするならX-T2。
フィールドでの撮影にも強い。
バランス型のパナソニックGシリーズ
フルサイズ換算で24〜120mmの防塵防滴仕様のパナライカレンズとボディの組み合わせはフィールドでも安心。
システムとして一番軽量でありながらもスチル撮影も動画もこなせるバランス型ならLUMIX G9で決まり。
いかがでしょうか??
システム全体を見た時に重量に大きな差がないことに気づくでしょう。
K-3IIとLUMIX G9のシステムの重量差は200gです。
これに三脚やフィルターが加われば200gの重量差なんて微々たるものです。
自分が求めていることが明確でないと機材の選択をできません。
先ずは、カメラのスペックを見る前に自分の内面を見つめ直す必要があるかもしれませんね。
それでは。