望遠ズームレンズ「XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR」を登山でも持ち出して使いました。
ファーストインプレッション的な記事(主にお花撮影)はこちらをご覧ください。
今回は登山での使用感がメインの記事となります。
こんな疑問を持っている方は参考にしてみてくださいね。
- 登山用の望遠レンズにXF70-300mmかXF55-200mmのどちらを導入しようか悩んでいる
- 登山で107-457mm相当の焦点距離ってどうなの?
- 雷鳥って撮れる?
- テレコンって必要かな?
- お花撮影は?
- ラフな撮影でも手ぶれ補正効いてるの?
- 持ち運びはどうなの?
撮影地は以下の3箇所。
- 五竜岳・遠見尾根:近距離にある山肌、人物
- 姫神山・田代口コース:お花、遠距離にある景色
- 御嶽山・濁河温泉コース:雷鳥、山からの風景、山麓からの風景
上記の山域で望遠レンズで撮影したいと思えるシーンはカバーできていると思います。
作例はすべてJPEG撮って出しのもを掲載しますのでご参考下さい。
(換算XXmm相当)の記載はFUJIFILM Xシリーズの換算である1.523倍をかけてフルサイズ換算としています。
例えば70mmの焦点距離でも”105mm相当”ではなく”107mm相当”として表現しています。
もくじ
遠くの山を引き寄せる
晩秋から厳冬期(残雪も含む)にかけては遠くの山肌を引き寄せて撮影したくなります。
山の懐まで入る機会が減り少し遠目から山を眺めることが多くなるからなんですよね。
こんな時に望遠レンズが大活躍してくれます。
残雪の尾根から近くの山肌を撮影する(五竜岳・遠見尾根)
4月の終わりに残雪の遠見尾根を歩いてきました。
この時は、X-T2とXF10-24mmF4 R OIS、X-T3とXF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WRの2台体制で行動しました。
ここではXF70-300mmで撮影した写真を紹介しますね。
遠見尾根から隣の尾根を70mm(換算107mm相当)で撮影。
雪解けで雪崩れている谷間。
こちらも70mmで撮影してます。
残雪で連なる尾根を289mm(換算440mm相当)で撮影。
五竜岳。
槍ヶ岳が見えました。
望遠端の300mm(換算457mm相当)で撮影。
手ブレ補正は十分に効くレンズですがリスクを回避するために、シャッタースピードダイヤルを1/2000秒に回して撮影しました。
FUJIFILMのカメラ良いところは「○○優先モード」という概念に捉われない点です。
シャッタースピードダイヤル、露出補正ダイヤル、感度ダイアルを回せば済む。
物理的に直感操作できるんですよね。
八方尾根越しに小蓮華岳を98mm(換算149mm相当)で撮影。
鹿島槍ヶ岳。
少し目線を下げて鹿島槍ヶ岳の山腹を切り取りました。
春の訪れを感じる1枚。
写りは必要十分です。
でも遠見尾根からの撮影だと広角側が焦点距離的に苦しい時がありました。
ちょっと遠くを切り取りたいんだけど70mmだとちょっと狭いなぁ、50mmくらいだと丁度いいんだけどなぁと感じることがあり、中間の焦点距離は妻が持ち出していたXF16-80mmで撮影してもらいました。
山肌が近距離にあるような地形であればXF55-200mm(関連記事)を使った方が焦点距離的に使いやすいかなと感じた山行でした。
これが厳冬期だともっと五竜岳や鹿島槍ヶ岳の姿を引き寄せて撮影したくなるでしょうからその際にはXF70-300mmの本呂を発揮かな。
(厳冬期にも行きたいぞ)
盆地を挟んで岩手山を撮影する(姫神山)
姫神山の山頂から岩手山(昨年の登山はこちらの記事)を撮影しました。
岩手山の山頂までは直線距離で21km離れています。
70mmで撮影すると裾野に滝沢市が見えるのが分かります。
300mm(換算457mm相当)で撮影。
超望遠レンズの焦点距離になると21km離れている岩手山が間近に見えます。
少し引いて249mm(換算379mm相当)で撮影。
5月頭ですがまだまだ雪がありますね。
X-T3のドライブダイアルをパノラマに設定し撮影をしました。
手持ちでいい感じに写りましたよっ。
165mm(換算251mm相当)で撮影。
このくらいの焦点域になると70-200mmクラスの望遠レンズに近い距離感になってきます。
写真は沢山撮ったのですが似たような写真が多いので4枚だけの抜粋としました。
見返してみると多くの写真は200〜300mmで撮影しているものが多かったですね。
焦点距離的にはフルサイズで言う100-400mmクラスのレンズに相当します。
遠見尾根の撮影とは対照的に、20km程度離れた場所から大きめの山を狙うにはXF70-300mmは丁度いい焦点距離をカバーしていると感じました。
山の上から近辺の被写体を引き寄せて風景を撮影する(御嶽山)
先日行った御嶽山でもXF70-300mmを持ち出しました。
風景というよりは雷鳥がいれば撮影したいなぁと思って持って行ったのですが、意外と近場の風景を引き寄せるのに大活躍してくれました。
静かな三の池。
昨年2020年の夏はこの界隈を周遊しましたね。
この季節ならではの光景。
シーカヤックで遊びたい光景です。
四の池越しに開田高原を撮影。
山麓から山を撮影する(御嶽山)
山麓からXF70-300mmを使ったらどんな感じになるでしょうか。
山から近い距離からの撮影では広角端の70mm側を多用しますね。
遠見尾根で感じた50mmくらいが欲しいという感覚は感じなかったかな。
濁河温泉スキー場跡から御嶽山を撮影。
チャオ御嶽から見た乗鞍岳。
御嶽山展望台から。
同じ場所から引き寄せて撮影ました。
手持ちでパノラマ撮影をしました。
70mmで丁度いい感じかな。
登山で山を被写体とした撮影をするなら標準域が必要
登山最中の山を被写体とした撮影がメインならXF55-200mmの焦点距離が良い場合もあります。
XF10-24mmやXF16mmF1.4などと組み合わせで行く場合は尚更です。
個人的には24mmから50mm付近までは抜けていても山の風景を撮影するぶんにはそれほど困ることはありませんが、50mmから70mmの間は抜けるとちょっとキツいかなと感じたのは遠見尾根の作例で触れた通りです。
風景フォトグラファーのAndy氏(彼はXユーザーです)も同じようなことに言及しています。
風景撮影と山岳写真は少しニュアンスが違うかもしれませんが相通ずる部分もあるかなと。
135mm以降の焦点域についてはXF70-300mmの方がシャープに写ることを認めつつも、撮影旅行へ出かける際はXF10-24mmとXF55-200mmの方を好んで持って行くだろうと。
24mmと70mmは画角のギャップがあり過ぎるからなんですよね。
とは言え、XF55-200mmは防塵防滴仕様ではありません。
そこで、防塵防滴仕様でテレコンを利用できるXF70-300mmを登山最中に雷鳥撮影(後述)をする目的で購入を考える人もいるでしょう。
XF100-400mmと比較したらコンパクトですし、サイズ感もXF55-200mmと近く取り回しがいいですからね。
登山最中に山を被写体とした撮影をすることを目的としてXF70-300mmを持って行くなら標準ズームレンズを持って行くといいと思います。
この2本なら50mm付近の画角で悩むことはありませんし、防塵防滴仕様なので天候の変化にも対応できます。
- XF16-55mmF2.8 R LM WR
- XF16-80mmF4 R OIS WR
私はXF16-80mmを使っています。
特に稜線系の縦走登山から離れる厳冬期には超広角レンズよりも標準ズームを使った方が利便性が良かったりしますし。
追記:2021年11月にXF16-55mmも追加しました。
必要ならXF10-24mmも持って行くというスタンスで。
10〜20km離れた被写体を撮るなら軽量な超望遠レンズとして大活躍する
- 燕岳から槍ヶ岳を撮影したい。
- 秋の早朝に山の稜線から下界に広がる雲海を撮影したい。
- 山の上から富士山を撮影したい。
上の写真は11月の燕岳をナイトハイクし稜線から富士山と雲海を狙ってXF55-200mmで撮影したものです。
このような雲がある写真ではそれほど影響を感じませんが、もっと繊細な風景(木々があるとか岩肌があるとか)だと望遠端の撮影で解像度の低下が認められます(※)。
そんな時にXF70-300mmが大活躍してくれること間違いなしです。
中間域である200mmを使って撮影をすれば解像度の悩みも無くなりますし。
※XF55-200mmも中間域でのパンフォーカス撮影ならXF90mmF2と遜色ないことを申し上げておきます。
人物・看板・登山の小物を撮る
私は山で人物を撮影するなら換算135mm程度の焦点距離のレンズを使うのは望ましいと考えています。
その理由は山だと人物との距離がある程度あるからです。
私は登山で人物を撮影する時はXF90mmを好んで使っています。
これがまた絶妙な距離感でいいんですよ。
写りも抜群ですし。
しかし、XF70-300mmで撮影する目的(雷鳥とか)がある時には、物理的な荷物の制約からXF90mmを持ち出せないことも想定されます。
そこで人物を撮影したらどんな感じなのでしょうか。
ボケ量に関することを言えば…
XF70-300mmが(300mm ÷ f/5.6)で53.6
XF90mmが(90mm ÷ f/2)で45
になります。
同じ地点に立ち同じ被写体を撮影した場合、背景のボケ量はXF70-300mmの方が大きくなる計算(300mmで撮影した場合)ですが、ボケの美しさはXF90mmには及びません。
とは言え、XF70-300mmでも登山最中に人物撮影はメインではないけど撮りたいなと思った時に撮れてしまうのは実用範囲内です。
看板くらいなら標準ズームレンズや単焦点レンズでも撮れますよね。
XF70-300mmで撮るとこんな感じですよってことで。
ギアや登山の小物も似たような感じです。
XF70-300mmでも用途外ではありますが普通に撮れます。
お花を撮る
お花撮影の印象はファーストインプレッションの記事でも書いた通りです。
登山だと物理的に足を踏み入れて撮影することが難しいことがあります。
そんな時に望遠レンズがあると便利ですね。
XF70-300mmは近くの被写体を写すのが得意なレンズですね。
最大撮影倍率が0.33倍ですから簡易マクロ的な撮影もできます。
(エクステンションチューブMCEX-16を併用で撮影倍率は0.43倍になりますが、0.1倍程度の向上なら使わなくてもいっか….)
換算457mmで最短撮影距離が83cmですから足を踏み入れたはいけないんだけど少し手を伸ばせば届くような距離感にあるお花を大きく撮影できるという点でアドバンテージがあります。
これは姫神山の田代口コースの途中に咲いていたカタクリです。
特に物理的な制約がある場所でもありませんが、こんな感じで撮れますよってことで。
ですが…周囲をボカしつた雰囲気を撮るのは苦手なレンズでもあります。
背景の美しさは断然XF90mmの方が上です。
以上のことを踏まえると…
- 物理的に足を踏み入れることできない場所に咲くお花を大きく撮影するならXF70-300mm
- お花を含めた周囲の雰囲気を撮るならXF90mm
を選択するといいかな。
雷鳥を撮る
登山がメインで雷鳥が居たら撮りたいなと思うならXF70-300mmは良い選択肢になるのではないでしょうか。
ガスっていても雷鳥はバッチリ撮れますよー!!
連写もOK。
雷鳥の写真
先日の御嶽登山で撮影した雷鳥の写真になります。
登山中はXF16mmF1.4をつけたX-T2で写真を撮影していたのですが、雷鳥がいたので予めザックに入れておいたXF70-300mmをつけたX-T3を取り出して撮影を開始しました。
X-T3とXF70-300mmを合わせても重量は1.2kg程度なのでザックに入れておいても苦にならないんです。
このコンパクトさは超望遠域(457mm相当)までカバーできるレンズとして優秀ですね。
岩の間からちょこんと頭を出す雷鳥。
あまり何も考えずに望遠端の絞り開放300mm/f5.6で撮影しました。
同じ場所からスポーツファインダーモードで撮影。
1.25倍にクロップされますから1660万画素相当になります。
1600万画素のカメラでも解像度に不満はありませんから必要十分だなと感じます。
1.25倍にクロップされたことで375mm(570mm相当)での撮影ができます。
わずか650gのレンズを持ち出しただけでこれだけの焦点距離を稼げるんですよね。
ピントはコンティニュアスAFで合わせています。
なお、ファームウェアはVer.4.00以降を適用しています。
これによりX-T3のAF能力がX-T4並みになりました。
ドライブダイアルは高速連写(CH)に設定して撮影しました。
メカシャッターなので11fpsです。
電子シャッターであれば、ドライブモードで30fps(1.25X クロップ)に設定することで更なる高速連写で撮影ができますが、雷鳥の撮影にそこまでは要らないかなと思います(雷鳥って動きが激しくないし)。
シャッタースピードは1/600〜1/800秒程度で撮影できていますが、この雷鳥に出会したシーンのようにラフにカメラを構えて撮影をすると手ブレが起こることがあります。
そんな中でもXF70-300mmの手ブレ補正機能も機能しているのかなぁと思いました。
上の写真を切り出したもの(こちらは圧縮なしで掲載)。
ガスっていてクリアじゃありませんが、手ブレもなく、解像度も必要十分であることが分かるのではないでしょうか。
こちらはスポーツファインダーモードを解除して撮影。
再びスポーツファインダーモードで撮影。
雷鳥ってその場からは激しく動きませんが、頭をちょこちょこと動かすので顔からピントがズレてしまうことが有ります。
やはりここでもCH(高速連写)で撮影しました。
上から目線な雷鳥。
キョロキョロと頭を動かす雷鳥。
ワイド端の70mm(換算107mm相当)で撮影。
このようにハイマツ越しから撮影するような位置に自分が立っている時は、標準ズームレンズ(例えばXF16-80mm)だとこのくらいの距離感が限界になります。
同じ場所からの撮影でも300mm(換算457mm相当)だとこんな距離感になります。
300mmまで使わなくても撮影できるシーンもありますね。
214mm(換算325mm相当)で撮影しました。
同じく214mmで撮影。
ピントを奥の雷鳥に合わせました。
登山道から少し離れたので300mで撮影。
少し引いて258mm(換算392mm相当)で撮影。
もう少し引いて185mm(換算281mm相当)で撮影。
ガスガスの中でしたが雷鳥を問題なく撮影できることが確認できました。
今度は晴れている天候の中で撮影したいな。
追記:夏に白馬岳から白馬大池にかけて縦走した時に雷鳥を近くで撮影できる機会に恵まれました。詳細はこちらの記事をご覧ください。
登山最中に雷鳥に出会した場合で、かつ、登山道から物理的に離れている場所から撮影するならXF70-300mmがあると撮影しやすいですよ、というお話でした。
雷鳥撮影にテレコンは必要か?
雷鳥撮影が目的の山行ならテレコンはあってもいいのかなという気はします。
望遠端でテレコンを使えばスポーツファインダーモードでクロップせずとも換算630mm相当の焦点距離で撮影ができます。
テレコンバーター XF1.4X TC WRを使うと絞り開放のF値がf/8になりますが、XF100-400mmに匹敵する焦点距離を稼げることになりますね。
作例を見ての通りガスガスの条件の中でも日中であれば、ISO160、f/5.6でシャッタースピードは1/500秒以上は稼げています。
絞りがf/8であったとしても、ISO値を320に設定すれば同じシャッタースピードで撮影できます。
XF70-300mmにXF1.4X TC WRを加えても重量は約780g(フードを含む)になります。
この重量はXF100-400mm(1375g)の6割以下に相当します。
ISO感度や絞り開放がf/8になることを容認できるのであれば、XF70-300mm+テレコンが可搬性の面で有利になります。
スポーツファインダーモード(換算571mm相当)も実用範囲
登山そのものがメインならスポーツファインダーモードを併用するといいですね。
たったの650gのXF70-300mm(フードを含む)を加えるだけで撮影領域が広がること間違いなしです。
スポーツファインダーモードを使うことで1.25倍にクロップされ、擬似的に375mm(換算571mm)の焦点距離で撮影することができます。
前述した通り画素数は1660万画素になりますが実用範囲内だと思っています。
考えてもみてください。
かつてのプロフェッショナル向けのNikon D4の画素数は1660万画素でした。
FUJIFILM X-T1、PENTAX K-30などのAPS-C機でも1600万画素が一般的でした。
E-M5やGX7などのマイクロフォーサーズ機でも1600万画素が一般的でした。
これらのカメラで撮影された写真と、現代の2400万画素を搭載するAPS-C機で撮影された写真を比較した場合、パッと見で解像度の点で区別はつかないのではないでしょうか。
例えばこの写真はLUMIX GX7(1600万画素)で撮影したものです。
ということを考えると、1.25倍にクロップしても全然OKじゃないかと思います。
スポーツファインダーモードを使う時、X-T3のファンクションボタンを押すと呼び出せるようにしています。
私はFn2ボタンを割り当てています。
Fn2に設定しておくと、ファインダーを覗いたまま人差し指でシャッターを半押ししたと同時に、中指でFn2ボタンを押しスポーツファインダーモードに移行できるので使い勝手がいいんですよね。
スポーツファインダーモードはX-Trans CMOS 4センサー搭載機種に実装されています。
(X-T4、X-T3、X-Pro3、X-T30、X-S10 etc)
登山における各望遠レンズに対する感覚
一口に登山と言ってもその人が持つ嗜好は千差万別です。
三脚を持ち込んで山岳風景を撮影したい人。
張り込んで雷鳥をひたすら撮りたい人。
歩くことを目的としつつも色々な風景をスナップ撮影したい人。
特定のお花を撮影したい人。
百花繚乱たるお花畑を撮影したい人。
登山者を撮影したい人。
そこで選ぶべきレンズも変わってきますよね。
どんな時にどんなレンズを持って行ったらいいのでしょうか?
ここでは私が感覚的に感じているレンズを列挙してみます。
- XF90mmF2 R LM WR(換算:137mm相当)
→ お花畑の雰囲気、人物撮影、特定の被写体の撮影、などを全天候型で対応したい
- XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR(換算:76-213mm相当)
→ あらゆる天候の中で山岳風景に振り切り自分なりの定点地点を定めた場所で撮影をしたい、前ボケも表現したい
- XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS(換算:84-305mm相当)
→ 登山における拠点(テント場や山小屋)を中心とした風景撮影
- XC50-230mmF4.5-6.7 OIS II(換算:76-350mm相当)
→ カメラ2台体制で1台は常に望遠レンズを付けて歩きながらのスナップ的な風景撮影をしたい
- XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR(換算:107-457mm相当)
→ 登山がメインだけど、遠くの風景、雷鳥がいたら撮影したい、お花、人物も撮影したい、全天候型で対応したい
- XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR(換算:152 – 609mm相当)
→ 雷鳥撮影がメインで張り込んで撮影することが目的
という感覚で捉えていますね。
その中でもXF70-300mmは超望遠域もカバーできる便利で可搬性に優れたレンズだと思っています。
XF70-300mmを選ぶと幸せになる人
- 登山最中に雷鳥を撮りたい人(ガチで狙わないけど見付けたら撮りたいなみたいな感覚)
- 遠くの山や雲海を撮影したい人
- 物理的に足を踏み入れるのが困難な所から特定のお花を撮影したい人
- 天候の変わり目に劇的な景色を撮影したい人(XF16-80mmとの併用がオススメ)
上記の用途を求めている方であれば、XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WRは良い選択肢になると思いますよ。
コンパクト!
軽量!
防塵防滴!
写りよし!
X-T3やX-T4などのスポーツファインダーモード併用で571mm相当まで撮影可能!
それでは。
フードが深い為に個人的にはプロテクターがなくても大丈夫かなという気がします。
というか、私はこのレンズに関してはプロテクターを使ってません(他のレンズには使ってますよ)。