最近、脚トレについて思うこと。
単純な話、脚の筋力を伸ばすだけならダンベルを持って片足スクワットをすればいいのでは?ということです。
ここで指している片足スクワットとは、フルボトム動作での片足スクワット(ピストルスクワット)です。
なぜそう感じるのか?
今年2023年に入ってから加重をしたブルガリアンスクワット(私の場合は、片方24〜32kg持のダンベルで実践してます)をほとんどやってませんが、数ヶ月ぶりにやっても筋力が発揮できることを体感しているからです。
最近はダンベルを持った片足スクワットを取り入れています。
自重からスタートし、4kgずつ重量を上げて28kgまで1セット、3〜4repやってます。
片方の手で持つダンベルの重量は20kgまでにし、それ以上はもう片方の手でもダンベルを持ってやっています。
こんな感じでしかやってませんが、筋力自体は全く落ちる気配があるどころか、調子がいいのでは?と感じています。
これなら毎週 or 隔週な感じで回数を1repずつ増やし6回まで出来たら重量を更に4kg増やす感じで、物理的にダンベルを持つのが困難になるまで地道に継続してみようかなと思ってます。
たまにブルガリアンスクワットでコンディションチェックする感じで。
もくじ
ダンベル+片足スクワットを取り入れている背景
一番の理由は時間がなくてもサクッと出来ちゃうからです。
隙間時間でできます。
低回数なので呼気が乱れません。
なので、休憩のために日常生活の一部を捧げる時間が減ります。
要するに、脚の筋力を伸ばすことだけに着目すると、投入するエネルギーに対して美味しいリターンを得られるのです。
なぜ、隙間時間に拘るのか?
私は週末に登山へ出掛けることが多いです。
登山をすると持続的に脚の筋肉を使います。
なので、筋持久力に関してはOKです。
しかし、登山だけで最大筋力に近いレベルで脚力を維持しようと思ったらそれは難しいです。
毎週末、テント装備+撮影機材を担いで歩くくらいじゃないと。
じゃあ、毎週、そんな登山をやっているのかと言えばそうではありません。
ライトな荷物で日帰り登山をすることも多いのです。
これだけだと、重装備で縦走する季節になるとパワー不足になってしまいますね。
特に段差があるような地形で踏ん張るのが辛くなります。
ここで大腿四頭筋や大臀筋の筋力の差が出ます。
登山のような持久戦では、この僅かな差がじわりと効いてきます。
目的地へ向かいながらも周囲を見る余裕があるのか、それとも目の前のことに一杯一杯で登るのか。
すなわち、筋力の余裕の有無で景色を堪能できるかどうか決まると言っても過言ではありません。
となると、登山ピーク時のコンディションを維持するには、ダンベルを持ってブルガリアンスクワットをやるのが一番なんです。
個人的にはバーベルスクワットに匹敵するワークアウトだと思ってます。
ブルガリアンスクワットをやるなら、まとまった時間の確保が必要です。
呼気が乱れる為、回復するための時間が必要だからです。
ちょっと忙しい日常があると、まとまった時間を捻出するのが惜しい時がありますよね。
そんな時は、隙間時間でできるワークアウトが理に適っていることもあるんです。
それが「ダンベル+片足スクワット」です。
ダンベル + 片足スクワットの利点
- ダンベルがあればできる
- 畳1畳のスペースがあればできる
- 低回数でOK
- 隙間時間でできる
- 潰れるリスクがない
と言ったところです。
ダンベルは重量を調整しやすいように可変式を使うと時短になります。
私はフレックスベルの32kg×2個セットを使っています。
(但し旧式なので4kg刻みでしか重量調整できませんが)
ダンベル + 片足スクワットは万能ではない
ダンベルを持って片足スクワットをやったからと言って、網羅的に強くなるわけではありません。
バーベルスクワットが強くなるとは限らない
ダンベル片足スクワットで大腿四頭筋や大臀筋の筋力が伸びたとしても、バーベルスクワットが強くなるとは限りません。
バーベルスクワットでは脊柱起立筋で重量を支えています。
仮に脚力がバーベルの重量に耐えられたとしても脊柱起立筋の強さが伴ってなければ、スクワット動作の途中で体幹部が耐えられなくなって崩れ落ちてしまいます。
バーベルスクワットを強くするには、バーベルスクワットをやるのが一番です。
しかし、環境なくてできないという人もいるでしょう。
そんな時はデッドリフトなどで脊柱起立筋を鍛えておく必要がありますね。
筋肥大には向かない
ダンベルを持った片足スクワットは高負荷・低回数を意識したワークアウトです。
ぶっちゃけ、心肺機能的も筋疲労的にも楽です。
そのため脚がパンパンになるということはありません。
当然のように筋肥大には向きません。
脚を太くしたいならバーベルスクワットやダンベルを持ったブルガリアンスクワットで、8回程度できる重量 (当然、心肺機能も使う)でワークアウトをやるのが一番だと思います。
筋持久力は伸びない
筋力発揮をメインにしたワークアウトなので筋持久力が劇的に伸びるということはありません。
筋持久力を伸ばすなら、自重の高回数ブルガリアンスクワットや、ちょい負荷の高回数スクワットをやりましょう。
実用場面で使う筋肉を網羅できない
ダンベル片足スクワットは筋力を伸ばす(または最大筋力を維持する)という観点では、とてもいいワークアウトですが実用場面で使う筋肉を網羅できません。
実用場面で使う筋肉を意識するならブルガリアンスクワットをやり込むことです。
実用性という観点では持久系を使うことが多いので高負荷・低回数よりも低負荷・高回数で実践するのが現実的かなと思います。
以上となります。
それでは。